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古墳殺人事件 (扶桑社文庫 S 16-1 昭和ミステリ秘宝) 文庫 – 2002/11/1
島田 一男
(著)
「少年タイムス」の名編集長津田皓三が挑む二つの難事件
少年タイムス編集長・津田皓三の元に旧友の考古学者・曽根辞郎の訃報が届いた。多摩古墳群を発掘調査していた曽根が、その古墳の中で頭蓋を砕かれて殺されたというのだ。彼の遺した謎の詩は、誰を告発しているのか?船を模して建てられた奇怪な家を舞台に、津田の推理が冴える。
少年タイムス編集長・津田皓三の元に旧友の考古学者・曽根辞郎の訃報が届いた。多摩古墳群を発掘調査していた曽根が、その古墳の中で頭蓋を砕かれて殺されたというのだ。彼の遺した謎の詩は、誰を告発しているのか?船を模して建てられた奇怪な家を舞台に、津田の推理が冴える。
- 本の長さ529ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104594035531
- ISBN-13978-4594035532
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登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 529ページ
- ISBN-10 : 4594035531
- ISBN-13 : 978-4594035532
- Amazon 売れ筋ランキング: - 957,518位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2018年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名探偵、津田皓三ものの『古墳殺人事件』『錦絵殺人事件』の2長編に、「贋作ルブラン ルパン就縛」の1短編を収録しています。失踪した元華族の一族を巡る因縁と連続殺人事件を描いた『錦絵殺人事件』が掘り出し物で楽しめました。衒学趣味が様々な意匠を凝らした旧家の邸宅といった舞台にマッチし楽しく読める長編でした。
2014年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絶版なので、古本で求めましたが、ほとんど新品でした。大変お買い得でした。大いに感謝しています。
2011年6月10日に日本でレビュー済み
著者は「事件記者」や「鉄道公安官」などのスリラー作品で著名だが、初期にはガチガチの本格ミステリを書いていた。
本書収載の作品、「古墳殺人事件」と「錦絵殺人事件」は、いずれも著者の本格テイスト溢れる長編ミステリである。
これらの作品には、いわゆるペダントリーが、かなり詰め込まれている。
このペダントリーで作品を装飾する、というのはミステリではしばしば用いられるものだが、それがプロットの必然かどうか、というのが評価の分かれ目である。
例えば小栗「黒死館〜」、竹本「匣の中〜」等の作品では、そのペダントリーは単なる装飾にすぎない。
そのペダントリーがなくても、作品は成立する。
しかし、中井「虚無〜」やカー「火刑法廷」などは、そのペダントリーを取り去ってしまうとプロットが成り立たなくなってしまうという、密接な関係と必然性がある。
本書の2作も、その密接度は実はそれほど高いものではないが、それでもプロットやトリックとの関連がある。
そして、作風は確かにヴァン・ダインにも似ている。
ダインをインスパイアした浜尾四郎「殺人鬼」などがあるが、本作もそんな雰囲気の作品である。
トリック重視の作風というのは、本作執筆の時期的にしょうがないのだが、それもまた本格テイストであり、不可能興味を誘うという点では、また良しかな、というところである。
昔懐かしい、という感じの作品ではある。
しかし、著者がこれだけガチな、物理トリック重視の本格ミステリを書いていた、ということに、まず驚いてもらいたい。
本書収載の作品、「古墳殺人事件」と「錦絵殺人事件」は、いずれも著者の本格テイスト溢れる長編ミステリである。
これらの作品には、いわゆるペダントリーが、かなり詰め込まれている。
このペダントリーで作品を装飾する、というのはミステリではしばしば用いられるものだが、それがプロットの必然かどうか、というのが評価の分かれ目である。
例えば小栗「黒死館〜」、竹本「匣の中〜」等の作品では、そのペダントリーは単なる装飾にすぎない。
そのペダントリーがなくても、作品は成立する。
しかし、中井「虚無〜」やカー「火刑法廷」などは、そのペダントリーを取り去ってしまうとプロットが成り立たなくなってしまうという、密接な関係と必然性がある。
本書の2作も、その密接度は実はそれほど高いものではないが、それでもプロットやトリックとの関連がある。
そして、作風は確かにヴァン・ダインにも似ている。
ダインをインスパイアした浜尾四郎「殺人鬼」などがあるが、本作もそんな雰囲気の作品である。
トリック重視の作風というのは、本作執筆の時期的にしょうがないのだが、それもまた本格テイストであり、不可能興味を誘うという点では、また良しかな、というところである。
昔懐かしい、という感じの作品ではある。
しかし、著者がこれだけガチな、物理トリック重視の本格ミステリを書いていた、ということに、まず驚いてもらいたい。