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手紙 単行本 – 2003/3/1
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- 本の長さ357ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞出版
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104620106674
- ISBN-13978-4620106670
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商品の説明
商品説明
武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。
1999年に刊行された『白夜行』以降、著者は『片想い』 『トキオ』など、連載小説という発表形態を通じて、読み手を飽きさせないだけのストーリーテリングの実力を確実に身につけてきた。新聞連載された本書も、バンドデビューや窃盗事件などの出来事を積み重ね、そのつど揺れ動いていく直貴の心の危うさを巧みに演出しながら、物語を引っ張っていく。しかしながら読み手は、たえず居心地の悪さを感じずにはいられないだろう。なぜなら、直貴に向けられる差別は、私たち自身の中にも確実に存在するものだからである。「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない」と言い切る直貴の言葉が、ずっしりと心に響く。(中島正敏)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 毎日新聞出版 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 357ページ
- ISBN-10 : 4620106674
- ISBN-13 : 978-4620106670
- Amazon 売れ筋ランキング: - 73,115位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,758位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 使命と魂のリミット (ISBN-13: 978-4043718078 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この手紙と言う作品でも、涙が止まらなくなりました。一度は読んでほしい作品だと思います。
この本の主要なテーマは、犯罪加害者家族への偏見や差別についてです。直貴は、兄の罪を背負って生きていくことになりますが、その罪は、直貴自身が犯したわけではありません。しかし、社会は、直貴を兄の罪と同じように扱います。直貴は、自分の人生を自分で切り開こうとしますが、何度も何度も壁にぶつかります。その壁は、兄の罪に対する社会の無理解や偏見や差別です。直貴は、自分の幸せを求めることが、兄の罪を軽視することになるのではないかと悩みます。しかし、直貴は、兄の罪を責めることもできません。兄は、弟のために罪を犯したのですから。
この本のおすすめポイントは、直貴の心の葛藤や成長を描いた人間ドラマです。直貴は、兄の罪によって多くのものを失いますが、それでも前向きに生きようとします。直貴は、兄からの手紙に返事を書き続けますが、その手紙は、直貴にとっては、兄との唯一の繋がりであり、自分の心の支えでもあります。直貴は、兄の罪と自分の幸せの間で揺れ動きますが、最後には、自分の決断をします。その決断は、直貴にとっては、兄への愛と、自分への愛と、被害者への敬意と、社会への挑戦と、すべてを包み込むものです。
この本は、東野圭吾の代表作の一つであり、人間ドラマの傑作です。犯罪加害者家族の苦しみや葛藤、そして兄弟愛を、深く感じさせる物語です。私は、読んでいて、自分が直貴の立場だったらどうするか、考えさせられます。そして、自分の家族や兄弟に対する愛情を、再確認しました。この本は、犯罪加害者家族に対する偏見や差別をなくしたいと思う人、兄弟愛に感動したい人、東野圭吾の人間ドラマが好きな人におススメです。
この本の主要なテーマは、犯罪加害者家族への偏見や差別についてです。直貴は、兄の罪を背負って生きていくことになりますが、その罪は、直貴自身が犯したわけではありません。しかし、社会は、直貴を兄の罪と同じように扱います。直貴は、自分の人生を自分で切り開こうとしますが、何度も何度も壁にぶつかります。その壁は、兄の罪に対する社会の無理解や偏見や差別です。直貴は、自分の幸せを求めることが、兄の罪を軽視することになるのではないかと悩みます。しかし、直貴は、兄の罪を責めることもできません。兄は、弟のために罪を犯したのですから。
この本のおすすめポイントは、直貴の心の葛藤や成長を描いた人間ドラマです。直貴は、兄の罪によって多くのものを失いますが、それでも前向きに生きようとします。直貴は、兄からの手紙に返事を書き続けますが、その手紙は、直貴にとっては、兄との唯一の繋がりであり、自分の心の支えでもあります。直貴は、兄の罪と自分の幸せの間で揺れ動きますが、最後には、自分の決断をします。その決断は、直貴にとっては、兄への愛と、自分への愛と、被害者への敬意と、社会への挑戦と、すべてを包み込むものです。
この本は、東野圭吾の代表作の一つであり、人間ドラマの傑作です。犯罪加害者家族の苦しみや葛藤、そして兄弟愛を、深く感じさせる物語です。私は、読んでいて、自分が直貴の立場だったらどうするか、考えさせられます。そして、自分の家族や兄弟に対する愛情を、再確認しました。この本は、犯罪加害者家族に対する偏見や差別をなくしたいと思う人、兄弟愛に感動したい人、東野圭吾の人間ドラマが好きな人におススメです。
終章で心臓縮みました
特に、社長との会話がいいですね~。
東野さん、つぎ、なにを読もうかしら。
いい小説、ありがとうございます。
最近本気で相手に
ラブ・レター=手紙
を書いた事がありますか?
とか言う私も
あまり書く事はありませんが,
手紙というと好きな
異性への恋文をまず連想する方も多いのでは
ないでしょうか?
しかし本気で綴った=ラブ・レター(Love letter)
は昔から異性相手に想いを伝える手段だけではなく,
父から娘へ母から子供達へ,
祖父母から孫へそして兄弟へと,
直筆の手紙総てはLove letterであると云えそうですね。
21世紀の現代は,
「手紙」という存在は実質を持っていて
貰った方も煙たくて重過ぎる事があるかも知れない。
そうした「手紙」という実存在を軸に,
主人公を含めた登場人物達の
凄まじい「魂」が発露するのが本書です。
本書は,
例えば夏目漱石の「こころ」を
少年時代に読んだとき
の様な感銘を受けました。
時代は変り,
本書の登場人物は現代社会で
まさに生きた存在です。
誠にお恥ずかしながら,
ずっと気になっていた
著名な作家でおられる
東野圭吾氏の作品を初めて読ませて頂きました。
私も歳なので,
過去数万冊は小説も読んできておりますが,
久しぶりの手応えのある傑作といえそうです。
近年の自分は,
まるで防犯カメラやドライブレコーダー
の様にカメラ目線で本を読み始めてしまう癖があります。
先入観なしに,
しっかりと受け止めたいという意図は勿論あります。
最初は単調でしたが,
数十頁程から!!?
が起きました。
読み進めてゆくと,凄い!!
いつの間に,引きずり込まれていました。
主人公は物凄く
めちゃめちゃに格好いい青年です。
才能もある。
そして何よりもハートが物凄い!
そして,あまりに魅力的な女性達が登場します。
そして手紙の主・・。
色々な人物が登場しますが,
どの人間も凄く人間臭くて,
はかなくて,もろくて,魅力的だった。
そして主人公がなんと不器用な事か!
おいっしっかりしろ!とエールを贈りつつ
苛立ちながら彼の次の行動が知りたくて,
惹きつけられている自分を
感じながら,当事者達のことふと冷静に考えれば,
この場面ではしかたがない,というリアリティもある。
この小説に登場する人物達はこの日本
に実存在として必ず存在する。
本書の主人公の青年も手紙の主も,そして彼女達も誰も彼もが。
当方は日本の裁判員制度を経験し,
古くからノンフィクションの書籍を多数読む者として
この作品に登場する人物は完全に実在していると
肌で感じた。
中盤から最後まで一気に読み通した時,
我に返れば,朝の明星をベランダの外で垣間見た。
普段は目が悪い為に常備薬(数種類の目薬)
を挿しながらの最近の読書スタイルですが,
ぼろぼろと涙が流れ,目薬を差す必要がないという
サプライズもあった
作品でした。
急停止したかの様なラストのエンディング・・。
強い余韻となって心に残る傑作です。
お勧めです
最近本気で相手に
ラブ・レター=手紙
を書いた事がありますか?
とか言う私も
あまり書く事はありませんが,
手紙というと好きな
異性への恋文をまず連想する方も多いのでは
ないでしょうか?
しかし本気で綴った=ラブ・レター(Love letter)
は昔から異性相手に想いを伝える手段だけではなく,
父から娘へ母から子供達へ,
祖父母から孫へそして兄弟へと,
直筆の手紙総てはLove letterであると云えそうですね。
21世紀の現代は,
「手紙」という存在は実質を持っていて
貰った方も煙たくて重過ぎる事があるかも知れない。
そうした「手紙」という実存在を軸に,
主人公を含めた登場人物達の
凄まじい「魂」が発露するのが本書です。
本書は,
例えば夏目漱石の「こころ」を
少年時代に読んだとき
の様な感銘を受けました。
時代は変り,
本書の登場人物は現代社会で
まさに生きた存在です。
誠にお恥ずかしながら,
ずっと気になっていた
著名な作家でおられる
東野圭吾氏の作品を初めて読ませて頂きました。
私も歳なので,
過去数万冊は小説も読んできておりますが,
久しぶりの手応えのある傑作といえそうです。
近年の自分は,
まるで防犯カメラやドライブレコーダー
の様にカメラ目線で本を読み始めてしまう癖があります。
先入観なしに,
しっかりと受け止めたいという意図は勿論あります。
最初は単調でしたが,
数十頁程から!!?
が起きました。
読み進めてゆくと,凄い!!
いつの間に,引きずり込まれていました。
主人公は物凄く
めちゃめちゃに格好いい青年です。
才能もある。
そして何よりもハートが物凄い!
そして,あまりに魅力的な女性達が登場します。
そして手紙の主・・。
色々な人物が登場しますが,
どの人間も凄く人間臭くて,
はかなくて,もろくて,魅力的だった。
そして主人公がなんと不器用な事か!
おいっしっかりしろ!とエールを贈りつつ
苛立ちながら彼の次の行動が知りたくて,
惹きつけられている自分を
感じながら,当事者達のことふと冷静に考えれば,
この場面ではしかたがない,というリアリティもある。
この小説に登場する人物達はこの日本
に実存在として必ず存在する。
本書の主人公の青年も手紙の主も,そして彼女達も誰も彼もが。
当方は日本の裁判員制度を経験し,
古くからノンフィクションの書籍を多数読む者として
この作品に登場する人物は完全に実在していると
肌で感じた。
中盤から最後まで一気に読み通した時,
我に返れば,朝の明星をベランダの外で垣間見た。
普段は目が悪い為に常備薬(数種類の目薬)
を挿しながらの最近の読書スタイルですが,
ぼろぼろと涙が流れ,目薬を差す必要がないという
サプライズもあった
作品でした。
急停止したかの様なラストのエンディング・・。
強い余韻となって心に残る傑作です。
お勧めです