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モンテーニュエセー抄 (大人の本棚) 単行本 – 2003/6/1

3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

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モンテーニュ エセー抄 新装版
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

人生の真実を考え抜いたモラリスト文学の最高作。今日の読者に向けて、格段に読みやすい新訳。「経験について」をはじめ、「後悔について」「悲しみについて」など全11篇を収録。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房 (2003/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 257ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4622048426
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622048428
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

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M.モンテーニュ
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年4月6日に日本でレビュー済み
モンテーニュのエセーからの11編の抜粋が、きわめて読みやすい達意の訳文でおさめられている、「大人の本棚」の一冊です。これくらい親しみやすい顔をしたモンテーニュは、これまで日本語にはなかった。もちろん、先行する訳業もそれぞれにすばらしいものですが、いかんせん、教養や根気がはなはだしく衰えている現在のわれわれには、ちょっと怖じ気づいてしまうものも中にはありました。この宮下訳は、そんなふうに怖じ気づいた者も、また暖かく呼び止めてくれます。拾い読みでもいいのがエセーのいいところ。ぱらぱらとページをめくるうちに目が止まったところを読むと、あらふしぎ、ちょっとだけ立ち話で元気づけてくれるともだちみたいに、いきいきとした思念をよみがえらせてくれる。思えば奇跡的なことでした。ミシェルの心はなんともおもしろい、まっすぐでユーモアにみちた心。あちこちで、声を立てて笑いたくなります。実際、それこそ良書の確実な判定基準のひとつではないでしょうか。鮮やかな発見のよろこびも、あちこちにあります。「ありふれた会話しかできないのに、価値ある書物が書けたというのは、その人の能力が、それを借りてきた場所に存在し、その人の内部には存在しないことを意味している。(...)しかしながら、十分な能力を持ちあわせている人間は、すべてにおいて能力があるものだ。無知にかけても能力があるのだ。」おいおい。無知にかけての能力では、ミシェル、おれだってきみに負けないよ。このへんてこな友人のことば、ぜひいちど読んでみてください。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月2日に日本でレビュー済み
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難しい よくわからない
2017年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
谷沢永一さんに言わせると、古典は権威付けられ、崇められ、有り難がられ、勿体つけられているが、現代人にとって無益でツマラナイ内容のものが大半である、とのことです。
これを読んで以来、古典を読んでないという後ろめたさから開放された思いです。

ところがモンテーニュの「エセー」は以前から気になっていました。
岩波文庫で6巻もある長大な随筆集の最初の文章は、
「読者よ、これは誠実な本なのだ。この本はプライベートな目的しか想定してないことを知らせておきたい。
誰かの役に立ばいいとか、私の名誉になればいいとか、一切考えなかった。」です。
何と真摯な言葉でしょうか。

モンテーニュは16世紀ルネサンス期のフランスに哲学者、政治家です。
若くして裁判所に務め、ボルドー市長を務め、その後、執筆生活に入り、現実の人間を洞察し生き方を考察し探求して綴り続けたのが「エセー」です。

エセーは、兼好の徒然草のようだというので、まず入門編として、この本を読みました。
全部で107ある随筆のうち、11の随筆の抜き書きです。
いきなり全部読むのはシンドそうです。

エセー抄は、「悲しみ」「匂い」「書物」「年齢」「季節」「後悔」「経験」等について書かれています。
手強いというか、読み辛い文章です。
当時の社会、風俗、習慣、生活のデティールがよく分かりませんので、サクサクと読み進めません。

引用される文章はギリシャ、ローマの哲学者、偉人、神職者が多いです。
ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどです。
エセーで語られる内容と引用文の関連を把握するのに頭を悩まします。

最終章の「経験について」はこの本のハイライトです。
読み応えがありました。

釈尊は人間の苦しみは、生老病死だとしました。
この章には、「生老病死」の実例を示しつつ、その対処法とでも言うべき心構え、心的態度が、具体的に書かれています。
特に長く腎臓結石の持病に苦しんだモンテーニュは、その経験から「病気」にいかに対処すべきかについては、特に迫力ある文章が続きます。
挫折、諦観、自棄、絶望ではなく、あるがままの現実を受け入れ、失ったモノやコトよりも、残された方に目を向け、最大限に活用、利用、楽しみ、喜びを見出そうというスタンスでしょうか。
モンテーニュは、キリスト教徒ですが、この本には、「神」「天国」「創造主」と言った宗教臭いところに結びつけるところがなく、現代の日本人が読んでも理解納得がいきます。

いつか全部を読みたいものです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「エッセー」という言葉は、このモンテーニュから始まったのだと知った。なかなかの頑固じいさんだ。こもって大量の文章をひたすら書いていたのだから。含蓄ある内容だ。偉人とは、埋もれた文章や言葉でも誰かが掘り起こして、世に出してくれるのだと思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年2月22日に日本でレビュー済み
モンテーニュの主要作『エセー』は、16世紀の昔に書かれた書物です。
しかし色あせてなどいません。
むしろこんなに機械的なものが氾濫する現代において、ますますその意義を大きくしているように思います。
彼はユマニスムの精神をもって、人間をつぶさに観察し、当時の人間としては、類をみないほど広い人間に対する視野をつくりあげました。
また、歴史的にフランス文学というものは、人間研究がその主題にありますので、そういう意味ではフランス文学の源泉とでも言える書です。
読む価値は大いにあります。すごく読みやすい新訳ですので、是非今まで読む機械がなかった方はどうぞ。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月31日に日本でレビュー済み
『エセー』は、16世紀のフランスを代表する哲学者・モラリストであるモンテーニュが、37歳で法官を辞任した後、農園経営の傍ら執筆をはじめ、1580年に初版が刊行された作品である。モンテーニュ自身が「わたしのとりとめのない夢想の結果」と語る本作品は、体系的な哲学書ではなく、自分自身の経験やプラトン、アリストテレス、セネカ、プルタルコスなどの古典からの引用により、現実の人間の生き方が綴られており、随筆(エッセイ)という作品形式を生み出すとともに、各国に影響を与えたという。プライバシーの観念などほとんど存在しなかった16世紀において、書斎での読書と思索に身を捧げたモンテーニュは、「知的生活」者の先駆けとも言える。
本書は、107の随筆の中から、編訳者が11章を選んだものである。
「精神の価値とは、高みにのぼることではなく、秩序正しく進んでいくことにある。魂の偉大さは、高い場所ではなしに、むしろ月並みさのなかで発揮される」
「わたしがいやいや受け入れたことは、なんでも害になるが、飢えたようにして、喜んですることは、どんなことであれ、害にはならない。自分に多くの喜びを与えてくれたような行為からは、一度も害を受けたことはないのだ」
「避けられないことは、それを耐えしのぶことを学ぶ必要がある。対立物によって世界の調和が構成されているのと同じように、われわれの人生は、耳にやさしい音や耳ざわりな音、高い音や低い音、やわらかい音や荘重な音からできているのだ。片方の音だけが好きな音楽家は、どういうつもりなのか。音楽家は、それらをともに用いて、組み合わせることを知らねばならない。われわれもまた、善と悪という、ともに人生の実質をなすものに関して、同様の義務がある。人間存在は、両者を混ぜ合わせることなしに成立しないのだし、片方の部類は、もう片方におとらず、必要なものにちがいない」
「人間にとっての名誉ある傑作とは、適切な生き方をすることにほかならない。統治すること、蓄財すること、家などを建てることといった、それ以外のすべては、せいぜいが、ちっぽけな付属物とか添え物にすぎないのである」等
モンテーニュの思索のエッセンスが味わえる一冊。
(2010年2月了)
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年3月3日に日本でレビュー済み
~ 元祖「エッセイスト」。エセー=エッセイというわけだ。内容は16世紀の欧州の知識人のひとり言か。身近なことや生き方、死に方への思索がつづられている。当時にしては、ものすごく自由な発想をした人だと思う。少し説教くさいけれど、エリック・ホッファーも彼の考えを突き詰める姿勢に惹かれていた。内面の自由は、確固とした自分を持たなければ、保て~~ない。
 前向きになりたいときにどうぞ。で、いいのかな?~
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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