松尾さん,やりすぎ疲れすぎ。もう,こんな中年になりたい。
そういえば,この表紙反転じゃないのね。
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実況生中年~寝言サイズの断末魔2~ 単行本 – 2004/4/22
松尾 スズキ
(著)
演劇界人気随一,「大人計画」主宰・松尾スズキが放つ大人の絵日記続篇。ショートフィルムの監督業を経て初の長編映画監督作品『恋の門』クランクアップまでを、著者ならではのギリギリタッチでお送りします。この長編映画には松田龍平さん、酒井若菜さん、大竹しのぶさんなど豪華な出演陣の中に弊社某社員が紛れ込んで……。ぜひご覧ください!
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2004/4/22
- ISBN-104594046363
- ISBN-13978-4594046361
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
大人計画主宰、演出家、劇作家、俳優、監督、作家と多忙を極める松尾スズキの因果と業と妄想の日々。いい年コイた大人の絵日記第2弾! 『週刊SPA!』2002年10月8日号~2004年3月9日号連載をまとめる。
登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2004/4/22)
- 発売日 : 2004/4/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 308ページ
- ISBN-10 : 4594046363
- ISBN-13 : 978-4594046361
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,736,665位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 967位演劇史
- - 44,307位エッセー・随筆 (本)
- - 109,153位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
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2005年2月5日に日本でレビュー済み
松尾スズキが超多忙な中を縫って書いたエッセイ集。
ギャグセンスは相変わらずいいです。
すらすら読めるのですが、
時々ハッとさせるような言葉遣いをしてくれます。
-----------------------------------------------------
外タレのライブに行くたびに思うことだが、
皆、どれほど英語がわかってアーチストが
なんか言うたびに(中略)叫んでおるのだろうか。(中略)
MCでマッシヴの人がペラペラまくし立てる度に
皆ノリノリで大騒ぎしており、
ちょっと待てよ、俺だけが、
俺だけがこのノリを共有できてないのかと、
真剣に駅前留学を検討したものだが、
その直後、通訳の人が出てきて
「みなさん今回のイラクでの戦争によって犠牲となった
すべての尊い命のために1分間の黙祷を捧げましょう」
などと言っていたことが分かり
一同ヒューーーンとウルトラトーンダウン。
なんだ、みんな分かってなくてレスポンスしてたんじゃねえか!(中略)
死者に1分間の黙祷を捧げましょう」っつてるのに
「イェーイ!」ってやるせなさすぎるぜ。(pp.113-114)
-----------------------------------------------------
もういっちょ。
-----------------------------------------------------
タイに行ったのは一ヶ月も前の話だ。
しかし、一ヶ月も前の日記を書くのは苦痛だし、
記憶脳に関してはリス並に微小な私において、
細かい出来事を思い出すのは非常に困難な作業である。
今現在、脳内小リスが
なんか丸いヤツの中をカラカラ回りながら
「こうなったら嘘も積極的に混ぜていく方向性で」などと
意外と邪悪なことを口走る。(p.154)
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ギャグセンスは相変わらずいいです。
すらすら読めるのですが、
時々ハッとさせるような言葉遣いをしてくれます。
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外タレのライブに行くたびに思うことだが、
皆、どれほど英語がわかってアーチストが
なんか言うたびに(中略)叫んでおるのだろうか。(中略)
MCでマッシヴの人がペラペラまくし立てる度に
皆ノリノリで大騒ぎしており、
ちょっと待てよ、俺だけが、
俺だけがこのノリを共有できてないのかと、
真剣に駅前留学を検討したものだが、
その直後、通訳の人が出てきて
「みなさん今回のイラクでの戦争によって犠牲となった
すべての尊い命のために1分間の黙祷を捧げましょう」
などと言っていたことが分かり
一同ヒューーーンとウルトラトーンダウン。
なんだ、みんな分かってなくてレスポンスしてたんじゃねえか!(中略)
死者に1分間の黙祷を捧げましょう」っつてるのに
「イェーイ!」ってやるせなさすぎるぜ。(pp.113-114)
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もういっちょ。
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タイに行ったのは一ヶ月も前の話だ。
しかし、一ヶ月も前の日記を書くのは苦痛だし、
記憶脳に関してはリス並に微小な私において、
細かい出来事を思い出すのは非常に困難な作業である。
今現在、脳内小リスが
なんか丸いヤツの中をカラカラ回りながら
「こうなったら嘘も積極的に混ぜていく方向性で」などと
意外と邪悪なことを口走る。(p.154)
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2008年1月30日に日本でレビュー済み
著者にとっての「日常」がこれほどスリリングで猛スピードを要求されるものだとは。
最近面白いと思う人のエッセイがのきなみ「劇作家・脚本家」だったりするのですが、もしかすると「俳優によって肉体表現を作家本人も見せられる」立場にあることが、これほど物事の伝達にたけてしまう結果になるのでしょうか。
作家は自分の中で完結していても読者が脳内補完しますから問題ないですものね。
テンポのよさと言語表現のうまさから、何度もくりかえし読んでしまいます。
しかしこんな日常を送っていると非日常の場であるはずの舞台や映画のほうの「表現」がますますエスカレートしてしまうのではないでしょうか。
がんばってほしいです。
最近面白いと思う人のエッセイがのきなみ「劇作家・脚本家」だったりするのですが、もしかすると「俳優によって肉体表現を作家本人も見せられる」立場にあることが、これほど物事の伝達にたけてしまう結果になるのでしょうか。
作家は自分の中で完結していても読者が脳内補完しますから問題ないですものね。
テンポのよさと言語表現のうまさから、何度もくりかえし読んでしまいます。
しかしこんな日常を送っていると非日常の場であるはずの舞台や映画のほうの「表現」がますますエスカレートしてしまうのではないでしょうか。
がんばってほしいです。
2004年7月27日に日本でレビュー済み
かつての「大人失格」ほどのコクは無いのだが
松尾スズキの日常をトレースする記録性という点では
ファンなら必読の1冊。
ただし、読後感は異様に軽く、ほとんどのエピソードは
記憶に残らないので、そこが不満な人は多いと思う。
松尾スズキの日常をトレースする記録性という点では
ファンなら必読の1冊。
ただし、読後感は異様に軽く、ほとんどのエピソードは
記憶に残らないので、そこが不満な人は多いと思う。