2014年の今年の秋にもまた、
北京のPM2.5の大気汚染の
深刻さが報道されています。
北京五輪時に改善された大気汚染は、
一時的なものだったようです。
著者は、中国各地を自らの足で取材しつつ、
各地で起きている環境汚染の実態を
明らかにしています。
そして今進行しつつある汚染の解決が極めて
困難であろうことを、読者は、最終章で知ることに
なります。
中国人民が、自分の国に絶望しないことを
祈らずにはいられません。
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中国複合汚染の正体 単行本 – 2013/12/19
福島 香織
(著)
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★PM2.5は今後さらに悪化、ピークは10年後!
★中国が直面する「都市型複合汚染」とは?
「世界の工場」と化した中国で深刻化するPM2.5などの大気汚染。
また水質汚染や土壌汚染が原因と考えられる「がん村」や奇病の村へ
中国通のジャーナリストが潜入。
ときに連行されながらも、その目で目撃した環境汚染の実態を描く。
「中国の大気汚染は、過去にみられた日本の大気汚染よりもよほど複雑な
『都市型複合汚染』である。さらに、中国の共産党独裁体制という
特殊な政治体制がからんでいる。北京の専門家たちは、今の中国の状況が
汚染のピークではないと見ている。あと10年、20年と汚染状況は悪化し続ける」
(――まえがきより)
第一章 河南のがん村から――NGOの挑戦
第二章 山東の地下水汚染――隠ぺい現場
第三章 カドミウム汚染と食糧問題
第四章 食品汚染――農民のモラル
第五章 雲南のクロム汚染――公益環境訴訟の限界
第六章 北京を襲う大気汚染――PM2.5の脅威
第七章 メディアと市民運動
第八章 水と大気はつながっている
~清華大学・野村総研中国研究センター 松野 豊
あとがき 日本は中国の汚染にどう向き合うか
★中国が直面する「都市型複合汚染」とは?
「世界の工場」と化した中国で深刻化するPM2.5などの大気汚染。
また水質汚染や土壌汚染が原因と考えられる「がん村」や奇病の村へ
中国通のジャーナリストが潜入。
ときに連行されながらも、その目で目撃した環境汚染の実態を描く。
「中国の大気汚染は、過去にみられた日本の大気汚染よりもよほど複雑な
『都市型複合汚染』である。さらに、中国の共産党独裁体制という
特殊な政治体制がからんでいる。北京の専門家たちは、今の中国の状況が
汚染のピークではないと見ている。あと10年、20年と汚染状況は悪化し続ける」
(――まえがきより)
第一章 河南のがん村から――NGOの挑戦
第二章 山東の地下水汚染――隠ぺい現場
第三章 カドミウム汚染と食糧問題
第四章 食品汚染――農民のモラル
第五章 雲南のクロム汚染――公益環境訴訟の限界
第六章 北京を襲う大気汚染――PM2.5の脅威
第七章 メディアと市民運動
第八章 水と大気はつながっている
~清華大学・野村総研中国研究センター 松野 豊
あとがき 日本は中国の汚染にどう向き合うか
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2013/12/19
- ISBN-104594069789
- ISBN-13978-4594069780
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登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2013/12/19)
- 発売日 : 2013/12/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 269ページ
- ISBN-10 : 4594069789
- ISBN-13 : 978-4594069780
- Amazon 売れ筋ランキング: - 688,583位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 252位中国のエリアスタディ
- - 1,110位環境・エコロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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奈良市出身。大阪大学文学部卒業後、産経新聞社大阪本社に入社。1998年に上海・復旦大学に1年間、語学留学。2001年に香港支局長、2002年春より2008年秋まで中国総局特派員として北京に駐在。2009年11月末に退社後、フリー記者として取材、執筆を開始。テーマは「中国という国の解剖」。社会、文化、政治、経済など多角的な取材を通じて“近くて遠い隣の大国”との付き合い方を考える。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国の大気汚染はPM2.5という指標とともに、中国国内はもちろん、日本でも関心が高まった。
しかし、中国では国内で報道されず、海外メディアが取材しようとしても地方政府に妨害されるような土壌や河川の汚染が多く発生している。
都市部に住む共産党幹部は、PM2.5濃度の高い汚染された空気を逃れることはできないが、「がん村」に代表される水質や土壌が汚染された地域の水を飲むことは無いし、農水畜産物を食べることも無い。このことは、共産党幹部に限らず、中国の多くの中間層・富裕層にもあてはまる。
だから、PM2.5はメディアに露出し、いちおうの対策も進んでいるが、もう一方の問題はほとんど置き去りなのだ。
さらにマクロな見方をすれば、中国に汚染を押し付けたのは先進国だ。特に日本の責任は重い。
日本企業が製造拠点を中国に移した主な理由はコストだ。人件費も大きいが、環境対策費にはお金がかかる。
そして、日本は工業を海外に移し、サービス産業のポートフォリオを得た。
本著は、著者がまさに体を張って現場を取材したルポルタージュであり、冒険ノンフィクションと言えよう。
中国のさまざまな汚染の責任と対策を、中国一国に押し付けても解決しない。
私たちの快適な環境の歪を押し付けられてきたのだ。
水は低いところに流れる。汚染物質も貧しいところに押し付けられるのだ。
しかし、中国では国内で報道されず、海外メディアが取材しようとしても地方政府に妨害されるような土壌や河川の汚染が多く発生している。
都市部に住む共産党幹部は、PM2.5濃度の高い汚染された空気を逃れることはできないが、「がん村」に代表される水質や土壌が汚染された地域の水を飲むことは無いし、農水畜産物を食べることも無い。このことは、共産党幹部に限らず、中国の多くの中間層・富裕層にもあてはまる。
だから、PM2.5はメディアに露出し、いちおうの対策も進んでいるが、もう一方の問題はほとんど置き去りなのだ。
さらにマクロな見方をすれば、中国に汚染を押し付けたのは先進国だ。特に日本の責任は重い。
日本企業が製造拠点を中国に移した主な理由はコストだ。人件費も大きいが、環境対策費にはお金がかかる。
そして、日本は工業を海外に移し、サービス産業のポートフォリオを得た。
本著は、著者がまさに体を張って現場を取材したルポルタージュであり、冒険ノンフィクションと言えよう。
中国のさまざまな汚染の責任と対策を、中国一国に押し付けても解決しない。
私たちの快適な環境の歪を押し付けられてきたのだ。
水は低いところに流れる。汚染物質も貧しいところに押し付けられるのだ。
2014年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
水、大気、土地が酷く汚染され、その規模も深刻さも広がり深まってゆく…。
単純な犯人探しでは済まない複雑な状況がひしひしと伝わってくる。ある意味中国という巨大すぎる国家が産み出した様々な隔絶が問題を深刻化させ解決を阻んでいる以上、社会体制が変わっていかない限りどうにもならない、という無力感に襲われる。
富者と貧者、都市と農村、政府と人民、ひとつの国でありながら殆ど交わることの無い断絶があり、それらを融和し、軟着陸させるためにはどれほどの時間が必要なのだろうか。
また、かつて日本や他の先進国で起こった環境汚染は解決されたわけではなく、その一部、あるいは多くが増幅され今は中国を苦しめている、という視点が胸に突き刺さった。対岸の火事ではなく我々もその問題の真っ只中にいるのだ。
筆者の危険を犯した取材ぶりは心配になるほどだが、現地で戦っている方々はそれ以上に厳しい状況の中で孤軍奮闘されている。一個人にできることは多くないが、少なくとも自分の胸にはしっかりと刻んでおきたい。
単純な犯人探しでは済まない複雑な状況がひしひしと伝わってくる。ある意味中国という巨大すぎる国家が産み出した様々な隔絶が問題を深刻化させ解決を阻んでいる以上、社会体制が変わっていかない限りどうにもならない、という無力感に襲われる。
富者と貧者、都市と農村、政府と人民、ひとつの国でありながら殆ど交わることの無い断絶があり、それらを融和し、軟着陸させるためにはどれほどの時間が必要なのだろうか。
また、かつて日本や他の先進国で起こった環境汚染は解決されたわけではなく、その一部、あるいは多くが増幅され今は中国を苦しめている、という視点が胸に突き刺さった。対岸の火事ではなく我々もその問題の真っ只中にいるのだ。
筆者の危険を犯した取材ぶりは心配になるほどだが、現地で戦っている方々はそれ以上に厳しい状況の中で孤軍奮闘されている。一個人にできることは多くないが、少なくとも自分の胸にはしっかりと刻んでおきたい。
2014年1月20日に日本でレビュー済み
ピンク色に泡立つ河川、蛍光色のようにブルーに輝く不思議な湖、臭くて家の中まで呼吸困難になる中国の地方は今や通常の感覚では生きていけない。それだけでなく、都市部にも例のpm2.5が襲う。夜のように暗くて真黒な空、少し大きなホテルなら屋内の廊下でさえ、先に何があるか見通せない。灰、喉などの呼吸器系だけでなく目や皮膚にも汚染物質は容赦なく襲う。
こうして自然系を破壊しているのは、金さえ儲かれば何でもよいとする、超資本主義の政府であり、薄汚い人民であり、そこから少しでも裏金を盗み取ろうとする役人である。つまり、地方の自然には公害でおかされた奇形の動植物が生息し、都市部には腐りきった人間のなれの果てが住んでいるのである。それが中国である。
中国って本当に汚い国だと思う。
一番汚い国、中国。先ずはその正体を知ることから始めねばならない。
こうして自然系を破壊しているのは、金さえ儲かれば何でもよいとする、超資本主義の政府であり、薄汚い人民であり、そこから少しでも裏金を盗み取ろうとする役人である。つまり、地方の自然には公害でおかされた奇形の動植物が生息し、都市部には腐りきった人間のなれの果てが住んでいるのである。それが中国である。
中国って本当に汚い国だと思う。
一番汚い国、中国。先ずはその正体を知ることから始めねばならない。
2014年1月16日に日本でレビュー済み
中国が抱える深刻な汚染問題の実態に踏み込んだ本書。
水も空気も大地も、取り返しの付かない状態にまでなっているにも関わらず、改善の兆しが見えないのは何故か。
結局は、その国に住む身勝手な人間の行動、つまり国民性の劣悪さが汚染の元凶となっているためです。
中国人のモラルの低さは、世界中から批判されていますが、モラルの低さが仇となり、自らの首を絞める事になるとは皮肉なものです。
解決するだけの技術力がないのも確かですが、中国の場合それ以前の話と言う事が本書を読んで良く分かりました。
水も空気も大地も、取り返しの付かない状態にまでなっているにも関わらず、改善の兆しが見えないのは何故か。
結局は、その国に住む身勝手な人間の行動、つまり国民性の劣悪さが汚染の元凶となっているためです。
中国人のモラルの低さは、世界中から批判されていますが、モラルの低さが仇となり、自らの首を絞める事になるとは皮肉なものです。
解決するだけの技術力がないのも確かですが、中国の場合それ以前の話と言う事が本書を読んで良く分かりました。
2014年1月18日に日本でレビュー済み
ネットなどで見慣れていない人には冒頭の写真だけで衝撃的だと思います。中国の複合環境汚染は共産党独裁体制という特殊な政治体制が絡んでいるだけに、根が深くてなかなか改善することは難しい。そして我々日本人も他人事では済まない状況にあります。特にカドミウム米、禁止猛毒農薬野菜の問題は2012年中国から150万トンの野菜を輸入した日本は直接被害を受けます。中国産食材を原料にした加工食品を日常的に口にしている可能性があり、またPM2・5はWHO傘下のIARC(国際ガン研究機関)が肺ガンを引き起こす可能性があると正式に結論づけました。中国で大気汚染が原因で早死にした人は123万人を超えています。PM2・5はご存知のように偏西風に乗って西日本を中心に大気汚染をもたらしています。それにしても、福島香織さんは凄い人ですね。公安警察の尋問ものらりくらりとかわしつつ、癌村や虐げられている人々を取材する情熱と勇気は賞賛されるべきです。著者のような真のジャーナリストが評価される日本であってほしいですね。