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コメント: A221-65 中野翠 2007/12/25 帯付
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本日、東京ロマンチカ 単行本 – 2007/12/22

4.5 5つ星のうち4.5 4個の評価

『サンデー毎日』連載の人気コラム「満月雑記帳」一年分を収録。「映画と本と世の中の話」が満載の痛快コラム集。本文や各月ごとの書き下ろしエッセーに添えられた著者手描きのイラストも必見。楽しさも倍増。
隠居気分に浸ろうと、下町風情漂う月島に住んで久しい著者だが、昨今の東京湾岸の開発により、高層ビル群が間近に。東京の端と思っていた月島も、再開発計画で東京の端ではなくなってきた。と、このところ予想外の展開に戸惑う日々がつづいている。
「人間って川をみつめる時、どこか思索的な気分になるものだ。江戸は隅田川とたくさんの掘割を持つ水の都だった。それは江戸っ子=下町っ子の心に案外大きな影響を与えたんじゃないか。すべては移り変わるもの、という無常観や諦観を」(本文より)。
映画『東京タワー』や『ALWAYS』などの昭和の東京回顧ブームとは別に、自分自身の暮らしの中で、この一年はいつになく「東京」を考えることが多かったと著者はいう。
消え行く長屋のある路地裏散策から、水上バスでの隅田川巡り、浜離宮を散策したりと、江戸文化の地層の上に築かれた東京の姿を見つめ直す機会も増えた。一方、高層ビル群が織り成す夜景や日々の暮らしの場としての東京。雑食文化の象徴のような巨大都市東京。「満月雑記帳」の発信の場としての東京。そうした東京がもつ多層性の中に、それまで気づかなかったロマンチックな部分を発見! そんな著者の頭に思わず浮かんだ言葉が、ムード歌謡コーラスグループ名でおなじみの「東京ロマンチカ」。東京のロマンチックをラテンな感じで、東京ロマンチカ。
装幀家の菊地信義さんがデザインするカバーには、大正・昭和前期に版画家・漫画家として活躍した前川千帆(1888~1960)のちょっとユニークなタッチの漫画が登場、なんともいえない味わいを醸しだしています。
路地裏ロマンチカ、ぶらりロマンチカ、隅田川ロマンチカ、落語ロマンチカ、夜景ロマンチカ、本書とともにあなたの「ロマンチカ」を探してみてください。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 毎日新聞社 (2007/12/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/12/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4620318442
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4620318448
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 4個の評価

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中野 翠
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良い状態の商品でした。値段の設定も良心的で、満足しました。
2008年2月16日に日本でレビュー済み
この人のエッセイは映画、スポーツ、広範な社会、政治の話題などを取り上げているのでとくに映画好きの私は大抵読んでいるのですが、いつも読後感が少しすっきりしないのはなぜだろう。それはこの人の批評には殆どの場合「逃げ」があるように思うからではないか。「素人だから」「あまり勉強していないから」「怠惰できままに人生生きてる私ごときなので」といういいわけがちらほらし、それが彼女の保身なのかなあと少し不愉快。ま、エッセイとは熱くならずにその程度が気楽に読めるんだろうけれど「ちょっとずるいんじゃない」と思ってしまいます。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そういえばこんなこと、あったな〜と今年1年を思い出しながら、わが意を得たりとうなずいたり、え〜?中野さんはそんな風に感じたの?なんて驚きながら、読んだ。政治に映画にファッションにテレビに事件に本に落語に三面記事…浮世の話題がてんこもり。

共感した話題その1:「ホリエモン有罪について。私のオキテでは人々の生活の根本や生産の現場からあまりに遊離した世界で金儲けをする人間は尊敬しない、ということになっているのだ。『有罪か無罪か』『悪か善か』ではなく、『敬意を払えるかどうか』だ。」

共感その2:夫が犬という設定の、携帯電話のCMが不快だと著者。「これ、面白いんですか。笑えるんですか」。まったくもって同感です。どこが面白いんだか…。

共感その3「私はこの1、2年、お天気キャスターやアナウンサーたちの間で大流行の『鏡獅子』や『連獅子』を連想させるヘアスタイルが気になって、内心ひそかに『小津殺しヘア』と呼んでいた。首すじを隠し、前に垂らした髪が目ざわり」。このくだりはイラストも秀逸で笑った!

驚いた1節:「私が近頃最も憤懣耐えがたく思っているのが『かもめ食堂』『めがね』のヒットぶりだ。あんなマーケティング臭ぷんぷんの偽善的映画はない!」。偽善的、かなあ?うーむ。

日本中が注目した大きな事件と、個人的でささやかな発見が、1冊に凝縮されている。よほど注意深く情報収集しないと見逃してしまいそうな良質な映画や本を紹介してくれているのも有難い(ドイツ映画「善き人のためのソナタ」、すごく見たくなった)。

中野さん自身によるイラストも、丁寧で、味わい深い。少女のような軽やかさを失わないで、でも婆さんらしい(失礼)昔の話や説教めいたことも、ぴりりと書き続けてほしい。年末にまとめて読むのがほんとうに楽しみ。表紙も懐古趣味なような、逆に新しいような感じで、すごくいいセンス!
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月4日に日本でレビュー済み
「かぼす」さんのレビュー参考になりました。早速買って読みました。

特に興味を引かれたのは「かもめ食堂」に関するくだりのところ。実は自分も「かもめ食堂」には、なんか違和感を感じてました。

フィンランド、オシャレな北欧インテリアのカフェ、もたいまさこ、片桐はいり、小林聡美、と並べられると、さも何か意味ありげな感じですが、同時にある種の臭気が漂ってくるのも事実。

20年前のアグネス騒動の時に中野さんが言った「アグネスが撒き散らしている臭いに耐えられるかどうかという嗅覚(センス・美意識)の問題だ」を思い出しました。

なるほど、「マーケティング臭」「偽善的」というのは、スッキリさせてくれる回答です。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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