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田中慎弥の掌劇場 単行本 – 2012/4/5
田中 慎弥
(著)
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購入オプションとあわせ買い
宇宙の起源,待ち合せ,揚羽,読まれない本,うどんにしよう,靴音 他
- 本の長さ136ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞社
- 発売日2012/4/5
- 寸法13.5 x 1.5 x 19.4 cm
- ISBN-104620107794
- ISBN-13978-4620107790
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商品の説明
著者について
田中慎弥(たなか・しんや)
1972年山口県生まれ。山口県立下関中央工業高校卒業。2005年「冷たい水の羊」で第37回新潮新人賞受賞。2008年「蛹」で第34回川端康成文学賞受賞。同年「蛹」を収録した作品集『切れた鎖』(新潮社)で第21回三島由紀夫賞受賞。2012年「共喰い」で第146回(平成23年度下半期)芥川龍之介賞受賞。他の著書に『図書準備室』『実験』(共に新潮社)、『神様のいない日本シリーズ』(文藝春秋)、『犬と鴉』(講談社)、『共喰い』(集英社)がある。
1972年山口県生まれ。山口県立下関中央工業高校卒業。2005年「冷たい水の羊」で第37回新潮新人賞受賞。2008年「蛹」で第34回川端康成文学賞受賞。同年「蛹」を収録した作品集『切れた鎖』(新潮社)で第21回三島由紀夫賞受賞。2012年「共喰い」で第146回(平成23年度下半期)芥川龍之介賞受賞。他の著書に『図書準備室』『実験』(共に新潮社)、『神様のいない日本シリーズ』(文藝春秋)、『犬と鴉』(講談社)、『共喰い』(集英社)がある。
登録情報
- 出版社 : 毎日新聞社 (2012/4/5)
- 発売日 : 2012/4/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 136ページ
- ISBN-10 : 4620107794
- ISBN-13 : 978-4620107790
- 寸法 : 13.5 x 1.5 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,082,511位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 288,985位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思っていたよりもキレイでとても満足しています。発送も早くて嬉しかったです。
2014年4月25日に日本でレビュー済み
初めて読まれる方にお勧めします。「男たち」は、爆笑しました。かなりのユーモアです。田中慎弥さんの独特な世界が好きです。長編ものめり込みますが、短編もとてもおもしろく読ませていただきました。
2012年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者が今まで読んできたものはたしかに本物だな、と感じさせる文章力はあります。引き出しの多さや器用さもこのあたりで見せてくれた感もありますが、達者にまとまっている反面、昭和に活躍したあの作家のあの感じに似ているよな〜、という既視感は否めません。よくも悪くも、社会に出ずに家の中で本を読んで暮らすという、「文学の純粋培養」のたまものですね。
西村賢太と田中慎弥の登場は、個人的には「伝統の逆襲」のような印象を受けます。昭和(やそれ以前)の作家の文章を読んでいない若い世代にとっては、案外新鮮に感じられるかもしれません。短いので読みやすく、いい雰囲気を持った作品もいくつかあります。
西村賢太と田中慎弥の登場は、個人的には「伝統の逆襲」のような印象を受けます。昭和(やそれ以前)の作家の文章を読んでいない若い世代にとっては、案外新鮮に感じられるかもしれません。短いので読みやすく、いい雰囲気を持った作品もいくつかあります。
2014年1月3日に日本でレビュー済み
この作品は、まさに起承転結の結を読者のそれぞれが想像することが作者の意図されたことだと思います。はっきりとした、結末が好まれる時代に貴重な作品集だと感じます。私の好きな作品は「うどんにしよう」です。最初から読んでその4文字にいきつくと、それまでの文章からのイメージがどうなるか。反対にいえば、この本の中では分かりやすい作品です。短編なので、本屋で見かけたら、一度手にとって見られることをお薦めします。
2013年4月24日に日本でレビュー済み
川端賞、三島賞、芥川賞受賞と総なめにした田中慎弥の掌小説集です。
個人的には、駄文散文の寄せ集めで一冊にした感があります。
まあ、川端 康成の『掌の小説』を、田中慎弥が書けばどうなるのか? といった試みなのでしょうか。
起承転結もなく、起承転で終わって、はあ? といったものが多く、読んでいて面白くないです。
P123に「空に見たもの」という掌小説があります。あらすじは、
(起)セックスレスの若い夫婦がおりました。欲求不満の妻はいろいろな試みで夫を刺激し、挑発するも、ダメ。妻は恥をかきます。
(承)夫婦で買い物に行き、夫が駐車場で、空を見上げ何かを見ます。
(転)その夜から、夫は精力絶倫になり、妻が失神するほどの性欲で毎晩迫ります。で、おしまい。(笑)
夫は空に何を見たのか?、は書かれていません。つまり、(結)は読者が勝手に思索して楽しんでくれ、ということなのでしょう。
P84「自供」は、これよりはいくぶんましですが、面白くないのは変わりなし。
思索が、お好きな読者は、どうぞ。
時評ネタの戯曲『男たち(一幕)』(P28)なんかは、素人がブログに書いたものかと思いました。
個人的には、駄文散文の寄せ集めで一冊にした感があります。
まあ、川端 康成の『掌の小説』を、田中慎弥が書けばどうなるのか? といった試みなのでしょうか。
起承転結もなく、起承転で終わって、はあ? といったものが多く、読んでいて面白くないです。
P123に「空に見たもの」という掌小説があります。あらすじは、
(起)セックスレスの若い夫婦がおりました。欲求不満の妻はいろいろな試みで夫を刺激し、挑発するも、ダメ。妻は恥をかきます。
(承)夫婦で買い物に行き、夫が駐車場で、空を見上げ何かを見ます。
(転)その夜から、夫は精力絶倫になり、妻が失神するほどの性欲で毎晩迫ります。で、おしまい。(笑)
夫は空に何を見たのか?、は書かれていません。つまり、(結)は読者が勝手に思索して楽しんでくれ、ということなのでしょう。
P84「自供」は、これよりはいくぶんましですが、面白くないのは変わりなし。
思索が、お好きな読者は、どうぞ。
時評ネタの戯曲『男たち(一幕)』(P28)なんかは、素人がブログに書いたものかと思いました。
2013年9月10日に日本でレビュー済み
良くも悪くも掲題に尽きます。
136P に 37 編も載っているのですから、過剰に期待すると失望することもあります。
また、選りすぐって載せた、掲載順を工夫した、等というわけでもなさそうです。
1 つ 1 つは何とも言えない読み味があり、これを日々、新聞で読むことを考えると
まんざら悪くない気もします。
気が向いた際に読み進めるなど、気軽に手に取るといいのではないでしょうか。
ただし、それにすると値段が…というところです。
136P に 37 編も載っているのですから、過剰に期待すると失望することもあります。
また、選りすぐって載せた、掲載順を工夫した、等というわけでもなさそうです。
1 つ 1 つは何とも言えない読み味があり、これを日々、新聞で読むことを考えると
まんざら悪くない気もします。
気が向いた際に読み進めるなど、気軽に手に取るといいのではないでしょうか。
ただし、それにすると値段が…というところです。
2012年5月19日に日本でレビュー済み
まず装丁がいい。黒地に白黄の文字が怪しい感じがして期待を持たせる。そして、いつまでも触っていたいような肌触り。指紋がいっぱい付いてしまった。怪しく不条理な世界の超短編集。1話2〜3ページなので小説初心者の方にもおすすめ。
2013年3月19日に日本でレビュー済み
週刊誌の対談で、瀬戸内寂聴が「田中慎弥のようなショートショートを書くのが夢」と書いていたので興味を持って読んだ。
1,2作はおっ?これは,と思ったが、どんどん読み進むうちに一体これ何?と思うようになった。
もちろん文学と呼べるものはなく、ショートショートのようなひねりがきいたものでもない。単なる駄文の羅列?
本来、このような短編(5枚程度)を書くには、20枚くらいの物を先に書き、それを徹底的に削ってエッセンスだけを残すものだと思っていた。
竹内 政明氏の「編集手帖の文章術」を読むと、短編を書くことの苦労がよくわかるのだが、この中でも「まくら」「あんこ」「さげ」のうち削減するのは「あんこ」であると書いている。つまり、短編ではストーリーは書ききれないので、余韻を持たせることに力点を置くわけである。
しかし、この田中慎弥氏の作品を見ると、ほとんどのもにに余韻がない。
つまらない小話を書いているだけだ。
多分、削り取ったのではなく、2000字を埋めていったのだろう。あまりにも余分な文章が多い。
もともとこの掌編は地方紙に掲載されていたものらしい。
芥川賞を受賞したことで、この新聞社も単行本化したのだろうが、掲載時から傑作だと思っていたのだろうか。
1,2作はおっ?これは,と思ったが、どんどん読み進むうちに一体これ何?と思うようになった。
もちろん文学と呼べるものはなく、ショートショートのようなひねりがきいたものでもない。単なる駄文の羅列?
本来、このような短編(5枚程度)を書くには、20枚くらいの物を先に書き、それを徹底的に削ってエッセンスだけを残すものだと思っていた。
竹内 政明氏の「編集手帖の文章術」を読むと、短編を書くことの苦労がよくわかるのだが、この中でも「まくら」「あんこ」「さげ」のうち削減するのは「あんこ」であると書いている。つまり、短編ではストーリーは書ききれないので、余韻を持たせることに力点を置くわけである。
しかし、この田中慎弥氏の作品を見ると、ほとんどのもにに余韻がない。
つまらない小話を書いているだけだ。
多分、削り取ったのではなく、2000字を埋めていったのだろう。あまりにも余分な文章が多い。
もともとこの掌編は地方紙に掲載されていたものらしい。
芥川賞を受賞したことで、この新聞社も単行本化したのだろうが、掲載時から傑作だと思っていたのだろうか。