以前見たNHKの番組が余りに面白かったから、いつか読もうと思っていた本。
短いエッセイなのでどこからでも読めるし、何よりも色んな種類の植物が出てきて面白い。
筆者の呟きややせ我慢、工夫や思い入れがリアルで楽しい。
それにしてもベランダでこんなに沢山の種類が育てられるのだろうか、
忙しい仕事の合間にと感心してしまう。亡父より家庭菜園と庭を引き継ぎ、
その広さと一人で手入れをしなければならないプレッシャーに潰れてしまいそうな日々の、
ちょっとした息抜き本。完璧に手入れしようなんて思わないように。
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自己流園芸ベランダ派 単行本 – 2006/9/1
いとう せいこう
(著)
タレント、ミュージシャン、作家……と多様な顔をもつ、著者いとうせいこう氏は自宅マンションのベランダで60鉢もの植物を育てる「ベランダー」でもある。「ベランダー」とは著者の造語で、ガーデナーと区別したものだ。
面積や日照時間が限られる都会の狭いベランダでは園芸書の知識は通用しない。著者は10年以上のベランダー経験をもとに自己流で植物の世話をし、試しては枯らし、枯らしては試すを繰り返す。しかし、その自由さこそがベランダーの醍醐味なのである。
たとえ枯らしてしまってもいいのだと著者は言う。それも植物の生命のひとつのサイクルであり、そもそも植物の生命をコントロールしようとすること自体が無理なのだから……。
本書は、そんな著者の植物生活をつづったものだ。著者と一緒に植物の生命の偉大さに驚き、感謝したくなる一冊です。
面積や日照時間が限られる都会の狭いベランダでは園芸書の知識は通用しない。著者は10年以上のベランダー経験をもとに自己流で植物の世話をし、試しては枯らし、枯らしては試すを繰り返す。しかし、その自由さこそがベランダーの醍醐味なのである。
たとえ枯らしてしまってもいいのだと著者は言う。それも植物の生命のひとつのサイクルであり、そもそも植物の生命をコントロールしようとすること自体が無理なのだから……。
本書は、そんな著者の植物生活をつづったものだ。著者と一緒に植物の生命の偉大さに驚き、感謝したくなる一冊です。
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞出版
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104620317845
- ISBN-13978-4620317847
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商品の説明
出版社からのコメント
8年間1度も咲かなかった月下美人が大切な一夜に突然咲いたり、戯れにやったあんずとボケの自己流人工授粉が成功したりと、都会の小さなベランダに数々の奇跡が起こる――。
2004年春から2年間「朝日新聞」紙上に連載された同名エッセーをまとめた。単行本化にあたり園芸家・柳生真吾氏、詩人・伊藤比呂美氏との語り下ろし対談を収録!99年講談社エッセイ賞を受賞した『ボタニカル・ライフ』の第2弾といえる。
2004年春から2年間「朝日新聞」紙上に連載された同名エッセーをまとめた。単行本化にあたり園芸家・柳生真吾氏、詩人・伊藤比呂美氏との語り下ろし対談を収録!99年講談社エッセイ賞を受賞した『ボタニカル・ライフ』の第2弾といえる。
登録情報
- 出版社 : 毎日新聞出版 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4620317845
- ISBN-13 : 978-4620317847
- Amazon 売れ筋ランキング: - 743,512位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,303位ガーデニングの本
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作に続き楽しいです。
植物のイラストが欲しかったです
植物のイラストが欲しかったです
2019年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は植物男子ベランダーの続編的な位置付けになりますが、小説ではなくエッセイですので、
植物男子を未読でも楽しめる内容になっています。
とは言え、植物男子から引き続きのネタもありますので、読んでおくとより一層楽しめることは間違いありません。
とりあえず気になる植物(鉢物)があると買ってしまう著者。
ベランダはパンク状態で育て方以前に置き場所に悩んでしまう。
果敢に変わり種に挑戦するも、枯らしてしまう。
次から次へと目に付く物は買ってしまう著者。
著者本人のみならず読者ですら著者の置き場所を心配してしまうペースです、
でも大丈夫、次から次へと枯らしているので、スペース的に余裕はなくとも、微妙に隙間はあるようです。
それでもスペースに苦慮するのは、枯れてしまった鉢をいみじくもそのままにしているどころか、
万一の復活を期待してか悲しい習性なのか、水をやり続けてしまうところにあるように思えます。
そんな筆者のベランダはさぞやうっそうとしているのだろうと期待してしまうが、さにあらんや、以外とスカスカらしいのです。
著者は基本的に鉢物、それも花物がお好みです。
朝顔、タチアオイ、サザンカ、ボケ…花物もどうやら派手好みのようです。
どうもこの辺はカレル・チャペックの影響が強いのかなという気もします。
あまり興味がないように述べつつも成り物も成功させています。
ボケなんて庭植えだと特に世話もせずとも咲いて実がなる物ですが、これが鉢物となると格段に難易度がアップしたりします。
ライムやスモモにも挑んだり、なかなかに挑戦的です。
そんな買っては枯らし、挑んでは挫折する、園芸好きのレアか有り触れているかはさておき日常を、
その思いを込めて綴られた一冊になっています。
短編集なのでお好みの種や、気になるタイトルから読み始められ、サラッと読めるのは魅力的です。
そこそこ分厚い一冊ですが、いざ読み始めると軽く読めてしまうでしょう。
園芸をやっている方や、これから始めようという方には楽しく読める一冊ではないかと思いますが、
実用性に関してはかなり薄めですので、そういう面の期待はされないほうがよろしいかと思います。
なお、巻末の解説が若くして亡くなられた園芸家、柳生真吾氏です。
植物男子を未読でも楽しめる内容になっています。
とは言え、植物男子から引き続きのネタもありますので、読んでおくとより一層楽しめることは間違いありません。
とりあえず気になる植物(鉢物)があると買ってしまう著者。
ベランダはパンク状態で育て方以前に置き場所に悩んでしまう。
果敢に変わり種に挑戦するも、枯らしてしまう。
次から次へと目に付く物は買ってしまう著者。
著者本人のみならず読者ですら著者の置き場所を心配してしまうペースです、
でも大丈夫、次から次へと枯らしているので、スペース的に余裕はなくとも、微妙に隙間はあるようです。
それでもスペースに苦慮するのは、枯れてしまった鉢をいみじくもそのままにしているどころか、
万一の復活を期待してか悲しい習性なのか、水をやり続けてしまうところにあるように思えます。
そんな筆者のベランダはさぞやうっそうとしているのだろうと期待してしまうが、さにあらんや、以外とスカスカらしいのです。
著者は基本的に鉢物、それも花物がお好みです。
朝顔、タチアオイ、サザンカ、ボケ…花物もどうやら派手好みのようです。
どうもこの辺はカレル・チャペックの影響が強いのかなという気もします。
あまり興味がないように述べつつも成り物も成功させています。
ボケなんて庭植えだと特に世話もせずとも咲いて実がなる物ですが、これが鉢物となると格段に難易度がアップしたりします。
ライムやスモモにも挑んだり、なかなかに挑戦的です。
そんな買っては枯らし、挑んでは挫折する、園芸好きのレアか有り触れているかはさておき日常を、
その思いを込めて綴られた一冊になっています。
短編集なのでお好みの種や、気になるタイトルから読み始められ、サラッと読めるのは魅力的です。
そこそこ分厚い一冊ですが、いざ読み始めると軽く読めてしまうでしょう。
園芸をやっている方や、これから始めようという方には楽しく読める一冊ではないかと思いますが、
実用性に関してはかなり薄めですので、そういう面の期待はされないほうがよろしいかと思います。
なお、巻末の解説が若くして亡くなられた園芸家、柳生真吾氏です。
2021年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私もベランダー!お気持ち察して余りある!!どこから読んでもふふふとなる。気分転換に何度も読んでしまう。
2019年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の「ボタニカル・ライフ」があまりにインパクトがあったためか、今回はその期待のまま読み進めましたが、なんだか単なるレポート感が強いです。なんでもそうですが、やっぱり「1」にかぎりますね。でも、そんなこと書いちゃいましたが、大好きですね。これからも、ぜひ続編期待しています。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベランダで園芸をやっていると共感するところが多く出てきます。そんな感じで読み進めました。
2015年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作「ボタニカルライフ」で、カレル チャペック「園芸家12カ月 」の影響を受けたと自らで書いていたが、本書も題名こそ違えど話の進み方は同じである。
あっさりとした園芸日記風の文体に突然哲学的私見が入る作者独特の園芸生活が描かれている。
植物を愛するもプロフエッショナル感を排した関わり方がどうにも心地よく、共感してしまう。
私の様なにわか園芸家のバイブル的な書である。
あっさりとした園芸日記風の文体に突然哲学的私見が入る作者独特の園芸生活が描かれている。
植物を愛するもプロフエッショナル感を排した関わり方がどうにも心地よく、共感してしまう。
私の様なにわか園芸家のバイブル的な書である。