本書には、ヴェーバーの政治論の核心というべき「新秩序ドイツの議会と政府」と「職業としての政治」が収められています。
「職業としての政治」はあまりにも有名ですが、「新秩序ドイツの議会と政府」は議会政治の分析を通じてヴェーバーの政治論が幅広い視野で展開されており、これを読まなければヴェーバーの政治論を理解したことにはなりません。読んで感じたことは、ヴェーバーの非常に冷徹で現実的な思考と熱烈なナショナリストとしての熱い思いが共存していることで、非常な感動を覚えました。
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