小林信彦先生の傑作クライム・ノヴェル。この作品は現在でも新しく、前衛的です。
こういう知的で洒脱で品がある作品は日本人作家はきわめて難しく、なかなか書けないのです。
天才・小林信彦先生にして始めて書かれて、復刊したのはまことにめでたいことです。

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紳士同盟 (扶桑社文庫 (こ13-1)) (扶桑社文庫 こ 13-1) 文庫 – 2008/6/28
小林 信彦
(著)
日本初の本格的コン・ゲーム小説にして代表作が、ついに復刊なる
大金が必要となった四人組。彼らは老詐欺師を師匠に目標2億円の大ヤマに挑む。映画化もされ大ヒットした、国産コン・ゲーム小説の嚆矢にして代表作が、装いも新たに登場!
大金が必要となった四人組。彼らは老詐欺師を師匠に目標2億円の大ヤマに挑む。映画化もされ大ヒットした、国産コン・ゲーム小説の嚆矢にして代表作が、装いも新たに登場!
- 本の長さ501ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2008/6/28
- ISBN-104594057039
- ISBN-13978-4594057039
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商品の説明
著者について
昭和7(1932)年、東京生まれ。昭和30年、早大英文科卒業。翻訳小説雑誌編集長ほかの職業を経て、作家になる。主な作品に「袋小路の休日」「唐獅子株式会社」「紳士同盟」「夢の砦」「ぼくたちの好きな戦争」「東京少年」「日本橋バビロン」があり、「うらなり」で第54回(平成18年)菊池寛賞受賞。時評、映画評も多数。「定本 日本の喜劇人」が主要作の一つ。
登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2008/6/28)
- 発売日 : 2008/6/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 501ページ
- ISBN-10 : 4594057039
- ISBN-13 : 978-4594057039
- Amazon 売れ筋ランキング: - 810,099位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説が週刊誌に連載されたのが1979年。当時としては、都会的で知的な遊び心に満ちた、洒脱で粋な小説だったのだろうが、いかんせん三十数年間の時代の溝は深い。コンゲームの祖とされる映画『スティング』が1973年。ジェフリー・アーチャーの『百万ドルをとり返せ!(原題=NOT A PENNY MORE, NOT A PENNY LESS)』が1976年。いずれも、ある意味で天真爛漫で能天気な、古き佳き時代のコンゲームなのである。それらを読んで育った世代の作家たち、たとえばエリック・ガルシア『マッチスティック・メン』(2002年)、五十嵐貴久『Fake』(2004年)、道尾秀介『カラスの親指』(2008年)など最近のコンゲーム小説の完成度の高さとはやはり別次元の感がぬぐえない。それはそれで文化史・風俗史的な価値はあるんだろうけれど。
2006年8月12日に日本でレビュー済み
私は「地獄の読書録」を愛蔵書にしている程の作者のファンである。本書は、詐欺にあった"紳士"達が、その損を取り戻すために"紳士"的な詐欺を繰り返すという話。作者らしく、趣向を凝らしたスマートな作品であり、日本では珍しいコンゲームを描いた作品なのだが気になることがある。J.アーチャーの「百万ドルを取り返せ!」に設定が似すぎているのだ。これには困惑した。まあ、偶然ということでこういう事もあり得るのだろう。
作中で"紳士"達に繰り返し騙される気の良い老人が登場するのだが、その老人は足利市在住という設定なのである。足利は私の生まれ故郷であり、複雑な気がした覚えがある。
作中で"紳士"達に繰り返し騙される気の良い老人が登場するのだが、その老人は足利市在住という設定なのである。足利は私の生まれ故郷であり、複雑な気がした覚えがある。
2002年8月7日に日本でレビュー済み
コン・ゲーム小説の傑作。
著者が一番いい時期に書いた小説でもあり、きわめて充実した内容である。詐欺手口がどこまでも知的であり、また、最高にクール。
オススメ。
著者が一番いい時期に書いた小説でもあり、きわめて充実した内容である。詐欺手口がどこまでも知的であり、また、最高にクール。
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