痛快。
ラジオ番組ストリームなどを聞いていれば、
たいして目新しい内容はないのは確かだが、一気に読めてしまう。。
仰ることは、ごもっとも。
しかし、無力感に苛まれるんだな。
国民はもっと怒るべきだっつ!といわれても、どうやって?と……。
ふーむ、利権談合共産主義……知ったからとて、なんになろう。
私に出来る必死の抵抗、
パチンコだけは絶対やらない、程度か。
コンビニにあるお気に入りの菓子パン。
一生懸命無くならないように毎日買い続けたとしても、
ある日突然無くなるんだ……マイノリティ。
なんだかなぁ〜。
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偽装国家: 日本を覆う利権談合共産主義 (扶桑社新書 3) 新書 – 2007/2/1
勝谷 誠彦
(著)
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購入オプションとあわせ買い
やらせタウンミーティングや郵政造反組の復党で露呈した、小
泉・安倍政権の「偽装改革」。また、「耐震強度偽装」や「食肉偽装」、ほとん
ど出勤しない「偽装公務員」など、「偽装国家」の化けの皮が剥がれ始めてい
る。こうした偽装の陰には必ず利権が生まれ、その利権を守るためにタブーや
談合がはびこる。著者はそんな日本を「利権談合共産主義」と名付けた。経済か
ら安全保障まで、この国の宿阿を覆い隠してきた「偽装」の数々を検証する。
泉・安倍政権の「偽装改革」。また、「耐震強度偽装」や「食肉偽装」、ほとん
ど出勤しない「偽装公務員」など、「偽装国家」の化けの皮が剥がれ始めてい
る。こうした偽装の陰には必ず利権が生まれ、その利権を守るためにタブーや
談合がはびこる。著者はそんな日本を「利権談合共産主義」と名付けた。経済か
ら安全保障まで、この国の宿阿を覆い隠してきた「偽装」の数々を検証する。
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104594053084
- ISBN-13978-4594053086
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登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 189ページ
- ISBN-10 : 4594053084
- ISBN-13 : 978-4594053086
- Amazon 売れ筋ランキング: - 907,012位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 383位扶桑社新書
- - 5,761位政治入門
- - 133,883位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビで見かけることの多いコラムニスト勝谷誠彦氏が、
「利権談合共産主義」をキーワードに、日本を覆う様々な問題を解説する。
以前ブログ(今はメルマガ)を読んでいた人にとっては馴染みのある内容だろう。
すなわち、倫理がなくなった(底が抜けたと表現される)この国のあちこちで、
自らの既得権益を守るために日々色んな意味での談合が行われている。
これは単に建設関係だけではなく、
学校と教育委員会の関係もそうだと言えるし、
それらを指摘するべき新聞からして記者クラブという仲良し談合クラブに安住している。
かくして、善良なる人々が知らぬ間に談合が行われ、
同じ穴の狢である大マスコミ(新聞・テレビ)はこれを報道しない。
例えば、アパの耐震強度問題は
イーホームズの藤田社長が既に前年の記者会見の場で明らかにしていたが、
大マスコミはスルー(無視)した。
真実は武部自民党幹事長(当時)の言葉
「悪者探しに終始すると、マンション業界つぶれますよ」にあるようだ。
だから姉歯で終わりにしたかったという筋書き。それに大マスコミも加担した。
これが「利権談合共産主義」のはびこる日本という「偽装国家」の正体であるらしい。
これではまじめにやっている人間がやる気をなくすわけだ。
象徴的に、今期限りで知事の職を辞することを発表した片山鳥取県知事の言葉が引用される。
「一生懸命やってもなかなか理解されないということになると、モチベーションは下がります」
そんな世の中であってはいけないのだが、
それを変えることができるかどうかは、政治家でもジャーナリズムでもなく、
私たち次第であるということに読者は気づくだろう。
「利権談合共産主義」をキーワードに、日本を覆う様々な問題を解説する。
以前ブログ(今はメルマガ)を読んでいた人にとっては馴染みのある内容だろう。
すなわち、倫理がなくなった(底が抜けたと表現される)この国のあちこちで、
自らの既得権益を守るために日々色んな意味での談合が行われている。
これは単に建設関係だけではなく、
学校と教育委員会の関係もそうだと言えるし、
それらを指摘するべき新聞からして記者クラブという仲良し談合クラブに安住している。
かくして、善良なる人々が知らぬ間に談合が行われ、
同じ穴の狢である大マスコミ(新聞・テレビ)はこれを報道しない。
例えば、アパの耐震強度問題は
イーホームズの藤田社長が既に前年の記者会見の場で明らかにしていたが、
大マスコミはスルー(無視)した。
真実は武部自民党幹事長(当時)の言葉
「悪者探しに終始すると、マンション業界つぶれますよ」にあるようだ。
だから姉歯で終わりにしたかったという筋書き。それに大マスコミも加担した。
これが「利権談合共産主義」のはびこる日本という「偽装国家」の正体であるらしい。
これではまじめにやっている人間がやる気をなくすわけだ。
象徴的に、今期限りで知事の職を辞することを発表した片山鳥取県知事の言葉が引用される。
「一生懸命やってもなかなか理解されないということになると、モチベーションは下がります」
そんな世の中であってはいけないのだが、
それを変えることができるかどうかは、政治家でもジャーナリズムでもなく、
私たち次第であるということに読者は気づくだろう。
2007年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関西では、朝日放送の『ムーブ』で週二日ほど、勝谷さんにお目にかかることができる。読売テレビの『たかじんのそこまで言って委員会』でも、毎回ではないが、よくお姿を拝見する。全国ネットの『ピンポン』は、いつのまにか降板されていたので、結局、関西以外、特に首都圏の方は、勝谷さんのナマのトークに触れる機会は少ないのだろうと思う。
で、本書は勝谷さんのテレビ出演をわりと楽しみにしている私が、初めて購入した勝谷さんの著作である。正直言って、いつも勝谷さんのトークを見ている私にとっては、「な〜んだ、テレビで普段、言ってることをまとめただけの本ね」という感想である。
それでも、東京在住の友人は、この本を見てかなり刺激を受けていた。私たちの知らないところで、いろんなことが起こっているんだと。
なので、テレビで勝谷さんを見る機会のない方には、ご一読を薦めます。
で、本書は勝谷さんのテレビ出演をわりと楽しみにしている私が、初めて購入した勝谷さんの著作である。正直言って、いつも勝谷さんのトークを見ている私にとっては、「な〜んだ、テレビで普段、言ってることをまとめただけの本ね」という感想である。
それでも、東京在住の友人は、この本を見てかなり刺激を受けていた。私たちの知らないところで、いろんなことが起こっているんだと。
なので、テレビで勝谷さんを見る機会のない方には、ご一読を薦めます。
2007年4月29日に日本でレビュー済み
小泉安部政権の、改革偽装。
高校の、履修単位偽装。
三菱自動車の、リコール偽装。
不二家の、期限偽装。
パロマ湯沸かし器の、修理偽装。
政治家の、経歴偽装。
マンションの、耐震偽装。
そのほか建造物の、強度偽装。
アメリカ産牛肉の、安全偽装。
自衛隊の、軍隊偽装。
などなどなど。
今の世の中偽装だらけである。
この本を読むと、それがわかる。
それで、読んでて腹が立ってくる。
偽装だらけの世の中と、だまされ続けることに対して何にもできない、自分自身に。
高校の、履修単位偽装。
三菱自動車の、リコール偽装。
不二家の、期限偽装。
パロマ湯沸かし器の、修理偽装。
政治家の、経歴偽装。
マンションの、耐震偽装。
そのほか建造物の、強度偽装。
アメリカ産牛肉の、安全偽装。
自衛隊の、軍隊偽装。
などなどなど。
今の世の中偽装だらけである。
この本を読むと、それがわかる。
それで、読んでて腹が立ってくる。
偽装だらけの世の中と、だまされ続けることに対して何にもできない、自分自身に。
2019年8月6日に日本でレビュー済み
再掲 2007
図書館本
勝谷さんは、おいらより1こ若い。しかしお持ちの知識と情報量は100倍違う。今回の本は日本にはびこるあらゆる偽装を指摘し、愚民に宣戦布告しているのだと思う。
耐震偽装、単位偽装、リコール偽装、安全偽装等々。偽装繁栄の基は何かというとパチンコとサラ金だと指摘する。さらにサラ金無人ATMが諸悪の根源だと。また変にカタカナに変換して内容を歪めるメディアや政府も非難する。
ノブレス・オブリージュを説明し、真のエリートの必要性を訴える。この辺は養老孟司さん、藤原正彦さんとまったく同じです。利権談合共産主義である現在の偽装国家から実質国家への変革を心から願っているのです。
右からは左だといわれ、左からは右と言われる、絶妙な立ち位置から今後もどんどん評論してもらいたい。勝谷氏の霞ヶ関、アカデミック、そして経済界人脈をフルに生かして。
出来れば無料だったブログをもう一度お願いします。(笑)そして合掌
図書館本
勝谷さんは、おいらより1こ若い。しかしお持ちの知識と情報量は100倍違う。今回の本は日本にはびこるあらゆる偽装を指摘し、愚民に宣戦布告しているのだと思う。
耐震偽装、単位偽装、リコール偽装、安全偽装等々。偽装繁栄の基は何かというとパチンコとサラ金だと指摘する。さらにサラ金無人ATMが諸悪の根源だと。また変にカタカナに変換して内容を歪めるメディアや政府も非難する。
ノブレス・オブリージュを説明し、真のエリートの必要性を訴える。この辺は養老孟司さん、藤原正彦さんとまったく同じです。利権談合共産主義である現在の偽装国家から実質国家への変革を心から願っているのです。
右からは左だといわれ、左からは右と言われる、絶妙な立ち位置から今後もどんどん評論してもらいたい。勝谷氏の霞ヶ関、アカデミック、そして経済界人脈をフルに生かして。
出来れば無料だったブログをもう一度お願いします。(笑)そして合掌
2007年3月16日に日本でレビュー済み
ラジオや雑誌、テレビ等で活躍するコラムニストの著者。
政治から教育からマスコミからあらゆる分野まで、著者独特の観察眼で、
難しいことをわかりやすくツッコミ(この表現が適切かどうかはわからないですが)を入れています。
読み易くテンポの良い文章はさすがです。
難解なことを難解に語るのは誰でもできますが、難解なことを平易な言葉で語るというが著者の凄いところ。
個人的には最後の片山知事の言葉が非常に重く突き刺さりました。
☆ひとつ減点分は「築地をどり」など勝谷氏独特の言い回しが
初めての方にはわかりにくいと思うので脚注があっても良いかもしれません。
いずれにしても、個性の強い著者を好きな方も嫌いな方も、読んで損のない一冊です。
政治から教育からマスコミからあらゆる分野まで、著者独特の観察眼で、
難しいことをわかりやすくツッコミ(この表現が適切かどうかはわからないですが)を入れています。
読み易くテンポの良い文章はさすがです。
難解なことを難解に語るのは誰でもできますが、難解なことを平易な言葉で語るというが著者の凄いところ。
個人的には最後の片山知事の言葉が非常に重く突き刺さりました。
☆ひとつ減点分は「築地をどり」など勝谷氏独特の言い回しが
初めての方にはわかりにくいと思うので脚注があっても良いかもしれません。
いずれにしても、個性の強い著者を好きな方も嫌いな方も、読んで損のない一冊です。
2007年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み終えた時にはすっきりすると同時に、空恐ろしくなって来ました。
著者は言いたい放題書いていますが、しっかりとした裏付けのもとに述べているということが伝わってきます。自分の全てを賭してメッセージを発しているように思えます。今の日本の体たらく・・・政府・官僚、メディア、国民など責任は至る所にあり、今の政府・メディアを許容しているのは結果としては国民であるとしても、政府及びそれに寄生する体制はひどすぎる。大新聞、メディアには常々疑問を感じて来ました、信じるに値しないということが分かっただけでも良かったと思います。これからは雑誌、まともなブログなどから情報を取るようにしていきます。
著者は言いたい放題書いていますが、しっかりとした裏付けのもとに述べているということが伝わってきます。自分の全てを賭してメッセージを発しているように思えます。今の日本の体たらく・・・政府・官僚、メディア、国民など責任は至る所にあり、今の政府・メディアを許容しているのは結果としては国民であるとしても、政府及びそれに寄生する体制はひどすぎる。大新聞、メディアには常々疑問を感じて来ました、信じるに値しないということが分かっただけでも良かったと思います。これからは雑誌、まともなブログなどから情報を取るようにしていきます。
2007年8月12日に日本でレビュー済み
テレビやラジオで活躍するコラムニスト・勝谷誠彦氏の著作。労働問題から始まり、郵政民営化や耐震強度、高校の未履修など、守備範囲の広さは良く言えば多彩、悪く言えば無節操であり、いったい勝谷氏の専門分野は何なのかと首をかしげたくなる内容だ。そもそも「コラムニスト」という職業は優れたジャーナリストが経験と知識を元に専門分野で論説を唱える、いわば報道のスペシャリストだけに許された肩書なのだが、どうやら勝谷氏は何にでも無責任に口を挟む職業が「コラムニスト」と考えているようで、本著においてもほとんど取材を行わず、既存のメディアや仲間内から仕入れた情報で感情的な主張を繰り返す。
たとえば勝谷氏は役人に「トレーサビリティ」を導入すべきと主張する。個人の責任が問われない役所の体質こそが、役人の無責任な行動を生んでいるのは事実だろう。しかし、個人のプライバシーを考慮した場合、実際にそのような制度が導入できると勝谷氏は本気で思っているのか。いや、そもそも国家全体に大きな影響を与える行政の責任を、個人の役人に負わせることに何の意味があるというのか。仮に「トレーサビリティ」が導入されたとしても、責任を負いたくない役人たちの「事なかれ主義」「前例主義」が強まるだけではないのか。
もちろん勝谷氏の主張するように、現在の日本ではいたるところに「偽装」が溢れているし、それらの「偽装」を社会へ問題提起するのは大切なことだ。ならば勇ましいだけで実現不可能な言説よりも実効性の高い対処法を提示すべきであり、それができないようでは言説の「本気さ」を疑われてもしかたあるまい。「芸」として怒ってみせるのも結構だが、これで「コラムニスト」を名乗るようでは、勝谷氏の肩書きこそが「偽装」ではないかと疑いたくなる。国民を「愚民」と呼んで悦に入る幼稚な価値観では、三流のアジテーターにはなれても「コラムニスト」にはなれない。
たとえば勝谷氏は役人に「トレーサビリティ」を導入すべきと主張する。個人の責任が問われない役所の体質こそが、役人の無責任な行動を生んでいるのは事実だろう。しかし、個人のプライバシーを考慮した場合、実際にそのような制度が導入できると勝谷氏は本気で思っているのか。いや、そもそも国家全体に大きな影響を与える行政の責任を、個人の役人に負わせることに何の意味があるというのか。仮に「トレーサビリティ」が導入されたとしても、責任を負いたくない役人たちの「事なかれ主義」「前例主義」が強まるだけではないのか。
もちろん勝谷氏の主張するように、現在の日本ではいたるところに「偽装」が溢れているし、それらの「偽装」を社会へ問題提起するのは大切なことだ。ならば勇ましいだけで実現不可能な言説よりも実効性の高い対処法を提示すべきであり、それができないようでは言説の「本気さ」を疑われてもしかたあるまい。「芸」として怒ってみせるのも結構だが、これで「コラムニスト」を名乗るようでは、勝谷氏の肩書きこそが「偽装」ではないかと疑いたくなる。国民を「愚民」と呼んで悦に入る幼稚な価値観では、三流のアジテーターにはなれても「コラムニスト」にはなれない。