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夜のやさしい手 (白泉社文庫 は 3-6) 文庫 – 2008/3/14
波津 彬子
(著)
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2008/3/14
- ISBN-104592885996
- ISBN-13978-4592885993
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2008/3/14)
- 発売日 : 2008/3/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 268ページ
- ISBN-10 : 4592885996
- ISBN-13 : 978-4592885993
- Amazon 売れ筋ランキング: - 503,247位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月1日に日本でレビュー済み
平成3年から8年にかけてレディース雑誌に掲載された6編に、単行本書き下ろし1編を加えて出版されたものです。「夜のやさしい手」、「花の家」、「会わずに愛して」、「にっぽん・ぱらだいす」、「月の光」、「たとえば白い花の下に」、「女神の末裔」が収められています。
波津先生らしく、どれもはんなりと優しく不思議で、少しユーモラスな面もある作品群です。猫が主役?のものが2つありますが、波津先生は猫がお好きなんでしょうか。
特に気に入ったのは「にっぽん・ぱらだいす」、アメリカから赴任してきた日本大好き日系3世の男性と祖父と2人暮らしの女性の恋。祖父はちゃきちゃきの江戸っ子でかわいげがあり、風情ある下町の様子がとてもいいです。
「月の光」はホラー仕立ての不気味な作品ながら、亡くなった夫を思う妻の気持ちが悲しいです。
波津先生の作品はどれも絵が本当にきれいですね。読んでいくうちに心が静まってくるような作品集でした。
波津先生らしく、どれもはんなりと優しく不思議で、少しユーモラスな面もある作品群です。猫が主役?のものが2つありますが、波津先生は猫がお好きなんでしょうか。
特に気に入ったのは「にっぽん・ぱらだいす」、アメリカから赴任してきた日本大好き日系3世の男性と祖父と2人暮らしの女性の恋。祖父はちゃきちゃきの江戸っ子でかわいげがあり、風情ある下町の様子がとてもいいです。
「月の光」はホラー仕立ての不気味な作品ながら、亡くなった夫を思う妻の気持ちが悲しいです。
波津先生の作品はどれも絵が本当にきれいですね。読んでいくうちに心が静まってくるような作品集でした。
2013年8月24日に日本でレビュー済み
時折無性に読みたくなる波津作品。過激さはないけれど物足りなくはない。その按配が心地よい。
わるものがちょいまぬけでほほえましい1編。いい年して怖がりなお父さんもかわいい。朝は「めし」
と決めてるのに寝坊した孫娘にトーストを食べさせられて「ちっ しょーがねえ」と言ってパンをくわえ
てる職人のじーちゃんの点々目もいいかんじの1編。
日本家屋がきれいに描き込まれていて清々しい。汗をかかない感じの、シャツ姿のきれいな男の立ち姿
も気持ちいい。絵がきれいでいいなあ。
わるものがちょいまぬけでほほえましい1編。いい年して怖がりなお父さんもかわいい。朝は「めし」
と決めてるのに寝坊した孫娘にトーストを食べさせられて「ちっ しょーがねえ」と言ってパンをくわえ
てる職人のじーちゃんの点々目もいいかんじの1編。
日本家屋がきれいに描き込まれていて清々しい。汗をかかない感じの、シャツ姿のきれいな男の立ち姿
も気持ちいい。絵がきれいでいいなあ。