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ハエ、マウス、ヒト―一生物学者による未来への証言 単行本 – 2000/4/26

4.2 5つ星のうち4.2 4個の評価

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

20世紀後半、飛躍的な展開を遂げた生物学の足跡、そして科学の現在と未来について語るとともに、科学者の人間としての側面、科学と政治社会の関係にも視線を注ぐ。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房 (2000/4/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/4/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 194ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4622039478
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622039471
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 4個の評価

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フランソワ・ジャコブ
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2005年8月11日に日本でレビュー済み
    ・・・でもだいぶ手を入れたのか講演集にありがちな重複はありません。著者は分子生物学において功挙げ名成った大学者ですが、“あがった”後の思い出語りや一線を離れ無邪気に文化論を語っている輩とは一線を劃しています。
     話題は、発生学~分子生物学研究史のすぐれた概説あり、その中で研究対象(ハエ、マウス、バクテリア、カエル、プラナリア・・・)の持つ意味を自身がバクテリアからマウスへ研究対象を替えるさいの逡巡を語ることで説明する条りあり、あるいは科学者の頭の中で画期的な発想が生まれるさいのプロセスと芸術との近さと差異について述べてみたり、また遺伝子研究の進展を危惧する向きに対しては人間は知ることを欲すると確固として信じる立場から反論してみたり、じつに豊富です。ギリシャ神話から現代科学論、孔子、ルネ・クレールの映画、と引用も多彩で、20世紀フランスのフマニスト然とした、サイエンスについて常に考え、考え抜いた人ならではの非常にこなれた思索のエッセンスといえます。
     薄い本ですが、出版社の書いた大括りな惹句からは窺いがたい肥沃な地平の拡がりが感じられます。科学の門外漢が目先を換えて夏休みに手にする理系っぽい本として大変好適です。
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年2月15日に日本でレビュー済み
    序論
    予見不可能性の大切さ
    ハエ
    マウス
    メカノ
    同一と差異
    善と悪
    美と真
    結論。