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インターネットは民主主義の敵か 単行本 – 2003/11/1

3.7 5つ星のうち3.7 7個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

インターネットがむしばむ、あるべき言論と民主主義の姿。このまま放置されてよいのか? 「ネットの自由」を根本から問い直す、米国の著名憲法学者による論争の書。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 毎日新聞出版 (2003/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 223ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4620316601
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4620316604
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
7グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学の授業で出されたレポートの課題でした。本屋に行く手間が省けました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年6月28日に日本でレビュー済み
facebookやmixiといったSNSの登場(2004年)より早い2003年に出版された本ですが(原著は2001年)、
現在(2020年)の「インターネットと民主主義」に関連する諸問題を予見しており、今でも考えさせられるものがあります。
「フィルタリング能力があるかぎり、何か重要なものが失われる(P.113)」という指摘どおり、大量の情報の中で自分の見たいものだけを選択するようになり分裂や過激主義へと走るというのは、米国や日本でも多く見られる我々の姿でしょう。

無制限のフィルタリングに関する3つの具体的な指摘(P.199)は、この問題の的を射ています。
 1,無制限にフィルタリングできる能力を各自に授ける情報通信システムは、過度の分裂を生む危険性があること
 2.無制限のフィルタリングは、人々に共通の情報や体験をほとんど生み出さないだろうということ
 3.無制限のフィルタリングは、民主的な観点から見れば、自由への犠牲を強いる可能性があること

ただ、200ページにも書かれているとおり、著者が本書で語ってきたことの目的は「ノスタルジーや悲観論の根拠を示すこと」や「今後数十年の予言をすること」ではなく、新テクノロジーと民主的自己統治システムの中心的な義務との関係を探求することにあります。私たちの民主主義やインターネットについて、理想をより明確にし、より良く実現するための方法を模索するための糧として捉える必要があります。

本書での議論はインターネットとともに発展し、2018年に同著者の「#リパブリック: インターネットは民主主義になにをもたらすのか」としてまとまっています。このため現在の問題意識への興味が強い読者は、こちらを読んだほうが精度が高いでしょう。しかし、だからといって本書の価値が減じたわけではなく、むしろ時間とともに風化しない古典としての価値すら見いだせました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳があまりよくない。
だいたいの内容はわかるんですが、法律の知識とかアメリカの制度を全く知らない私にとっては読みづらい本でした。

あまり気軽に手を出せる本ではないようです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月21日に日本でレビュー済み
本書は2001年のものであり、現在のインターネットの形態や影響は当時のものとは比べ物にならない。2001年にはYouTubeもTwitterもFacebookも存在していなかった。
本書ではフィルタリングという言葉が頻繁に用いられ、インターネットでは個人の好む情報だけを手に入れ、興味のない情報をシャットアウトしてしまうという懸念がなされている。
しかし、現在の(日本の)インターネット事情ではむしろ逆だと思える。スマートフォンの普及もあり、ニュースサイトやSNS、掲示板のまとめサイトなどは頻繁に閲覧されている。これらにはもちろん自分好みの情報だけを得るフィルタリングもされているだろうが、自分とは全く関係のない情報を得ることもインターネットがない時代に比べると機会は格段に増えている。
現代の日本人が、邦題の「インターネット」と「民主主義」という言葉に惹かれて本書を読んでも、望むようなものは得られないであろう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インターネットと民主主義との関係について論じながら、実は米国の民主主義の制度や考え方についてのオーソドックスかつ最良の参考書になっています。訳もこなれていますので、是非一読をお勧めします。いまのところ今年一番の本です。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月5日に日本でレビュー済み
 インターネットは民主主義にどんな影響を与えるか。

 得られる情報量を格段に上げてくれるネットはいいことばかりではと思っていたが、この本には唸らされる。情報量が多すぎるネットは自分の見たい情報を優先的に集めてくれる機能がある為に、自分と離れた視点に出会う機会を奪ってしまったり、自分と同じ意見ばかりを聞いてしまうことで意見の傾向が尖ってしまう危惧がある。規制や自由をどのように考えるかも難しい問題となる。

 03年に書かれたこの本だが13年の現在においても充分読む価値がある。特にネット選挙運動が解禁になった現在の日本ではその重要度も増している。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月20日に日本でレビュー済み
アメリカ、シカゴ大学ロースクールの憲法学者による、インターネット論。
米国憲法と共和制、自由主義、言論の自由を前提として、インターネットについて語る。

著者の目的ははっきりしている。
「民主的な世界」のために、インターネットはどこがプラスで、どこがマイナスかをはっきり述べること。
「民主的な世界の確立」が最終目標であって、そのためにインターネットがどのように利用されるべきか、という立場にたって、最終的には政策案を提示する。

理想を持ち、そのためにはどのように道具が使われるべきか。
こういうアプローチは、すごく実務家っぽいが、必ずしもインターネットそのものを見ているわけではあるまい。
実際、インターネットのメリットを「多くの選択肢、多様性を持つ」と言っているけれど、果たしてそれだけで十全か?
落としどころはあくまで政策であり、はっきりとした目的を持って書かれたインターネット像は、話半分とは言わないまでも、慎重に検討すべき。

ひとつ言いたいのだが、インターネットは民主主義の敵でも味方でもない。
この邦題のセンスは、近年まれに見る最悪さである。ちなみに原題は「Republic.com」(共和制・コム)。
新聞社の恨み節で、著作をねじ曲げるのは、本当にやめた方がいい。
内容は☆3.5分、邦題のひどさで‐0.5。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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