小学生の読者を想定してルビがふってあり丁寧ですが、内容は地球の温暖化〜
ダイオキシン、ラムサール条約など多岐にわたっており、私達大人にとっても
十分に新鮮な話題も含めて60問、およそ1ページ毎に解説されています。
大体の設問が「△△って何ですか?」という基本的なことなのですが、
説明は長くらず、要点のみが簡素にまとめられており、非常に読みやすい
と思います。
また、それぞれの大枠の項目(例;地球の温暖化)の中で質問順に関連した
内容で5問程度続いて、更にその後ろには環境研究所の関連の研究のトピックスが
紹介されていて、これも概要だけでも十分に話題性が豊富です。
子どもの環境教育をはじめ、環境問題全体を背景から広く知りたい方には
一読をおすすめできる本であると思います。
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いま地球がたいへん!: Q&A60 単行本 – 2005/5/1
国立環境研究所
(編集)
- 本の長さ109ページ
- 言語日本語
- 出版社丸善出版
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104621075780
- ISBN-13978-4621075784
登録情報
- 出版社 : 丸善出版 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 109ページ
- ISBN-10 : 4621075780
- ISBN-13 : 978-4621075784
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月10日に日本でレビュー済み
本書は独立行政法人国立環境研究所のホームページに掲載された子供向けのサイトに掲載された「Q&A」60話を単行本化したもの。エルニーニョ、ヒートアイランド、オゾン層、フロン、ダイオキシン、PCB、ワシントン条約、環境ホルモンといった用語を簡明に説明しながら、環境問題の重要性を訴えている。元来子供向けに作成されていたものであるから、それほどレベルを落とさず平易な解説がなされている。”子供用”といっても、本書は一般市民にとって充分読むにたえる内容であることは、いうまでもない。日頃、テレビや新聞で報じられている環境問題に関する多種多用のテーマが手際よく整理されている。
本書が成立した背景から、子供を意識したテーマ選びがなされている。「なぜ、都会の空気は汚れているのですか」、「人口が増えるとなぜ困るのですか」といった素朴な(実は、基本的で重要な)設問がある。読んでみると、上手にまとめられた回答がなされている。大人が読んでも教えられるところが大きい。一方、「外来種はどのように生態系をみだしているの」の項目では、最近話題の輸入クワガタムシを取り上げている。写真もちゃんと入っている。
本書が成立した背景から、子供を意識したテーマ選びがなされている。「なぜ、都会の空気は汚れているのですか」、「人口が増えるとなぜ困るのですか」といった素朴な(実は、基本的で重要な)設問がある。読んでみると、上手にまとめられた回答がなされている。大人が読んでも教えられるところが大きい。一方、「外来種はどのように生態系をみだしているの」の項目では、最近話題の輸入クワガタムシを取り上げている。写真もちゃんと入っている。