童話作家の先生が、多分、大阪市の西淀川区のグリコのチョコレート工場の近くのアパートでのお話だと思いました。
電気ちゃん、不思議な彼です。最後も一度現れて欲しかった。お料理の好きな女性に共感を持ちました。
エエ物語です。続編、期待大です。
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電気ちゃん 単行本 – 2013/9/21
楠 章子
(著)
あさのあつこさん推薦! ――「人のもつ、物語のもつ、哀しみと強さがここにある」
超ダメ男「電気ちゃん」に拾われた16歳の家出少女・鳥子(とりこ)。
乳がんの宣告をされた26歳OLの寿寿(じゅじゅ)。
凄腕の料理で男を次々と部屋に誘う38歳バツイチのきみ夜。
男性より女性を愛する超美人ホステス、紫(むらさき)。
「電気ちゃん」という奇妙な縁に引きよせられたのは、生きることがあまり上手ではない女たち。
ひとりぼっちの魂をそっと包み込む五つの物語。
気鋭のスト―リーテラーによる鮮烈な渾身作!
「魂が電気に触れたようだった。ぴりぴりと痺れる。痺れたその後、じんわりと温かく、豊かになっていく。
そして、哀しくなっていく。鳥子、寿々、紫、きみ夜、電気ちゃん。一人一人の物語は孤独で異質で透明だ。
この哀しさ、この澄んだ哀しさは、いったいなんだろう。そして、この強さは、なんだろう。
一人一人の孤独が絡み合い、もつれ合い強く鮮やかな色彩を放つ。幼い鳥子がパレットの上に残した紫の色のようだ。
人のもつ、物語のもつ、哀しみと強さがここにある。」 ――あさのあつこ
超ダメ男「電気ちゃん」に拾われた16歳の家出少女・鳥子(とりこ)。
乳がんの宣告をされた26歳OLの寿寿(じゅじゅ)。
凄腕の料理で男を次々と部屋に誘う38歳バツイチのきみ夜。
男性より女性を愛する超美人ホステス、紫(むらさき)。
「電気ちゃん」という奇妙な縁に引きよせられたのは、生きることがあまり上手ではない女たち。
ひとりぼっちの魂をそっと包み込む五つの物語。
気鋭のスト―リーテラーによる鮮烈な渾身作!
「魂が電気に触れたようだった。ぴりぴりと痺れる。痺れたその後、じんわりと温かく、豊かになっていく。
そして、哀しくなっていく。鳥子、寿々、紫、きみ夜、電気ちゃん。一人一人の物語は孤独で異質で透明だ。
この哀しさ、この澄んだ哀しさは、いったいなんだろう。そして、この強さは、なんだろう。
一人一人の孤独が絡み合い、もつれ合い強く鮮やかな色彩を放つ。幼い鳥子がパレットの上に残した紫の色のようだ。
人のもつ、物語のもつ、哀しみと強さがここにある。」 ――あさのあつこ
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞社
- 発売日2013/9/21
- ISBN-104620107980
- ISBN-13978-4620107981
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
家出少女と超ダメ男「電気ちゃん」ちょっとおかしくて切ない恋の行方…。ひとりぼっちの魂を包み込む五つの物語。気鋭のストーリーテラーによる鮮烈な渾身作!
登録情報
- 出版社 : 毎日新聞社 (2013/9/21)
- 発売日 : 2013/9/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 168ページ
- ISBN-10 : 4620107980
- ISBN-13 : 978-4620107981
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,476,648位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 34,803位日本文学
- カスタマーレビュー:
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2013年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めの数ページで引き込まれ一気に読んでしまいました。
作者の飾り気のない素直な表現が好きです。
女性の気持ちが切なかったり・・・
作者の飾り気のない素直な表現が好きです。
女性の気持ちが切なかったり・・・
2013年10月7日に日本でレビュー済み
児童書をメインに活動され
「古道具ほんなら堂」が人気の楠章子さんの初一般小説。
いつものほんわかしたお話とはちがう
ピリッとスパイスがきいた、それでいてやはりどこかこの作者らしい味わいのある短編集だ。
物語は、「電気ちゃん」という30代のダメ男と、電気ちゃんの住むおんぼろアパートを舞台に
進んでいく。
甘いチョコレートの香りがする猥雑な空気もこの物語の彩りになっている。
一筋縄ではいかない不思議な味わいの物語、どうぞめしあがれ。
「古道具ほんなら堂」が人気の楠章子さんの初一般小説。
いつものほんわかしたお話とはちがう
ピリッとスパイスがきいた、それでいてやはりどこかこの作者らしい味わいのある短編集だ。
物語は、「電気ちゃん」という30代のダメ男と、電気ちゃんの住むおんぼろアパートを舞台に
進んでいく。
甘いチョコレートの香りがする猥雑な空気もこの物語の彩りになっている。
一筋縄ではいかない不思議な味わいの物語、どうぞめしあがれ。
2013年10月19日に日本でレビュー済み
ピリピリと背中が冷たくなるような切なさと孤独を、読後、感じます。
かといって、冷たい孤独だけではないのです。人の心から生み出される優しさと諦観……その作用によって、ほんのりと温かく、救いがあるように感じます。
人にとって、優しい諦観とは、生きる力でもあるのだと感じさせられました。
寂しい人が読んだら、もっと寂しくなる物語ではなく、寂しさに隠された人と人の触れ合い、優しさが、この世にはある事に気付きます。人間を、正邪、善悪に真っ二つに分けてしまわない繊細な作者の息遣いをぜひ感じて下さい。
かといって、冷たい孤独だけではないのです。人の心から生み出される優しさと諦観……その作用によって、ほんのりと温かく、救いがあるように感じます。
人にとって、優しい諦観とは、生きる力でもあるのだと感じさせられました。
寂しい人が読んだら、もっと寂しくなる物語ではなく、寂しさに隠された人と人の触れ合い、優しさが、この世にはある事に気付きます。人間を、正邪、善悪に真っ二つに分けてしまわない繊細な作者の息遣いをぜひ感じて下さい。