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トランク・ミュージック 上 (扶桑社ミステリー コ 7-10) 文庫 – 1998/6/1

4.3 5つ星のうち4.3 73個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 扶桑社 (1998/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 337ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4594025137
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4594025137
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 73個の評価

著者について

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マイクル・コナリー
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月19日に日本でレビュー済み
ロスでトランクから死体が発見されて・・・というお話。

今回はボッシュ刑事の元恋人、エレノア・ウィッシュが再登場という事が売りになっておりますが、そのエレノアが登場する一作目の「ナイト・ホークス」を読んだのが大分前な物で、よく覚えていなかった事を白状しておきます。

それ以外でも流石コナリーだけあって複数の登場人物が位相を変えたり、プロットが錯綜したりしながら、ああまり判りにくくならずに読める、上出来のミステリになっております。

個人的にはある作家の代表作に似た感じのプロットの物があり、それを参考にしたか、たまたま偶然似てしまったか、という感じもしました(作品名や作家名を出すと興を削ぐ恐れがあるので言えないのがもどかしいですが)。

他のハードボイルドに比べて、作品やキャラクターに深みや昏さが足りないという見識があり、私もそう思ったりもしますが、普通に読んで楽しければ娯楽小説としては成功していると思うので☆はこうしておきました。人に依っては甘いと叱られるかもしれませんが、すいません。

ボッシュの私生活も、元恋人の再登場でどうなるか気になる第5作。出来ればシリーズ順に是非ご一読を。
2017年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ノンシリーズの『ザ・ポエット』を経て再びボッシュ登場。時はまだ野茂がドジャースで現役で投げていた時代。シリーズ再開の事件はハリウッドの丘で遺棄されたロールスロイスのトランクから頭を撃ち抜かれた遺体が見つかるという不穏なムードで幕を開ける。
そしてこの事件がボッシュが殺人課に戻ってから初めての事件であることが明かされる。前回『ラスト・コヨーテ』で自身の母親に纏わる事件を解決した後、強制ストレス休暇を取らされ、亡くなったパウンズの後任として配属されたグレイス・ビレッツ警部補からリハビリ期間として盗犯課に配属されるが、過去最低の殺人事件解決率を記録するとその梃入れとしてボッシュは殺人課に返り咲き、そして迎えたのが今回の事件である。

新生ボッシュシリーズの大きな特徴はやはりチームプレイの妙味にある。これまで孤立無援、一匹狼の無頼刑事として誰も信じず、頼らずに捜査を続けていたボッシュだが、亡くなったパウンズに替わって新しい上司グレイス・ビレッツは相変わらず綱渡り的なボッシュの強引な捜査に一定の理解を示し、後押しする。またボッシュがリーダーとなったジェリー・エドガーとキズミン・ライダーのチームは個性的で有能で、尚且つ自身のキャリアを危険に晒すことになりながらもボッシュの捜査の正当性を信じ、付いていく忠義心を見せている。今までボッシュの昏い過去に根差された刑事という生き方といったような重々しさから解放された軽みというか明るみを感じさせる。それは単に久々の殺人事件捜査に携わることからくるボッシュの歓喜に根差したものだけでなく、やはり理解者を得たこと、そして仲間が出来たことに起因しているに違いない。
また忘れてならないのはアーヴィン・アーヴィング副本部長の存在だ。彼もまた警察の規範の守護者として振る舞いながらボッシュに対して理解を示し、彼をサポートする。実に味のあるバイプレイヤーぶりを本書でも発揮している。

『ラスト・コヨーテ』で忌まわしき過去を清算したボッシュの、本作における立ち位置はそれまでにないほど暗鬱な雰囲気が払しょくされている。しかしこの男の抱える闇はまだ晴れていないのではないかと個人的には感じているので、今後の彼の活躍、また彼に降りかかる災厄に注目していきたい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『ブラック・ハート』『ラスト・コヨーテ』で自らの過去に向き合い、自身の心の中の葛藤を乗り越えたボッシュが、謹慎期間を乗り越え久々に殺人事件に取り組むことができる喜びが感じられる新たなステージに移行したとの印象を受ける本作。
 ともに働く周りの状況も、「必ずしも常に正しいわけではないが、それを認めることをためらわない」新しい上司ビレッツやエドガー、ライダーという若手刑事とコンビを組み、そのリーダーとして指示を出す立場となったこともあり、ボッシュの内面に明るい影響が感じられ、作品全体に幸福な明るさを感じます。
 そんなセカンドシーズンの開始といっていいような本作ですが、マイクル・コナリーのストーリー展開の巧さはお見事で、期待を裏切らない面白さです。
 また、Amazonプライムオリジナルドラマ『ボッシュ』の面白さにはまり、その後に原作を読むようになった私のような読者にとっては、エレノア・ウィッシュの再登場が嬉しいところです。
 ドラマでは、すでにエレノアとは離婚しており、二人の間には娘もいるとの状況から第一話がスタートしますので、シリーズ第一作『ナイトホークス』でのエレノアとの関係にドラマとの大きな違いを感じ、本作でようやくドラマの設定に近づいてきたとのワクワク感があります。
 ドラマは、マイクル・コナリー自身が脚本にも関わり、原作のボッシュシリーズ全体を再構成してつくられていることから、原作を知っている読者もドラマを楽しめ、逆にドラマを先に見ているからと言って、原作の展開が分かってしまうこともなく、原作の面白さを十分に味わえます。そして、ドラマにおける再構成の巧さに驚かされ、原作におけるマイクル・コナリーの筆運びに巧さに唸らされます。
 という意味で、このシリーズ、原作とドラマで二度楽しめる優れたシリーズだと断言できます。
 「あらゆるものが捜査のなかでそれぞれの居場所を持っている」
 「答えは常に細部の中にある」
との信念のもと捜査に立ち向かうボッシュの行動力。
 「俺の写し絵だ」と感じるエレノアとの関係が今後どうなるのか、次作の『エンジェルフライト』が楽しみです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1997年発表の本作品は、「ハリー・ボッシュ刑事シリーズ」の第5作目にあたります。

前作で、「ストレスによる強制休職(ISL)」となっていたハリー・ボッシュは、職場復帰をし、盗犯課で8ヶ月の勤務の後、殺人課に配属され、18ケ月ぶりに公式に殺人事件を担当することとなる。
それは、ハリウッド・ボウルを望む空き地に停められていたロールスロイスのトランクから発見された、映画プロデューサーの射殺死体に関するものであった…。

物語前半は、映画プロデューサーがある犯罪組織に関係し、マネーロンダリング(資金洗浄)を行っていたことが示唆されますが、その手口がなかなか新鮮なもので、著者のアイディアが光っているように思いました。
そして、下巻にさしかかるところからは、このシリーズの定番となっている、二転三転するストーリー展開が待っています。

ただ、「驚愕度」は前作までに比べると、ちょっと薄めかもしれません。
もっとも、そこはシリーズものの強み、キャラクターの個性で、最後まで読ませてしまいます。

今回の特徴は、第1作目に登場した、元FBI捜査官、エレノア・ウィシュが再登場するところです。
再会した二人の行方がサブストーリーとなって、展開していきます。

また、「巻末解説」に、第1作のモチーフとなったエドワード・ホッパーの絵画、「夜ふかしする人たち(ナイトホークス)」の実物写真が掲載されているところも、シリーズ愛読者なら、眼を惹かれるところだと思います。

本作品で、ハリー・ボッシュは、部下や上司に恵まれた存在となっていて、「孤高の刑事」という印象は、弱くなったように思いましたが、2011年2月現在、第13作まで翻訳・出版されており、まだまだ人気を保っているシリーズなのだな、と感じました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マイクル コナリーのハリーボッシュシリーズは何を読んでも満足度120%です。正に刑事ものを書かせたら右に出るものがいません!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月3日に日本でレビュー済み
例によってどんでん返しが連続する終盤は凄いが、

本格推理小説としては今回は三つ星。

というか、ハードボイルド小説として普通。

古沢嘉通氏の名訳でサクサク読めるが、

今までのレベルが高過ぎた故に、

本作はやや物足りないと思った。

ネタバレになるので詳しくは書けないが、

本作を愚作だと誤読する人に対しては反論する用意はあります。

しかし、ハインラインの「異星の客」 ネタが出てくるとは思わなかった。

コナリーが読書家なのは周知の事実なので、

もちろんSFも読んでいるのは明確だが、

あの「異星の客」 を雑魚扱いするのはもったいないよな。

あのオヤジが再登場することを願って、

コナリーをガシガシと読み続けます。

今作からエドガーが相棒に復帰するが、

エドガーが銃を構えて(銃を扱えるとは思わなかったw)、

ボッシュを助けるシーンは感動的。

待ってるだけ。助けになんか行かないよ。

と言いながらも、助けに駆けつけてしまうエドガーがかっちょええ!

男は不言実行。

というか、否言実行。

役立たずを自称しながらも、

重要な局面ではちゃんと役に立つ男が一番かっちょええ!

白ける自画自賛をせずに、

行動で示す本物の男に感動したいのなら、

コナリーを読め!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年7月23日に日本でレビュー済み
今回のボッシュの事件は、車のトランクから発見された男の死体。いわゆる「トランク・ミュージック」と呼ばれるマフイアの殺し方。男はマフイアのマネーローダリングをしていることが突きとめられる。そのマフイアグループを追いつめるボッシュたち、しかし、このマフイアグループにはFBIの潜入捜査官が入っており、直接この事件とは関係がないことが分かる。やがて事件は振り出しに戻っていくが、その経過で第一作で登場した、ボッシュの恋人のエレノア・ウイッシュも出てきて、さすがコナリー話は二転三転する展開となる。いつどの作品を読んでもはずれのないコナリー作品。特にこのボッシュシリーズは秀逸だが、今回も最後まで目が離せない展開となった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月12日に日本でレビュー済み
前作#4『ラスト・コヨーテ』での一連が転機となったのかどうかわからないが、ここでのボッシュはアウトローの雰囲気を少々脱いで、組織の一員としての社会性をかもし出している。
強制休暇と他部署異動を経て再び殺人課に戻り(ボッシュなしでは検挙率が低下したため)、18か月ぶりに公式に殺人事件を担うのだが、直属の上司と同僚の一人が女性になってリフレッシュ。
ふたりとも好感度高く、チーム編成も一新されボッシュがチームリーダーとなったことも影響している。
さらに今回はラスヴェガスの市警やFBIとの共同捜査。
私はこれはこれでおもしろかった。
決して安心感や物足りなさはなく、またもや内務監査課がいちゃもんつけてくるが、どんな状況下にあってもボッシュの行動力と推理力は群を抜いている。
同僚エドガーの改心度や、5年ぶり再会のエレノアがどこまで信じられるのかとかも想像しながら。
個人的にはロイ・リンデル捜査官に魅力を感じ、この後も登場すればいいのにと期待したり…。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート