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水ビジネスの現状と展望 水メジャーの戦略・日本としての課題 単行本 – 2010/4/16

3.4 5つ星のうち3.4 23個の評価

上下水道の民間委託・民営化。
インフラ基盤の保守ですら、いまや民間が行う世の中になった。
海外ではいち早く民間委託が行われ、水メジャーといわれる大型企業も現れました。

日本はじめアジア諸国は未だ民営化の進んでいない未発達の市場です。
水ビジネスのありとあらゆる可能性が残された最後の市場といえるでしょう。

日本の上下水道の仕組み、民間委託はどこまで進んでいるのか?
水メジャーは過去の成功体験・失敗体験を生かし、日本にどこまで食い込むのか?
日本の企業は、侵食されずに委託を受注することが出来るのか?

上下水道の仕組みからビジネスのかたちまで、そのすべてが分かる。
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商品の説明

著者について

1986年、横浜国立大学大学院工学研究科化学工学専攻修士課程修了、ペンシルバニア大学ウォートン校経営学修士(MBA)取得、日本鋼管(現JFE)、日本総合研究所、NTTデータ経営研究所を経て、2004~2009年までの6年間、ヴェオリア・ウォーター・ジャパンに勤務。
その間、事業開発部長、営業本部副本部長などを務め、事業戦略、M&A、上下水道事業経営分析・提案活動などに従事。
現在は途上国の開発支援に従事する傍ら、環境ビジネスコンサルティング、政策提言、著述活動を行っている。
著書に『リサイクルの知識(共著)』、日本経済新聞社(1997)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 丸善 (2010/4/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/4/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4621082388
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4621082386
  • 寸法 ‏ : ‎ 15 x 1.5 x 21 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 23個の評価

著者について

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服部 聡之
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1961年生まれ。

ペンシルバニア大学経営学修士(MBA)、横浜国立大学大学院工学研究科化学工学専攻修士課程卒。

日本鋼管(現JFE)、日本総合研究所、NTTデータ経営研究所を経て、2004年より6年間、世界最大の民間水道会社ヴェオリア・ウォーターの日本法人に勤務。事業開発本部長、営業本部副本部長、グループ会社代表取締役などを務めた。

現在は、㈱ソーワコンサルタントにおいて途上国の開発支援に従事する傍ら、㈱エンビズテック代表として、水環境ビジネス戦略コンサルティング、著述、講演、政策提言活動などを行っている。

著書に『水ビジネスの戦略とビジョン―日本の進むべき道』丸善出版(2011年)、『水ビジネスの現状と展望―水メジャーの戦略・日本としての課題』丸善出版(2010年)、『リサイクルの知識(共著)』日経文庫(1997)などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
23グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エネルギーや交通と共に、水ビジネスも政府の新成長戦略に書き込まれ、水事業の一翼を担う者としては、いよいよ水も表に出てきたなと考えているところ、本分野でのプロが書き下ろした本書が出版されたことを知り、即購入。
一読しただけで、本書は、今までにはない視点で書き下ろされていることが解り、水ビジネスに関心を持たれている方は、必読書になると思った。
特に、第1部(第1章〜第7章)で書かれているグローバルな視点での制度や最新の水メジャー問題については、たいへん参考になった。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の中ほど、水メジャーの動向に関する記述は、詳細にわたるもので参考になる。本の前半、国内の上下水道の現状評価については、事業数や職員数が多いとする根拠など、もう少し丁寧に検証してほしかった。本の後半は、衛生工学の教科書にも書かれている内容なので、これほどの紙数を割くのであれば、代わりに海外諸国の動向を充実させてほしかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月1日に日本でレビュー済み
Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー( 詳細 )
水ビジネスとは、上下水道事業の設計・構築・維持管理・運営をはじめ、海水淡水化技術や高度処理技術、下水排水処理技術などの、水に関わるビジネスである。
水力発電や農業用水を通じ、エネルギーや食料といったビジネス分野にも密接に関連しており、2025年には世界で100兆円以上の規模の産業になるとの説もある。

日本では、水不足が顕在化しているとまでは言えないが、世界各地から農産物を輸入することにより、その農産物の生産に要した灌漑用水を仮想水(バーチャル・ウォーター)として輸入している。世界の水質汚染も他人事ではない。
水・環境関連製品の総合メーカーとしてはクボタや栗田工業が有名だが、総合エンジニアリングでは日揮や東洋エンジニアリングが名を上げているし、最近では三菱商事、伊藤忠、三井物産、丸紅、住友商事を始めとする商社が参入したり、東レの水処理膜に注目が集まったりしている。

本書は、水ビジネスのメジャーであるヴェオリア・ウォーター・ジャパンに勤務した著者が、「新聞やテレビをみて水ビジネスに興味を抱いた方に、最初に読んでいただくために書いたものである」らしいが、それにしては内容が専門的すぎる。

上下水道事業の経営状況、今後の課題、水問題に対する世界的な取り組み、世界の「水メジャー」の戦略、上水道や下水道の歴史などが語られており、面白い個所もあるが、難しい。

個人的には、上水道と下水道の会計処理の違いが面白かった。
水道事業は「(公営)企業会計」だが、下水道事業は「官庁会計」らしい。
「(公営)企業会計」も、「公営」と付くように、一般の企業会計とは異なる点が多く、返済の義務がある企業債(地方債)を、「借入資本金」として「資本」に区分したりするらしい。

専門的な内容が多いので、水ビジネスを専門にしている人は買う価値があるかもしれないが、それ以外の人は、買う価値はあまりない。
会社の経費で購入したり、図書館で借りるのがよいかもしれない。
たまたま興味がある箇所も見つかるかもしれないが、全編を読み通すには根気が要る。

少なくとも、水ビジネスの入門書ではない。
だが、内容は濃い。

買うことはないが、図書館で借りて一読する価値はある一冊。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月8日に日本でレビュー済み
Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー( 詳細 )
新たな戦略資源として注目の集まりつつある水について専門的に扱った書である。
戦略資源としての水資源への注目の方向性は様々あるが、本書では水ビジネス、とくに上下水道等の水インフラを中心に取り扱っている。

日本では上下水道というと自治体の仕事というイメージがあり、実際、本書でも紹介されているようにほとんどの上下水道インフラは自治体やその関連の団体や公的企業の管理下にあり、民間企業が管理しているものはほんのわずかである。
降水量や山林などの条件により豊富な水資源が確保され、周囲が海という環境から排水に関しても他国と利害の衝突することの少ないという特異な環境で日本の水資源管理はかえって非効率な組織運営で無駄の多い組織となってしまっているようだ。本書では現在の日本の水資源管理の問題点が様々指摘されている。諸外国ではフランスを筆頭に水資源管理が民営化され、水メジャーと呼ばれる大手企業が諸外国へ進出を狙っている。

確かに生活に不可欠な水インフラは安定した収益をもたらす有望事業である。
しかし、本書に紹介されているように民間に開放した結果、サービスが低下し、再度公有化された事例もある。公共性の高い水インフラにおいては効率・利益だけでは語れないものがある。何でも民営化が善ではないことを証明していると言えるだろうが、民営化という大きな流れが無視できないものであるのも確かだ。

日本でも商社と地方自治体が組んで水インフラの海外進出に乗り出している例もある。いまや石油より貴重とも言える水資源の確保と管理は世界的課題である。日本も国内の水資源管理の効率化をさらに進めていく必要があるだろう。またインフラ輸出が注目されている現在、日本の高度な管理技術は諸外国の注目を集めているのも事実である。援助だけではなく、ビジネスとして水資源管理に乗り出していく時代であると本書を読んで考えさせられた。

文体が硬いこと、専門的な記述が多いことで決して読みやすい書とは言えない。それでもビジネスから見た水資源というテーマを理解するにはよいしょであると思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月10日に日本でレビュー済み
Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー( 詳細 )
この本を一般の人が読むことはあまりないと思います。想定読者は水ビジネスに関心を持つ企業の担当者でしょうか。そのような企業は著者の潜在顧客ですから、営業で訪問した際に贈呈されると思います。

著者は水メジャーに五年間の在職経験があります。大学の専攻は化学工学で衛生工学などの上下水道関係ではありません。現在はコンサルタント会社に勤務されています。

内容は技術的な記述もありますが、それよりもビジネスとしての水道事業の可能性について書かれた本です。上下水道事業は現在は自治体が運営していますが、民間企業への委託は可能とのことです。外国で水道事業を民営化しようとして失敗した事例などは興味深いと思いましたが、技術的なことに関心がある方は衛生工学や水道工学の本を読まれたほうが良いと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月8日に日本でレビュー済み
Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー( 詳細 )
 この本を読んで、日本の水道事業はすごく硬直化しているなという印象を受けました。
ヨーロッパではすでに水道事業を完全民営化していたり、また、他の世界の国々でも水の民間会社がいろいろな水関係のビジネスを展開して躍進しているというのに、日本は未だに水道事業といえば「総括原価方式」のお役所殿様商売がほとんどです。
(総括原価方式とは、水道や電気、ガスなど、ライフラインを提供している企業や役所がつぶれないようにという配慮のもとで価格を決定する方式です。東電の電気料金値上げ騒動を見てもらっても詳しくわかると思います)
日本は降水量が多いのに、実にもったいないですね。
世界じゅうから穀物として水を輸入しているんですから、代わりに水を輸出するくらいして世界に打って出ればいいのに、と思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月10日に日本でレビュー済み
Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー( 詳細 )
いままであまり関心を持っていなかった分野について目を開かせてくれました。大学の教科書のようです。
水という資源の重要さと、その水資源に関しては、日本が比較的恵まれているということがわかりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月24日に日本でレビュー済み
Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー( 詳細 )
一言で言えば、『水資源に関する限り、日本が資源大国に“なりうる”』ということを丁寧に記述した
良質のビジネス書であり、啓蒙書・教養書です。

“なりうる”という筆者の想いは、現状の日本の上下水道の経営体質の現状とその問題点に集約され、
その過程において、海外各国の例、また、水メジャーとしてのビジネスの紹介を順々と手際よく記述
しており、非常に説得力のある構成になっています。

しかし圧巻なのは、この本の8章以降、13章までが、上下水道の歴史と基礎を初歩から解説していて、
ありがちな『水ビジネス書』でなく、本当の基礎からの教養書にもなりえている点です。
筆者自身が、序文で“水ビジネスの基礎知識、すなわち上下水道の歴史、技術、水質問題はここに
まとめたので、初心者はまずそこから読まれたい”と明記しているところです。上・下水道を同時に
キチンと掘り下げて描いているこの後段部分(ページ数にしても約半分)だけでも十分な教養書・教科書
になりうるところが凄みというか、筆者の『本気度』を実感できます。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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