なぎらさんが愛おしむ酒場のガイド兼エッセイです。
東京都内の地域別に分かれています。肉系のお店が比較的多いと感じます。
この本を片手にブラリと出かけたくなります。
店の紹介を程よくしつつ、何より雰囲気が伝わるような配慮が感じられます。
それはなぎらさんの語り口調の文面とリラックスした表情、小さな料理の切り取り写真が醸し出しているのでしょう。
私もこういう風にとろりと酔いたい、と家呑みしながら次に行くお店を探してしまいます。
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夕べもここにいた!―なぎら健壱の東京居酒屋 単行本 – 2007/3/1
なぎら 健壱
(著)
- 本の長さ97ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞出版
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104620318108
- ISBN-13978-4620318103
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登録情報
- 出版社 : 毎日新聞出版 (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 97ページ
- ISBN-10 : 4620318108
- ISBN-13 : 978-4620318103
- Amazon 売れ筋ランキング: - 220,153位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地域ごとに章になって店がまとめられた構成が読みやすい。
何しろ、殆どの店はなぎら氏が以前から通う店の様なので文にリアル感がある。
店の主人や常連と話しをしながら呑んでる様子が手に取るように分かる良い文と写真だね。
これを読むと、自分が行った事が無い店なら「そうか、この店ではこういう呑み方をすればいいんだな!」
行った事がある店なら「そうそう、そうだよね!」と気持ちが一緒になれるよ。
編集やライターが見つけて来た店に取材で初めて行ってみて記事を書いちゃった様な本とは訳が違う。
ただし、地域ごとの章の合間に挟み込まれた写真とデータだけ紹介された店がね、
どうもタイアップ臭くていけないねぇ、ちょいと野暮だったんじゃないかなぁ、あはは。
何しろ、殆どの店はなぎら氏が以前から通う店の様なので文にリアル感がある。
店の主人や常連と話しをしながら呑んでる様子が手に取るように分かる良い文と写真だね。
これを読むと、自分が行った事が無い店なら「そうか、この店ではこういう呑み方をすればいいんだな!」
行った事がある店なら「そうそう、そうだよね!」と気持ちが一緒になれるよ。
編集やライターが見つけて来た店に取材で初めて行ってみて記事を書いちゃった様な本とは訳が違う。
ただし、地域ごとの章の合間に挟み込まれた写真とデータだけ紹介された店がね、
どうもタイアップ臭くていけないねぇ、ちょいと野暮だったんじゃないかなぁ、あはは。
2015年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人によって幸せの物差しは違いますが、こんな感じで酒を飲めるような時間と金銭的余裕、何よりも酒飲みながらの他愛ない時間を楽しめるような精神的な自由さがあれば、本の中で紹介されている高田渡氏のセリフのように万事うまくいくと思いますね。ぼくはお金の面で無理でした
2010年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正しい呑兵衛の為の手引書として手元に置いておきたい1冊なり。類書に太田和彦氏の著書等が挙げられようが、どうも彼の書いたものはお高く留まっていていけ好かない。「まったりとして至高の味わいが」云々といった表現は流石に見つからないが、似た様なお説教臭さがぷんぷんと漂っている。何も居酒屋へ飲みに行った先で、海原雄山の講釈など聞きたいとも思わないのだ。
その点、なぎらさんによる同書の方は、講釈臭さが全く無く、純粋に酒とつまみと場所を愛し、呑み仲間との交流を楽しむ精神が満ちている。何しろ懐具合の心配もする必要が無いくらいに安価な店をセレクトしているのだから、普段着気分の好奇心で立ち寄るのにとても便利なのだ。吉祥寺「いせや」をはじめ、行きつけの店が何軒かあるが、まだ知らない処も多い。同書片手にこれから出向いていきたいものである。
ちなみに同書の表紙写真の場所というのが、先日「ハッピー★ホッピー」のライブ鑑賞で訪れた北千住の「虎や」である。お店を借り切っての撮影だったと想像されるが、立ち飲み居酒屋の場になぎらさんは程よく馴染んでおり、微笑ましいくらいだ。
その点、なぎらさんによる同書の方は、講釈臭さが全く無く、純粋に酒とつまみと場所を愛し、呑み仲間との交流を楽しむ精神が満ちている。何しろ懐具合の心配もする必要が無いくらいに安価な店をセレクトしているのだから、普段着気分の好奇心で立ち寄るのにとても便利なのだ。吉祥寺「いせや」をはじめ、行きつけの店が何軒かあるが、まだ知らない処も多い。同書片手にこれから出向いていきたいものである。
ちなみに同書の表紙写真の場所というのが、先日「ハッピー★ホッピー」のライブ鑑賞で訪れた北千住の「虎や」である。お店を借り切っての撮影だったと想像されるが、立ち飲み居酒屋の場になぎらさんは程よく馴染んでおり、微笑ましいくらいだ。
2007年5月6日に日本でレビュー済み
なぎらけんいちの名を知ったのは、小6の頃、「悲惨な戦い」をラジオで耳にしてから(おいおい、もう30年以上だよ)である。今、振り返ってみれば、とっても牧歌的な、たわいない唄で、目くじら立てるようなものじゃない気がするんだけど、「放送禁止歌」ってことで、「柏村武昭のサテライトNo.1」(RCC中国放送)なんかで異様に盛り上がってたんだよな。それより、あの、ある種の物語を長々と弾き語るスタイルとか、「何かつかむ物はありませんかと目をこらして見たら目の前にあった」ってオチのニュアンスとかって、のちのさだまさし「雨やどり」「親父の一番長い日」に影響与えていると俺は睨んでるんだけどな。
今や下町ご意見番としてバラエティー番組には欠かせない重宝な存在だけど、この本読むと、テレビの姿はなぎら健壱のほんの一部でしかないことがわかる。お座敷のお声が掛かればテレビでもなんでも出るんだろうけど、決してテレビに囚われないってスタンス。芸能人の端くれっていうプロの矜持と、自由人としての力の抜け具合、堅気の人に対する謙虚さ、東京っ子としての誇り、みたいなものがうまくバランス取れてて、やっぱ只者じゃないんだよな。なぎら健壱のそうした器の凄さや人生観は文中の言葉の端々にも垣間見られるんだけど、このお店のラインナップがもっとも端的になぎら健壱を表現しているよね。そして、一つ一つのお店との関わり方がね。最初、普通のグルメガイドのように、気になるお店に付箋貼ってたんだけど、どれもこれも付箋だらけになったので、馬鹿らしくて全部はずした(笑)。それだけにトリの「新日の基」の致命的な表記ミスはもったいない。これって100%、編集の責任だし、ふつうの呑み助なら校正段階で絶対気付くはずなんだけどなぁ。
今や下町ご意見番としてバラエティー番組には欠かせない重宝な存在だけど、この本読むと、テレビの姿はなぎら健壱のほんの一部でしかないことがわかる。お座敷のお声が掛かればテレビでもなんでも出るんだろうけど、決してテレビに囚われないってスタンス。芸能人の端くれっていうプロの矜持と、自由人としての力の抜け具合、堅気の人に対する謙虚さ、東京っ子としての誇り、みたいなものがうまくバランス取れてて、やっぱ只者じゃないんだよな。なぎら健壱のそうした器の凄さや人生観は文中の言葉の端々にも垣間見られるんだけど、このお店のラインナップがもっとも端的になぎら健壱を表現しているよね。そして、一つ一つのお店との関わり方がね。最初、普通のグルメガイドのように、気になるお店に付箋貼ってたんだけど、どれもこれも付箋だらけになったので、馬鹿らしくて全部はずした(笑)。それだけにトリの「新日の基」の致命的な表記ミスはもったいない。これって100%、編集の責任だし、ふつうの呑み助なら校正段階で絶対気付くはずなんだけどなぁ。