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持続可能な発展の経済学 単行本 – 2005/11/16
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■ 2016年5月20日復刊します。定価4,860円(本体4,500円) ■
本書は、持続可能な発展の経済学のパイオニア、H・デイリーの経済思想のエッセンスを
幅広い読者のためにまとめたものである。彼の活動は国際エコロジー経済学会の創設につながり、
あるいはローマクラブ研究報告(『成長の限界』『限界を超えて』)の理論的支柱となるなど、
持続可能な発展を指向する分野に大きな影響を与えた。
にもかかわらず、本邦においてデイリー自身への注目は、これまで不当なまでに
乏しかったと言える。現行の経済体系のどこに持続不可能な論理が働いているのか、
それを明晰に見通すデイリーの声に、いまこそ耳を傾けたい。
本書では、デイリーの目指す定常状態の経済や環境マクロ経済の理論的要点はもちろん、
自由貿易とグローバリゼーションの死角、GNPの代替案、人口問題、取引可能な汚染許可など、
アクチュアルな問題の本質が語られている。そのすべてに通底しているのは、「成長マニア」の
経済システムの矛盾や欠陥への鋭い批判であり、そこから問題解決への具体策を引き出す
デイリーの建設的で堅実な思考であると言えよう。
本書では関連して、F・ソディとN・ジョージェスク=レーゲンの評伝も紹介されている。
特に、原子爆弾の可能性を誰よりも早く認識し、核戦争の根本原因を解消するため、
経済学者たちの冷笑をものともせず貨幣経済の問題に果敢に取り組んだ、ノーベル化学賞
受賞者ソディの評伝はきわめて興味深いのでぜひ一読を。
最終部は、聖書(特に「ヨベルの年」という社会制度)に読み取れる経済的・倫理的原理から、
現代社会への示唆を引き出す試みである。デイリーのひたむきな活動の背景に、彼のゆるぎない
宗教的倫理観があることを強く意識させる部分である。
本書は、持続可能な発展の経済学のパイオニア、H・デイリーの経済思想のエッセンスを
幅広い読者のためにまとめたものである。彼の活動は国際エコロジー経済学会の創設につながり、
あるいはローマクラブ研究報告(『成長の限界』『限界を超えて』)の理論的支柱となるなど、
持続可能な発展を指向する分野に大きな影響を与えた。
にもかかわらず、本邦においてデイリー自身への注目は、これまで不当なまでに
乏しかったと言える。現行の経済体系のどこに持続不可能な論理が働いているのか、
それを明晰に見通すデイリーの声に、いまこそ耳を傾けたい。
本書では、デイリーの目指す定常状態の経済や環境マクロ経済の理論的要点はもちろん、
自由貿易とグローバリゼーションの死角、GNPの代替案、人口問題、取引可能な汚染許可など、
アクチュアルな問題の本質が語られている。そのすべてに通底しているのは、「成長マニア」の
経済システムの矛盾や欠陥への鋭い批判であり、そこから問題解決への具体策を引き出す
デイリーの建設的で堅実な思考であると言えよう。
本書では関連して、F・ソディとN・ジョージェスク=レーゲンの評伝も紹介されている。
特に、原子爆弾の可能性を誰よりも早く認識し、核戦争の根本原因を解消するため、
経済学者たちの冷笑をものともせず貨幣経済の問題に果敢に取り組んだ、ノーベル化学賞
受賞者ソディの評伝はきわめて興味深いのでぜひ一読を。
最終部は、聖書(特に「ヨベルの年」という社会制度)に読み取れる経済的・倫理的原理から、
現代社会への示唆を引き出す試みである。デイリーのひたむきな活動の背景に、彼のゆるぎない
宗教的倫理観があることを強く意識させる部分である。
- ISBN-104622071746
- ISBN-13978-4622071747
- 出版社みすず書房
- 発売日2005/11/16
- 言語日本語
- 本の長さ384ページ
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商品の説明
著者について
ハーマン・E・デイリー
Herman E. Daly
ヴァンダービルト大学で博士号を取得。ルイジアナ州立大学教授として20年以上経済学の教鞭をとり、その間セアラ大学(ブラジル)、イェール大学、オーストラリア国立大学などでも客員教授や講師を務めた。 1988年から1994年には、環境部門シニアエコノミストとして世界銀行に所属。現・メリーランド大学教授。スウェーデン王立科学アカデミーのベイエ生態経済学国際研究所およびワールド・ウォッチ研究所の理事会委員。国際エコロジー経済学会の創設者の一人であり、その学会誌であるJournal of Ecological Economics誌の編集委員を務めている。
資源・環境の利用と経済的発展、人口問題などに関する100を超える論文があるほか、本書のほかにToward A Steady-State Economy(1973); Steady-State Economics(1977; 1991); Valuing the Earth(1993); Ecological Economics(1999)などの編著書がある。
ジョン・B・コブ・ジュニアとの共著であるFor the Common Good(1989; 1994)は1991年のGrawemeyer award for Ideas for Improving World Orderを受賞。1996年にはスウェーデンのもう一つのノーベル賞ともいわれるHonorary Right Livelihood awardを受賞している。
Herman E. Daly
ヴァンダービルト大学で博士号を取得。ルイジアナ州立大学教授として20年以上経済学の教鞭をとり、その間セアラ大学(ブラジル)、イェール大学、オーストラリア国立大学などでも客員教授や講師を務めた。 1988年から1994年には、環境部門シニアエコノミストとして世界銀行に所属。現・メリーランド大学教授。スウェーデン王立科学アカデミーのベイエ生態経済学国際研究所およびワールド・ウォッチ研究所の理事会委員。国際エコロジー経済学会の創設者の一人であり、その学会誌であるJournal of Ecological Economics誌の編集委員を務めている。
資源・環境の利用と経済的発展、人口問題などに関する100を超える論文があるほか、本書のほかにToward A Steady-State Economy(1973); Steady-State Economics(1977; 1991); Valuing the Earth(1993); Ecological Economics(1999)などの編著書がある。
ジョン・B・コブ・ジュニアとの共著であるFor the Common Good(1989; 1994)は1991年のGrawemeyer award for Ideas for Improving World Orderを受賞。1996年にはスウェーデンのもう一つのノーベル賞ともいわれるHonorary Right Livelihood awardを受賞している。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2005/11/16)
- 発売日 : 2005/11/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 4622071746
- ISBN-13 : 978-4622071747
- Amazon 売れ筋ランキング: - 97,419位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 628位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これからの経済、社会、地球環境を考える上での最高の文献と思われる。
2011年4月26日に日本でレビュー済み
幅広い読者を想定して書かれており、非常に読み易く、面白い。数式などは殆ど無いので、経済学を正式に学んだ事が無い私でも、無理無く読む事が出来た。主立った内容は以下の通り。
・環境マクロ経済学要論
・政策運用と持続可能な発展
・GDPという指標の問題点と代替案の考察
・持続的社会の人口問題
・環境の視点から見た国際貿易の是非
・環境経済学の先駆者達の功績
・倫理、宗教と持続可能な発展
現代の環境問題を考える際、経済活動を無視するわけにはいかないであろう。しかし、環境税や排出権取引など、個別の政策を知るだけではなかなか全体像が見えてこなかった。本書はマクロな視点から、環境経済学を考える姿勢を示してくれる。
・環境マクロ経済学要論
・政策運用と持続可能な発展
・GDPという指標の問題点と代替案の考察
・持続的社会の人口問題
・環境の視点から見た国際貿易の是非
・環境経済学の先駆者達の功績
・倫理、宗教と持続可能な発展
現代の環境問題を考える際、経済活動を無視するわけにはいかないであろう。しかし、環境税や排出権取引など、個別の政策を知るだけではなかなか全体像が見えてこなかった。本書はマクロな視点から、環境経済学を考える姿勢を示してくれる。
2006年3月5日に日本でレビュー済み
京大の植田教授が日本経済新聞に書評を書いているのでそれに尽きるが、
Herman E. Daly を日本に本格的に紹介した評者としても一言。Dalyは、
1969年頃から「定常状態の地球環境」を保全するための人間社会の経済
営為へのインカムとアウトカムについて考え続けてきた環境経済学のパイ
オニア研究者である。訳もわかりやすく、ぜひ一読をお勧めする。
Herman E. Daly を日本に本格的に紹介した評者としても一言。Dalyは、
1969年頃から「定常状態の地球環境」を保全するための人間社会の経済
営為へのインカムとアウトカムについて考え続けてきた環境経済学のパイ
オニア研究者である。訳もわかりやすく、ぜひ一読をお勧めする。