この大判サイズの本(一頁がA4サイズの紙と大体同じ。本のほうが、横の長さが少し長いけれど)は、最初、図書館で借りたんですよね。でも、パラパラっとめくって拾い読みして、そしたら「この本は、どうしても自分のものにしてとっとけるようにして、でもって、ゆっくりと、いつでも開いて読めるようにしたいな」と思いまして、それで購入した次第です。
イギリスを代表する著名な絵本作家・ジョン・バーニンガムさんの自伝なんだけど、読みごたえがあって、とっても魅力的なのね。どこがそんなに良いのか。特に良いと感じたところを三つ、挙げてみます。
★良いと思ったその一。
素敵な写真と絵が、数多く掲載されている。バーニンガムさんの絵本の絵も良いけれど、それ以上に、彼の若き日を撮った白黒写真の数々が素敵です。
★良いと思ったその二。
先述したとおり、本のサイズが大きいので、掲載した写真や絵の数々が、とても見ごたえがあります。なかでも、見開き二頁にわたって載ってる絵本からの絵が素晴らしい。
『はるなつあきふゆ』の絵とか、『クリスマスのおくりもの』の絵とかは、特に。
★良いと思ったその三。
気さくで、温かみのあるジョン・バーニンガムさんの人柄にじかにふれるような、語り口調の文章が良い。灰島(はいじま)かりさんの訳文も、こなれていて、読みやすいです。
本書のラスト、奥付けの一頁に、《パート1 終わり 続く……》とあります。『パート2』が刊行され、日本語版が出るなんてことがあったら、ぜひ読んでみたいっすね。
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ジョン・バーニンガムわたしの絵本、わたしの人生 大型本 – 2007/10/1
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- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社ほるぷ出版
- 発売日2007/10/1
- ISBN-104593561817
- ISBN-13978-4593561810
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登録情報
- 出版社 : ほるぷ出版 (2007/10/1)
- 発売日 : 2007/10/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 225ページ
- ISBN-10 : 4593561817
- ISBN-13 : 978-4593561810
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- カスタマーレビュー:
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2021年6月6日に日本でレビュー済み
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2014年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
挿絵や写真が豊富に載せられています。日本語訳が楽しかったです。また,続編を期待しています。
2015年8月17日に日本でレビュー済み
ジョン・バーニンガムの自伝です。トレーラーハウスの少年時代、9つの学校に通ったちょっと(かなり?)変わった経験、良心的兵役拒否の青年時代の奉仕活動、美術工芸学校時代の作品、卒業後作成した地下鉄ポスター、絵本作家としてのデビュー作となる「ボルカ」の完成と続きます。それぞれがとてもユニーク。絵本作家となってからについては、多くの絵本を対象に、発想したきっかけやその絵本をめぐるエピソードなどが、いろあざやかな多くの原画(それぞれの絵本の代表的なページだけですが)やそのころのさまざまな写真とともに、イギリス人的なユーモアをまじえながら、たんたんと書かれています。もちろん絵もたのしいし、文章を読むとバーニンガムの人となりや発想がとても面白い。ちょっと値段が高いけど、バーニンガム絵本のファンには、きっと、興味深い内容で、ヘエーとなって、ワッハハとなる楽しい本です。巻末に、バーニンガムの年譜と著作一覧がついてます。
2011年1月22日に日本でレビュー済み
バーニンガムが自分の作品を示しながら、自分の人生を語っていく一冊。
厳しい時代、きつい時代もありますが、それでもユーモアを忘れない姿勢は、この作家らしい。
ああ、やっぱりバーニンガムはバーニンガムだったんだと、わけのわからないことを考えました。
お宝の資料と絵が、こんなにたくさん載っていいのかしらと思うほど満載!
バーニンガムファンはお手元に。ファンでない人も絵本の資料として役立ちますよ。
厳しい時代、きつい時代もありますが、それでもユーモアを忘れない姿勢は、この作家らしい。
ああ、やっぱりバーニンガムはバーニンガムだったんだと、わけのわからないことを考えました。
お宝の資料と絵が、こんなにたくさん載っていいのかしらと思うほど満載!
バーニンガムファンはお手元に。ファンでない人も絵本の資料として役立ちますよ。
2008年1月9日に日本でレビュー済み
バーニンガムの自伝、初期からの作品がずっしり詰まった一冊。作品もさることながら
バーニンガム本人のカッコよさに目を奪われる。絵本界の風雲児としてデビューした頃の
写真などいい味出してる!絵本作家で愛車がモーガンとかそんなのが似合う人他にいる?
彼が人生を振り返る時、幼少時代トレーラーハウスで暮らしていたとか、兵役拒否者時代の
思い出とか、びっくりするような内容をさらりと語る語り口も、これまたカッコイイ。
それはちょうど彼の絵本のさらりとした文章や、メカはリアルなのにライオンは脱力系という
ような軽く予想を裏切られる感じと似ている気がする。
自分の見た目はどんどん「ガンピーさん」に似てきているというバーニンガム。でもツルツルに
なった七十代の彼もやっぱりカッコイイのだ。
巻末リストを見ながら未訳をショッピング〜の愉しみも。
バーニンガム本人のカッコよさに目を奪われる。絵本界の風雲児としてデビューした頃の
写真などいい味出してる!絵本作家で愛車がモーガンとかそんなのが似合う人他にいる?
彼が人生を振り返る時、幼少時代トレーラーハウスで暮らしていたとか、兵役拒否者時代の
思い出とか、びっくりするような内容をさらりと語る語り口も、これまたカッコイイ。
それはちょうど彼の絵本のさらりとした文章や、メカはリアルなのにライオンは脱力系という
ような軽く予想を裏切られる感じと似ている気がする。
自分の見た目はどんどん「ガンピーさん」に似てきているというバーニンガム。でもツルツルに
なった七十代の彼もやっぱりカッコイイのだ。
巻末リストを見ながら未訳をショッピング〜の愉しみも。