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「親日」台湾の幻想 (扶桑社新書) 新書 – 2010/9/1

3.4 5つ星のうち3.4 24個の評価

「台湾こそ『親日』『愛日』」は日本人の勝手な思いこみだ。我々日本人は、台湾人が戦前の日本統治を高く評価していると思っているが、それは大きな誤解である。実際の台湾人は、戦前の日本統治に対して強い批判や不満を持っている。日本統治をもう一度経験したいかと言われればほぼ100%の高齢者が否定するだろう。若者たちならば、即座に「いまの日本が良い。戦前の日本なら真っ平ごめんだ」という返事が返ってくる。「日本統治時代が良かった」と言う人のほとんどすべては、あくまで「戦後中国からやってきた国民党に比べて(・・・・・・・)良かった」という相対評価なのだ。
 日本のサブカルチャーが大好きな若者は、「哈日族」に代表されるが、台湾にはたくさんいる。彼らの日本好きはかなりエスカレートしており、高校の第2外国語に日本語を選択する生徒がかなり多かったり、アニメで独自に日本語を勉強して相当なレヴェルに達している若者も多い。日本全国津々浦々を旅する台湾人が出てきたり、これはもう「哈日族」というよりも「萌日族」といっても過言ではなかろう。
 そんな台湾に居住すること10年を超える著者が、「正しい」台湾人の日本観、さらにアジアやヨーロッパの庶民レヴェルで日本が大変高く評価されていることをレポートし、これから日本が世界でどのような立ち位置で外交を展開していけばいいのかを提言していく。

目次より
「親日」ではなく「媚日」を期待?/台湾人を無視した「親日論」/「あるがままの台湾」を見ていない日本人/日本による台湾統治の真実/日本人の視点で見てはいけない/二・二八事件がつくった「親日」/一貫性のない台湾の「反日」勢力/反日派の自己宣伝に利用される尖閣諸島問題/外省人だからといって「反日」とは限らない/日本語世代の正体/哈日族/若手世代の日本語人気/『篤姫』人気から日本史への関心も/日本津々浦々を旅する台湾人/台湾独立派増えず日本傾斜進む/もはや反日政権でも変えられない「親日」/台湾に中華人民共和国の影響力などない/「萌日族」/「平和日本」の国際的評価は高い/西欧植民地主義への反発としての親日/日本を代表する「ヘンタイ」?/好戦的な米中とは距離を/「中国軍事大国論」のウソ/伝統的アラブ重視路線/まずは近隣の台湾と韓国から同盟せよ/米国を疑い、ドイツに注せよ/中国にも憲法九条を! ほか
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商品の説明

著者について

酒井 亨(さかい・とおる) ジャーナリスト。
昭和41(1966)年、石川県生まれ、早稲田大学政治学科卒、台湾大学法学大学院修士課程修了 。共同通信社記者を経て平成12(2000)年より台湾在住フリージャーナリスト。台湾を中心に アジアの政治・経済・文化事情を追っている。平成22(2010)年度後期神戸大学大学院国際協力研究科客員教授。主な著書に『台湾入門』(日中出版)『哈日族』(光文社新書) 『台湾 したたかな隣人』(集英社新書)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 扶桑社 (2010/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 244ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4594062601
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4594062606
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 24個の評価

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酒井 亨
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カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者の酒井氏は氏の台湾論を展開する上で、に日本の右派、左派の
基本論調を視野に入れ、そのどちらにも与せずにバランスの良い
論を展開している。私にとって新情報も多く、非常に興味深く、
参考になった。
惜しむらくは、本書の冒頭で、NHKのドキュメンタリー番組
「JAPANデビュー」のことを「それなりにバランスが取れた
内容だと思った」と好意的に評価していることである。この
番組を全否定するつもりはないが、問題は、台湾で収集された台湾人の
インタビュー証言に、捏造といえるレベルの意図的な編集を
加えていたことである。実際、証言した台湾人も原告団に加わった
訴訟も起こされている。残念ながら(いつもながら?)、
日本のマスコミはこのことをほとんど報道していない。
本書を読んだ人、購入を検討している人には、
この点だけには十分に注意してもらいたい。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月29日に日本でレビュー済み
「台湾=親日」のイメージを広めたのは小林よしのりの『台湾論』だろう。
あのインパクトは大きかった。
ただ、あの本を普通に読めば、単純に「台湾=親日」と言えないこともわかる。

台湾の年配者の日本に対する思いは複雑なものがあるだろうが、
日本の台湾統治を評価する声は何度も聞いたし、それが国民党の圧政に
よるものだとは感じなかった。

戦後のひどい反日教育にもかかわらず、日本好きの若者が大量に出現した
ベースには、日本統治を経験した年配者の存在があったのではないかと思う。

最後に、台湾の年配者の言葉。
「台湾人は親日でも反日でもないんだよ。だって日本人としての教育を受けてきたんだから…」
60人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の著者が言わんとしていることは、本書の「おわりに」の部分にある次の文で尽きていると言える。即ち「・・・、台湾人が日本にそれまでひかれるのは、いまの日本が平和で豊かで、日本人も優しい人が多いからであつて、決して戦前の日本にひかれているわけではないのだ。戦前生まれの日本語世代はときどき、戦前の日本を評価することがある。しかし、その真意はあくまでも「日本よりもひどかつた戦後の国民党支配」に対する当てこすりなのであって、決して手放しで戦前を評価しているわけではないのだ。それは台湾に限らず、世界中がそうなのである。現在、世界における日本の評判は高まっている。しかし、それはあくまでもいまの平和で豊かな状態を評価しているのである。何よりも、日本人の多くは決して戦前に戻りたいとは思わないだろう」ということである。

一度でも台湾に行き、現地の人たちと食事をするなどの交流をした経験がある人であれば、本書に書かれている台湾の人たちの「萌え日」ぶりが決して誇張でないことに気がつくであろう。とにかくあまりに「日本はよい」と言われ、時には「日本が植民地時代にしっかり統治してくれたから今日台湾は先進国となれた」とまで言われると、何だか「こぞばゆい」気持ちになるものである。

そしてその理由は、上述のようなことであるのは確かであるが、中には右よりの考え方をする人間がいて、それは「戦前の日本の軍国統治を評価しているものだ」と誤解したり、左派的な人は「彼ら台湾の人々は本心を言っていない」と誤解したりするとの点になると、そこまでバカな日本人はいないのではないであろうかとは思われる。特に、隣国、最近何かとお騒がせ中国の南及び東シナ海での活動のせいもあって、ここに書かれているような「左派」的考えをする人は、まず皆無と言えよう(恐らく、本書が出版された2010年頃はまだいたのかもしれない)。ただし、「右派」的人間は、まだ残っているが、本気でそう考えていると言うよりは、現在問題となっている「日本会議」的考えに基づき、戦前の軍国日本の支柱であった明治憲法に戻したいと考えている輩が意図的に「誤解」していると言うことはあるかもしれない。

いずれにせよ、台湾は、中国と言う腕力は強いが、まだ精神的に大人となりきっていない人間のような隣国からの圧力により、独立国としての地位さえ保たれないと言う大変気の毒な状態にある国であるので、日本はもっと台湾を応援すべきであると考える。

一国民レベルで出来ることとしては、少なくともまだ、台湾に行ったことがない人は1度でもいいから、行ってみるべきである。特に西日本の場合は、台湾に行くのは北海道へ行くより距離的には近いであろうし、九州の人の場合なら、東京へ行くよりもはるかに近いはずである。そして格安航空を使えば予算的にもかなり廉価で行くことができる。今、台湾は民進党政権になり、中国が、台湾渡航を抑える政策を採っているためか、中国人観光客が減っており、観光収入の減少に悩んでいるそうであるから、中国人の渡航者数の減った分くらいは日本人が補うべきであろう。

何とかして、憲法を改正し、日本の再軍備と戦前の明治憲法下への復活を狙う勢力を中心として最近の中国や韓国の反日を過大に宣伝し、日本は孤立しているかごとく思っている日本人がいるようであるが、この本にも書かれているとおり、反日を大々的に言っているのは、中韓の「政府」が中心であり、その両国でさえ、一般の国民はそれほど反日的ではないと考えて間違いないであろう。ましてや、中韓以外のアジアの国々のほとんどは政府も国民も日本に対し悪い感情は持っていないともって言いようである(もちろん、戦前の軍国日本はどこの国でも評価されていない。評価しているのは日本会議とその関係者、例えば、「その髪型何とかしてくれ」と言いたくなるようなオバサン評論家とか、くらいである)。そしてそのような好印象の源は、戦後日本の平和憲法と環境問題などに関する技術と政策であることは疑いもないことであるので、右派の主張に惑わされ、安易に憲法改正などはしてはならないことを確認させる本である。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
兎に角文章が稚拙です。
はじめの章から延々と、保守は、、、だから間違いだ。左翼も、、、なので間違いだ。のオンパレード。
どのページもこの比較を繰り返し、それらに属すると筆者が考える具体的な人物も挙げられない。
結局言いたいことは、真実はそんなに単純ではありませんよという、
あまりにもいい加減なメッセージです。
こういうスタンスを中立というなら、中立を愚弄していると思う。
119人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年12月1日に日本でレビュー済み
日本人のなかには台湾人を極端に親日的だとかんがえたり,逆にかんがえたりするひとがいる. 著者はそれに対して執拗に反論している. そういう,くどい部分に我慢してよみすすむと,マンガ,アニメ,ドラマをはじめとする現代日本のさまざまなものに 「萌日」 する台湾人のすがたがえがかれている. しかし,哈日族についての本などを読んだひとにとっては,それほど新鮮な内容ではないだろう.
51人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年1月24日に日本でレビュー済み
 本書は1966年に生まれ、台湾大学、共同通信社記者を経て、台湾在住フリージャーナリストになった人物が、10年にわたる台湾在住経験をもとに、2010年に刊行した本である。本書によれば、第一に台湾人は戦前の日本の植民地支配(定義は30頁以降)に強い不満をもっているが、戦後の国民党支配に対する当てこすりとして戦前の日本を相対的に評価している。もともと世界的に植民地支配に愛憎半ばする感情を持つ地域が多い。日本の右翼が期待する親日像は、実はこうした実態を見ていない、観念的な媚日像にすぎない。第二に、台湾人を始めとして、世界が高く評価する日本は、戦後の豊かで平和な日本とそのサブカルチャーであり、戦前の日本ではない。これは親日というより萌日である(かわいいよりヘンタイの方がうけている由)。また戦前の日本も、インフラ整備や文明化の面、立派な個人は評価されるが、軍国主義や権威主義は評価されない。こうした点を日本の左翼が評価しないことには問題がある。第三に、韓国と台湾では植民地化以前の独自の国家の有無等の差異があり、また東南アジアでもマレー系とは異なり、中国系市民が日本軍に目の敵にされたという差異があり、こうした歴史的背景を踏まえないまま、現地の人々の感情を無視して、日本人が親日・反日を論じること自体が自民族中心主義である。第四に、台湾の反日勢力は反共の点で日本の右翼と組むなど、一貫性がない。また、外省人が皆反日ではない。第五に、今後の日本は中国よりもまず朝鮮と台湾から対話を始め、多角的な外交によって外交カードを作り、平和で豊かな社会を維持すべきである。以上が本書の主張であるが、私見では本書の右翼批判の多くは正しいものの、印象論も多く、また東アジア共同体論などを見る限り、左翼観が古いままであり、実際には多くの左翼が本書と同様の主張を既にしているように思う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月21日に日本でレビュー済み
事実と考えと思い込みが混在して羅列してあり、まとまりがなく意味不明です。
また、どなたかに自説を否定されたことが余程悔しかったようにも見受けられますが、
それを新書の読者に訴えられても困ります・・・。

書籍は一般に、出版の前に第三者により確認し、意見交換して加筆修正の上で出版するものと
思っていましたが、本書からはそのような雰囲気が全く感じられませんでした。

読後感もかなり微妙で、本代はともかく、読むのにかかった時間が残念で、
読まなければよかったと思います。全くお薦めできません。
129人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読んでいませんがお金が出来たら購入する予定です。
台湾論を読んで台湾は親日的だと思っていましたけど実際に行って台湾人のガイドさんから日本人にいじめられた人もいると言われました。
恐らく、パラオにしてもスペインやドイツに比べれば日本の統治が良かったと言っているに過ぎないし韓国にしても日本の統治が再評価されているみたいですけどそれも李氏朝鮮の頃に比べると良かったと言っているに過ぎないのでしょうね。
左翼が日本を駄目にしたと言う人がいるけどそういう保守派も都合の良いように解釈している点では同罪です。
ほとんどの台湾人は日本の圧政を忘れない事を私も含めて日本人は知っておくべきです。