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マーガレット・ミードとサモア 単行本 – 1995/5/1
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日1995/5/1
- ISBN-104622036460
- ISBN-13978-4622036463
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
人類学の古典の一つ、マーガレット・ミードの「サモアの思春期」を、40年にわたる徹底的な調査にもとづいて検討。その調査方法やデータの不備を明らかにし、同書を迎えた思想的背景を問う。アメリカで物議をかもした問題の書。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (1995/5/1)
- 発売日 : 1995/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 464ページ
- ISBN-10 : 4622036460
- ISBN-13 : 978-4622036463
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,272,045位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,278位文化人類学一般関連書籍
- - 24,964位社会学概論
- - 167,712位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中5つ
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5 星
ミードはなぜ誤ったのか
マーガレット・ミードの『サモアの思春期』は、いわずとしれたアメリカ文化人類学の古典。サモア人の生活様式が欧米人のそれとは著しく異なることを示すことによって、当時の文化決定論に大きな力を与えることになった本である。 それに対して本書は、そんなミードの研究が根本的に間違っていることを暴いた衝撃の書である。40年にわたる地道な研究をもとにして、サモア人の位階制や宗教、そして性生活などに関するミードの主張をことごとく反証していくさまは、まさに爽快といえるだろう。 そして本書で何よりすばらしいのは、ミードがなぜそうした陥穽に陥ったのかを明らかにしている点である。文化決定論を正当化しようと躍起になっていた師ボアズと、師の期待に応えるべく決定的な証拠を用意してしまったミード、という描像は、事の真相を的確に捉えているように思われる。また、「ミードは現地の少女たちにからかわれて、嘘の情報を教えられたのでは」という指摘も、十分考慮に値するものだろう。 訳もすばらしく、400ページを超える学術書でありながら、それほどストレスなく読める。ミードの『サモアの思春期』とともに、後世に伝えたい労作である。
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2003年10月8日に日本でレビュー済み
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性の多様性、というのはまあいいだろう。アクロバットな体位だろうがSMだろうが排泄物を食おうが、好きなようにやればいい。ちゃんと頭のいい人間はその程度のことには気付いているのだが、性の多様性=性の解放=フリーセックス(自由恋愛)って素晴らしい、ってな具合に短絡をやる人間が他方にいる。そういう手合いは、この本を読め。処女崇拝と女性に対する性暴力が一体となった慣習を。理想とすべき社会などない。ある文化があって、楽しく見える部分があれば、暗黒面もある。それを直視させてくれる、きわめて、まっとうな本であると思う。文化人類学における評価は知らないけれどね。
2012年8月21日に日本でレビュー済み
マーガレット・ミードの『サモアの思春期』は、いわずとしれたアメリカ文化人類学の古典。サモア人の生活様式が欧米人のそれとは著しく異なることを示すことによって、当時の文化決定論に大きな力を与えることになった本である。
それに対して本書は、そんなミードの研究が根本的に間違っていることを暴いた衝撃の書である。40年にわたる地道な研究をもとにして、サモア人の位階制や宗教、そして性生活などに関するミードの主張をことごとく反証していくさまは、まさに爽快といえるだろう。
そして本書で何よりすばらしいのは、ミードがなぜそうした陥穽に陥ったのかを明らかにしている点である。文化決定論を正当化しようと躍起になっていた師ボアズと、師の期待に応えるべく決定的な証拠を用意してしまったミード、という描像は、事の真相を的確に捉えているように思われる。また、「ミードは現地の少女たちにからかわれて、嘘の情報を教えられたのでは」という指摘も、十分考慮に値するものだろう。
訳もすばらしく、400ページを超える学術書でありながら、それほどストレスなく読める。ミードの『サモアの思春期』とともに、後世に伝えたい労作である。
それに対して本書は、そんなミードの研究が根本的に間違っていることを暴いた衝撃の書である。40年にわたる地道な研究をもとにして、サモア人の位階制や宗教、そして性生活などに関するミードの主張をことごとく反証していくさまは、まさに爽快といえるだろう。
そして本書で何よりすばらしいのは、ミードがなぜそうした陥穽に陥ったのかを明らかにしている点である。文化決定論を正当化しようと躍起になっていた師ボアズと、師の期待に応えるべく決定的な証拠を用意してしまったミード、という描像は、事の真相を的確に捉えているように思われる。また、「ミードは現地の少女たちにからかわれて、嘘の情報を教えられたのでは」という指摘も、十分考慮に値するものだろう。
訳もすばらしく、400ページを超える学術書でありながら、それほどストレスなく読める。ミードの『サモアの思春期』とともに、後世に伝えたい労作である。
マーガレット・ミードの『サモアの思春期』は、いわずとしれたアメリカ文化人類学の古典。サモア人の生活様式が欧米人のそれとは著しく異なることを示すことによって、当時の文化決定論に大きな力を与えることになった本である。
それに対して本書は、そんなミードの研究が根本的に間違っていることを暴いた衝撃の書である。40年にわたる地道な研究をもとにして、サモア人の位階制や宗教、そして性生活などに関するミードの主張をことごとく反証していくさまは、まさに爽快といえるだろう。
そして本書で何よりすばらしいのは、ミードがなぜそうした陥穽に陥ったのかを明らかにしている点である。文化決定論を正当化しようと躍起になっていた師ボアズと、師の期待に応えるべく決定的な証拠を用意してしまったミード、という描像は、事の真相を的確に捉えているように思われる。また、「ミードは現地の少女たちにからかわれて、嘘の情報を教えられたのでは」という指摘も、十分考慮に値するものだろう。
訳もすばらしく、400ページを超える学術書でありながら、それほどストレスなく読める。ミードの『サモアの思春期』とともに、後世に伝えたい労作である。
それに対して本書は、そんなミードの研究が根本的に間違っていることを暴いた衝撃の書である。40年にわたる地道な研究をもとにして、サモア人の位階制や宗教、そして性生活などに関するミードの主張をことごとく反証していくさまは、まさに爽快といえるだろう。
そして本書で何よりすばらしいのは、ミードがなぜそうした陥穽に陥ったのかを明らかにしている点である。文化決定論を正当化しようと躍起になっていた師ボアズと、師の期待に応えるべく決定的な証拠を用意してしまったミード、という描像は、事の真相を的確に捉えているように思われる。また、「ミードは現地の少女たちにからかわれて、嘘の情報を教えられたのでは」という指摘も、十分考慮に値するものだろう。
訳もすばらしく、400ページを超える学術書でありながら、それほどストレスなく読める。ミードの『サモアの思春期』とともに、後世に伝えたい労作である。
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