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イスラム飲酒紀行 単行本 – 2011/6/25
『週刊SPA!』にて不定期連載された「イスラム飲酒紀行」の単行本化。
「辺境作家」としてUMA探索からアヘン生成のルポまで、世界各国をまたにかけ活躍している高野秀行氏。
飲酒を禁じられているイスラム圏で取材をしているとき、どうしても酒が飲みたい高野氏は必然的に酒を探し回る。
別にタブーを破りたいわけではない。ただ、酒が飲みたいだけでの行動だ。
国により意外とあっさり見つかることもあれば、密売人のような男からこっそりと入手することも。
それらの「飲酒紀行」を通じて見えてくる、イスラム圏に暮らす人々の本音とは?
「辺境作家」としてUMA探索からアヘン生成のルポまで、世界各国をまたにかけ活躍している高野秀行氏。
飲酒を禁じられているイスラム圏で取材をしているとき、どうしても酒が飲みたい高野氏は必然的に酒を探し回る。
別にタブーを破りたいわけではない。ただ、酒が飲みたいだけでの行動だ。
国により意外とあっさり見つかることもあれば、密売人のような男からこっそりと入手することも。
それらの「飲酒紀行」を通じて見えてくる、イスラム圏に暮らす人々の本音とは?
- 本の長さ311ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2011/6/25
- ISBN-104594064361
- ISBN-13978-4594064365
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登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2011/6/25)
- 発売日 : 2011/6/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 311ページ
- ISBN-10 : 4594064361
- ISBN-13 : 978-4594064365
- Amazon 売れ筋ランキング: - 610,003位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 158,527位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。
早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションや旅行記のほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。
1992-93年にはタイ国立チェンマイ大学日本語科で、2008-09年には上智大学外国語学部で、それぞれ講師を務める。
主な著書に『アヘン王国潜入記』『巨流アマゾンを遡れ』『ミャンマーの柳生一族』『異国トーキョー漂流記』『アジア新聞屋台村』『腰痛探検家』(以上、集英社文庫)、『西南シルクロードは密林に消える』『怪獣記』(講談社文庫)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)、『未来国家ブータン』(集英社)など。
『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)で第一回酒飲み書店員大賞を受賞。
『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)で第35回講談社ノンフィクション賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラムについて新聞に書いてある程度の知識しか知らなかった私にとっては衝撃的な内容ばかりでした。どの国だって人間には本音と建前がある、その潮目を切り取るようなとにかく愉快で人情味に溢れた珍道中は読んでて最後まで楽しめました。ご馳走様です。
2020年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先生がお酒禁止であるイスラム圏で酒が飲みたいあまり、周りのヒト(特にカメラマンの森さん)を振り回している様子がとにかくおもしろおかしい作品。もしや酒飲みながら書いたのでは?というくらい、いつもに増してユーモラス。
でもためになる鋭い観察と分析もあります。
先生は隙あらば酒を飲もうとするのにあくまでアル中ではないのです!
休肝日はまだない!(笑)
でもためになる鋭い観察と分析もあります。
先生は隙あらば酒を飲もうとするのにあくまでアル中ではないのです!
休肝日はまだない!(笑)
2022年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各国でどうやって酒を手に入れ、飲んだか、という過程が軽く読めておもしろい。
イスラムってこんなんなんだねえ。
イスラムってこんなんなんだねえ。
2016年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の著者高野秀行氏は、昨年惜しくも逝去した作家船戸与一の早稲田探検部の後輩であり、世界中の辺境地を旅し、様々なモノを探検していくノンフィクションライターである。
そのスタンスは誰も行かない処に行き、誰もやらない事をやり、それを面白おかしく書くことだと記されている。
極めてユニークで自由人、そして紛れもなくチャレンジャー。
そのポリシーや天晴れ、普段この国でチマチマと生きている者には到底真似できない。
そして、さらに楽しいのは、高野氏、無類の酒好きなのだ。
それも半端な酒豪ではない。本書で繰り返し述べられているように、休肝日は数年に1、2回のみ。
そして、各章の冒頭で何度も強調されているように決してアル中ではないらしい(笑)。
本書は厳しい戒律の下、酒類が一切禁じられているイスラム諸国を旅する過程で、何とか酒にありつこうと日夜奮闘する決死のドキュメンタリー。
レビュアーBo-he-mianさんの強力なお薦めがあって読み始めたが、実に面白くて一気に読了した。
第一章からふるっている。
サッカーファンには未だ忌まわしいドーハーでの極私的悲喜劇。ドーハー経由でセーシェルに飛ぼうとしたものの、うっかり片道航空券しか購入していなかった為、入国審査に引っ掛かり、入国できぬまま高額な自費で強制送還をされるのでは不安におののく道中記。
ドーハーでの12時間ものトランジット、気を紛らす為に周りの目を気にしながら酒を食らう。まるで、トルコ出国時に麻薬を持ち出そうとした「ミッドナイト・エクスプレス」の主人公の如く心臓の鼓動がばっこんばっこんと鳴り続けるのが、ページをめくりながら聴こえてくるようだ(笑)。
以下、アフガニスタン、イラン、シリア、トルコ、パキスタンら紛争地、物騒な地域でもひたすらその地でしか味わえない酒とムードを追い求める著者、因果な性分だが、同じ酒好きとしてその気持ち、よく分かる(笑)。
しかも、前述した通り、著者がこれらの国々を訪れているのは酒が主目的ではない。飽くまで、探検のルポをやりながら、なのだ。
ここで登場するイスラム諸国は、近年、一般的に政情不安、社会不安を抱かせる国々。
でも、本書で登場する人びとは胡散臭かったり、クセがあったりしても、明るく良い人びとが多い。
イスラムから遠く離れた日本、宗教や文化慣習が異なる欧米からはネガティヴなイメージを持たれることもあるだろうが、みな同じ人間である。
偏見こそが垣根を作り、不安、動揺を生み、排除、差別に繋がっていく、楽しく読みながら、そんな事がふと頭をよぎる。
酒を飲んで陽気になるのは万国共通、知らぬ者同士が打ち解け解放的になる。
ましてや、建前的には禁酒が決められている土地ではなおさらだ。
ある程度のリスクを感じながらも、その魅力には抗れない。
正に、"甘く危険な媚薬"、という訳で、本書は魅惑の冒険ルポルタージュでもあるのだ。
と同時に、これを片手間に行われている本業の冒険の顛末についても、是非読んでみたいと思った。
そのスタンスは誰も行かない処に行き、誰もやらない事をやり、それを面白おかしく書くことだと記されている。
極めてユニークで自由人、そして紛れもなくチャレンジャー。
そのポリシーや天晴れ、普段この国でチマチマと生きている者には到底真似できない。
そして、さらに楽しいのは、高野氏、無類の酒好きなのだ。
それも半端な酒豪ではない。本書で繰り返し述べられているように、休肝日は数年に1、2回のみ。
そして、各章の冒頭で何度も強調されているように決してアル中ではないらしい(笑)。
本書は厳しい戒律の下、酒類が一切禁じられているイスラム諸国を旅する過程で、何とか酒にありつこうと日夜奮闘する決死のドキュメンタリー。
レビュアーBo-he-mianさんの強力なお薦めがあって読み始めたが、実に面白くて一気に読了した。
第一章からふるっている。
サッカーファンには未だ忌まわしいドーハーでの極私的悲喜劇。ドーハー経由でセーシェルに飛ぼうとしたものの、うっかり片道航空券しか購入していなかった為、入国審査に引っ掛かり、入国できぬまま高額な自費で強制送還をされるのでは不安におののく道中記。
ドーハーでの12時間ものトランジット、気を紛らす為に周りの目を気にしながら酒を食らう。まるで、トルコ出国時に麻薬を持ち出そうとした「ミッドナイト・エクスプレス」の主人公の如く心臓の鼓動がばっこんばっこんと鳴り続けるのが、ページをめくりながら聴こえてくるようだ(笑)。
以下、アフガニスタン、イラン、シリア、トルコ、パキスタンら紛争地、物騒な地域でもひたすらその地でしか味わえない酒とムードを追い求める著者、因果な性分だが、同じ酒好きとしてその気持ち、よく分かる(笑)。
しかも、前述した通り、著者がこれらの国々を訪れているのは酒が主目的ではない。飽くまで、探検のルポをやりながら、なのだ。
ここで登場するイスラム諸国は、近年、一般的に政情不安、社会不安を抱かせる国々。
でも、本書で登場する人びとは胡散臭かったり、クセがあったりしても、明るく良い人びとが多い。
イスラムから遠く離れた日本、宗教や文化慣習が異なる欧米からはネガティヴなイメージを持たれることもあるだろうが、みな同じ人間である。
偏見こそが垣根を作り、不安、動揺を生み、排除、差別に繋がっていく、楽しく読みながら、そんな事がふと頭をよぎる。
酒を飲んで陽気になるのは万国共通、知らぬ者同士が打ち解け解放的になる。
ましてや、建前的には禁酒が決められている土地ではなおさらだ。
ある程度のリスクを感じながらも、その魅力には抗れない。
正に、"甘く危険な媚薬"、という訳で、本書は魅惑の冒険ルポルタージュでもあるのだ。
と同時に、これを片手間に行われている本業の冒険の顛末についても、是非読んでみたいと思った。
2022年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラム文化のリアルな生活を垣間見れてとても面白い
2020年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高野さんの著書は色々と読ませて頂いていますが、自分的にはこれが一番面白かった。
酒飲みにしか分からない表現や記述ばかりなので一般的には理解しがたいものだと思いますが、そこが突き抜けていて酒飲みにとっては心底楽しくなります。
他の著書でミャンマーでの麻薬体験やソマリアでのカート体験もかなり楽しかったのですが、やはり高野さんは酒が一番似合うと思います。
この著書の後にも色々な体験をしているでしょうから、そろそろ続編を期待しています。
酒飲みにしか分からない表現や記述ばかりなので一般的には理解しがたいものだと思いますが、そこが突き抜けていて酒飲みにとっては心底楽しくなります。
他の著書でミャンマーでの麻薬体験やソマリアでのカート体験もかなり楽しかったのですが、やはり高野さんは酒が一番似合うと思います。
この著書の後にも色々な体験をしているでしょうから、そろそろ続編を期待しています。
2020年2月10日に日本でレビュー済み
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イスラム圏においても酒を飲まないとやってられない高野氏。今回の本もまたとても面白く、漫画を読むようにすぐに読み終えてしまった。読みながら思っていたのは、「数々の国に取材に行きながらも、「酒」をテーマにどうしてこんなにも面白い本を書くことができるのか!」ということだった。普通であれば、一つの目的のために取材に行ってしまいがちだが、彼にとって「酒」は欠かせないもので、それが一般人とは違うので面白い内容になってしまう。読みながらも「イスラム圏でもこんなに酒が飲めたのか!」という発見がかなりあり、驚かされた。それは酒が「好き」だから偶然テーマになったのだと思う。別に頭を硬くして「禁酒国における酒の本を書こう」などは微塵にも思っていなかっただろう。それは読んでいてもすぐにわかる。ただ好きなことを好きなようにやっていれば、たまたまテーマになってしまった。そんな感じを受ける。無計画だけど、それが一本筋になっている。本当に見習う点が多すぎる人である。