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反科学論: ひとつの知識・ひとつの学門をめざして ペーパーバック – 1973/1/1

4.2 5つ星のうち4.2 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房 (1973/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1973/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 312ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4622016745
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622016748
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 4個の評価

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柴谷 篤弘
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年5月2日に日本でレビュー済み
「反科学論」という言葉で意図されていることが最初に分からなかったので、そのことをまず簡単に触れる。
科学が便益をもたらしたという論説に対して、同時に弊害ももたらしたことを指摘し、その両方に責任があることを指摘することを目的として、この言葉を用いたのである(p.87)。
また著者は、「科学と技術(工学)を分けて考え、社会に弊害をもたらしているのは技術の責任であって、科学の問題ではない」ということに対しても厳しく批判する。科学に携わる人々が職業としてそれを行い、究極的にはその行為を捨てることも辞さない選択ができないようなとらわれ方をしている状況である限り、科学者の責任は問われなければならないとする(p.163、ほか)。
著者は、これらの考察を、1968年の大学闘争の中でなされた若者たちの問いに対する回答として、誠実に思索して、その軌跡を述べた。
話題は、軍事科学、原発、放射線医学、ステントの「進歩の終焉」、ワインバーグの「トランスサイエンス」に及び、科学を、社会・経済・倫理のまな板の上で考察する。
最終的には科学のあり方は、組織化されたものではなく、各個人が余暇を使って欲求に基づいて自然を追及する行為に委ねるべきだ、という論も視野にいれている。

この本が書かれて半世紀がたつ。
その間に、中国の文化革命の本質が暴露され、ソ連の収容所群島の暴露、ソ連の崩壊、東西冷戦の終結、アメリカ帝国の金融資本主義と軍産複合体の末期症状(中東攻撃)などをわれわれは目撃するようになった。
そして、福島事故である。
高度経済成長期の前期になされた思索を、いま成長期の後始末に直面している時期に振り返り、もう一度本質の変わらないことを実感している。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他に読む本がありまだ読んでいませんが、本も綺麗に保存されており、中身はももちろんですが読みたいと思える本で良かったです。