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東アジアの中の中国史 単行本 – 2003/4/1

4.0 5つ星のうち4.0 3個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 放送大学教育振興会 (2003/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 199ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 459523662X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4595236624
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 3個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国プロパーを扱う前回の放送大学テクスト「中国の歴史と社会」(斯波義信、浜口両教授共著)と比べ、広い視野で見ようとするのが岸本教授による10章まで。宋代の記述に生彩があった前テクストに対し、本書は元明の扱いに新味がある。また岸本教授は唐宋変革の時代区分(宋が近世か中世か)に興味を示さない反面、「近世」の用語を中国史で「16世紀から18世紀までの間をさすもの」として用いる。(p108)一方浜口教授によると「1840年のアヘン戦争は、象徴的な意味でそのはじまりであった」とする。それとは「中国に即していえば、これまでは主として東アジア世界のなかで展開されてきた歴史が、このときから、常に世界全体をその予見として考えざるを得なくなった」事態を指す(しかし5年前の中国通史の放送大学テクストでは「中国史の時代区分の上では、従来からそして現在 [1998年] も1840年のアヘン戦争に近代の起点を求めている」と他ならぬ浜口教授が書いている)。そうなると1800年から1840年が「近世」と「近代」の狭間に落ちてしまう。新しい木に古い竹が接がれているのである。(なお共産党の一党独裁に反対する学生たちによる1989年の天安門事件に関し、浜口教授の旧テクストでは「戒厳令のなか六月四日の所謂「天安門事件」を迎えた。それは、軍の出動と発砲により収束したが、民衆に犠牲者がでたこと、言論がおさえられたことなどにより内外にわたって後遺症は重く」となっていた。本書では「天安門事件」の注記のかたちで「民主化要求の運動。六月四日の軍の出動により収束したが、内外にわたって重い後遺症を残した」と改訂された。)
2005年5月31日に日本でレビュー済み
 放送大学の教材として編集された中国通史の概説書です。個々の事件・人名・地名などを紹介することよりも、中国史のマクロな流れを把握していくことに主眼を置いているようです。見慣れぬ固有名詞をいちいちチェックする必要がないので、すいすい読めます。
 基本的には初学者用の入門書といったところですが、最近の研究成果を踏まえて書かれており、また、中国と周辺地域との発展の相互作用にも注目した内容となっているので、十分読むに耐える仕上がりだと思います。ざっと読めば中国史の大まかなイメージが得られますし、しっかり読めばいろいろ問題意識を喚起されることもあります。巻末の参考文献リストも程よい出来です。
 他方、革命後の状況を述べる段については、いまだ大躍進期の「自然災害」に言及している点など、違和感を禁じ得ない部分も若干あります。
いずれにせよ、東洋史マニアが改めて読むとなると、やはり物足りなさを感じるかも知れませんが、教養として中国のことを一通り理解しておきたいという向きにはオススメできようかと思います。
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