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おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー ト 5-2) 文庫 – 2005/5/1

3.9 5つ星のうち3.9 15個の評価

商品の説明

出版社からのコメント

扶桑社海外文庫、通巻1000番記念出版!
あの名作"The Killer Inside Me"が新訳決定版で登場

サイコものやホラー、ロマンスをはじめ、ちょっとB級ななラインナップでおなじみの扶桑社海外文庫も、めでたく1000冊を達成。その記念に選んだのが、この歴史的名作です。
ウェストテキサスの田舎町の保安官助手ルー・フォードのイカレた語りが、読む者を暗黒の世界に連れ去ります。
トンプスンのなかでも、やはりこの作品は鮮烈。未読のかたはもちろん、かつて読まれたというかたも、ぜひこの機会に、新訳で再読してみてください。
いまこそ、トンプスンを。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 扶桑社 (2005/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 366ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4594049621
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4594049621
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 15個の評価

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ジム・トンプスン
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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15グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年3月31日に日本でレビュー済み
"The Killer Inside Me"は、河出書房新社から村田勝彦によって『内なる殺人者』
の題で、扶桑社から三川基好によって『おれの中の殺し屋』の題で、訳されている。

19章
"And windows started banging up and doors slammed."
村田訳「窓とドアが次々と勢いよく閉まり」
三川訳「すると窓やドアが音をたてて開き」

20章
"About all I could get down was part of a piece of toast and two-three cups of coffee."
村田訳「のどを通ったのは、トースト一枚の一部とコーヒー二、三杯だけだった。」
三川訳「トーストを一口とコーヒーをカップに三分の二が精一杯だった。」

22章
"and she wouldn't have opened her mouth more than twice before she was run out of town."
村田訳「それに、彼女は町を追い出されることになれば、その前に必ずしゃべったはずだ。」
三川訳「二言発する間もなく彼女は町を追い出されていただろう。」

25章
"because you planned this moment before eternity way back yonder someplace."
村田訳「というのは、この永遠の世の直前の瞬間のことは、すでにはるか昔に計画ずみだったからだ」
三川訳「このことは気の遠くなるほどの昔に、どこか別の場所ですっかり計画済みだったからだ。」

19章、20章の引用箇所に関しては、村田訳が正しく、22章、25章の引用箇所に関しては
三川訳が正しいだろう。
しかし、村田訳は誤訳箇所か否かにかかわらず、日本語としてこなれない、あるいは意味
の通らない文章が目に付くのに対して、三川訳は誤訳箇所であっても日本語としてこなれ
た意味の通る文章である。
文体も三川訳は「ペイパーバック・オリジナル」「パルプ作家」「ダイムストア・ドストエフスキー」
の小説家に相応しいと思う。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただただ殺し、自己弁護を続ける。 アメリカの片田舎にはこんな話がごまんとありそうで、気持ちが悪くなりました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を見てから興味を持って、読んでみた。昔の懐かしのハードボイルドだった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年7月8日に日本でレビュー済み
ノワール小説の代表的作家と言われているだけあって面白いです。主人公のルー・フォードのなんとなく上手く立ち回れているようでいないところから、結末に向かってどうなるんだろうとテンポよく一気に読んでしまいました。本編も面白いですが、巻末の解説をスティーヴン・キングが書いてあり、ジム・トンプスンが活躍した時代のことがわかってなかなか良かったです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月19日に日本でレビュー済み
ある保安官助手が自分の心の暗部を自覚しながらも冷酷に人を殺していき、最終的に破滅するという強烈な作品。人間だったら誰でも持っているであろうダークサイドを一人の登場人物に凝縮して描いた驚異の物語。ジョン・ル・カレもかって「パーフェクト・スパイ」で一人のスパイが自分の暗部を自覚するという小説を書いているけど、鮮烈さや強烈さではこちらの方が上かもしれない。かのスタンリー・キューブリックも本書を褒めといて映画にしなかったそうだけど、「2001年宇宙の旅」で画期的な宇宙像を映画にしたが本書のような歪んだ人間の内面宇宙は映画に出来ないと思って逃げたのかもしれない(自分の映画の脚本には参加させたそうだが)。特に最後に一人称で人格が崩壊していくところなぞ凄まじい迫力。そのキューブリックと仲の悪かったスティーヴン・キングも手ばなしで賛辞を呈しているけど「ゴールデン・ボーイ」を書いた時も本書が念頭にあったのかも。あるミュージシャンがトンプソンのファンだけど強烈すぎて一年に一冊しか読めないと語っていたけど私もそう思う。聞いた話だと担当編集者からアイデアをもらって速攻で書いたそうだけど、とてもそうは思えない緻密に構築された小説。読み捨てペイパーバックではすまないクライムノヴェルの古典、パルプノワールの傑作、といかそんなお上品な言葉など寄せ付けない凄まじい小説。これを読んで何とも思わなかったら真に人間性を理解することは出来ないと思われる。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月2日に日本でレビュー済み
闇な感じの殺しと思って買ってみたのですが、ただの殺しでした。本は終わりの部分が大事だと思うのですが、よくありません。ヒット作らしいですが、私はそれが理解できませんね。
まぁ、評価が2なのは、初めての一人称作品だったので、そこがおもしろかったからですね・・・
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月27日に日本でレビュー済み
田舎町の愛想の良さを装うルー・フォード保安官助手は、
恐るべき殺人者の顔を持っていた。

宿敵の息子、可愛がっていた不良少年や自分の恋人へと
犯行をエスカレートさせる彼の赤裸々な語りを聞いてやって下さい。

「おれは…」の一人称で語られる彼の内なる叫びは、人間関係や
処遇の不満を暴発させたものではなく、彼の個性の発揮・発現が
殺人であるということを思い知らされます。

ジョー・R・ランズデールの「テキサス・ナイトランナーズ」とも違う、
ジェイムズ・エルロイの「キラー・オン・ザ・ロード」とも違う
ジム・トンプスンの世界を堪能下さい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年7月23日に日本でレビュー済み
訳者が勝手に都合のいい翻訳をしたのかと思った。そんなくらいに
話がどんどん進んでしまう。書かれたのが1952年というからこれ
また仰天である。チャンドラーがまだ生きていて、スピレーンのマ
イク・ハマーがまだまだ健闘という時期だ。
数あるクライム・ノヴェルの中でこんなにドライなタッチで、しかも
50年代当時よりも今日の方に生きていそうな主人公を描いている。
どす黒いものを抱えながらあまりに淡々としたその生き方(殺し方)
に次第に魅力さえ感じるようになってしまう。
2000年に注目されていたが、何度もライトアップされるべき
作家だ。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート