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散る。アウト 単行本 – 2004/10/1
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞出版
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104620106895
- ISBN-13978-4620106892
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登録情報
- 出版社 : 毎日新聞出版 (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 324ページ
- ISBN-10 : 4620106895
- ISBN-13 : 978-4620106892
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,774,673位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 42,486位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
盛田隆二(もりた・りゅうじ)
1971年、県立川越高校2年在学中に書いた短編「糠星」が旺文社小説コンクールで1等になる。同作品は短編集『あなたのことが、いちばんだいじ』(光文社文庫)に所収
1985年、情報誌「ぴあ」編集者の傍ら小説を執筆し、「夜よりも長い夢」で早稲田文学新人賞入選
1990年、デビュー作『ストリート・チルドレン』(講談社)が野間文芸新人賞候補作
1992年、第2作『サウダージ』(中央公論社)は三島由紀夫賞候補作
1996年「ぴあムック」編集長等を経て、18年間勤務したぴあを退社、作家専業に
2004年『夜の果てまで』(角川文庫)が30万部を超えるベストセラーに
2007年~2010年、早稲田大学 文化構想学部 客員教授
2011年『二人静』(光文社)で第1回Twitter文学賞受賞
2016年8月24日午後8時~NHK-Eテレ「ハートネットTV」で、30分番組「父との長いお別れ・作家 盛田隆二 ――リハビリ・介護を生きる 認知症の親をおくって」を放送
著書は他に『焼け跡のハイヒール』『蜜と唾』『父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌』『残りの人生で、今日がいちばん若い日』『いつの日も泉は湧いている』『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』『身も心も』『あなたのことが、いちばんだいじ』『ありふれた魔法』『ささやかな永遠のはじまり』『散る。アウト』『おいしい水』『リセット』『ニッポンの狩猟期』『金曜日にきみは行かない』『ラスト・ワルツ』『いつかぼくは一冊の本を書く』など多数
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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運命というには過酷な展開には驚かされるが、ダワと出会いにより
人生を生き直したいと思い直す主人公の心理描写など良く描かれている。
また、マフィアからの逃走劇などスリルに満ちたストーリー展開も
引き込まれずにはいられない。
ただラストは書き急いでる感が否めない。
続きは読者の想像に託しているのかもしれないが、上下巻の上巻が
終わったようなところでストーリーが終わる。
ページ数制限でもあったのだろうか...ラストをもう少し丁寧に
書いてほしいと思った。
モンゴルの町の風景が細部にわたって描写される。だが取~~材したものを羅列するだけではない、かといって過剰な感情も含まれていない。だが、確実にその場所の「空気」が緻密に描かれている。だから、だからわたしたちは、未知の町に迷い込んだひとりの人間となってその場所に立つことができる。
ダワという女性が美しい。とても力強く物語りを引っ張ってゆく。
カードがどんどんひっくり返るように、いろん~~な事が起こる。それに同調して脈拍がどんどん上がってくる。
これはミステリー小説ではない。日常から、自分を始点としてはじまる心の強さ、悲しみ、動いてゆくものたちを描いた小説だ。同調し、絶望し、悲しみ、そして散る、アウト。
その中で、すれ違い、繋がってゆく数々の人々がいて。ひとりひとりが自分の人生を生きていて、そして繋がっている。$N~~$
ラストを迎えても、まだ、熱は冷めない。
ひとつの物語が終わっても、ダワのことや、主人公のその後などを想像しないではいられない。
そしてまた、読み返す。
筆の細やかさが織りなす世界にいつまでも身をおきたいと思う、これまでにないタイプの小説だと思った。~
何処までがフィクションかわからなくなる描写は盛田隆二さんならではです。