すでに海外事業を展開している(主に)日系企業をケースで紹介するという読みやすい構成で、また、重要な用語についても要所要所で丁寧に解説もなされているので、これから海外展開に携わる方に是非お勧めしたいです。
もちろん海外ビジネスにおいても絶対的な正解などありませんが、「どうしてこの会社はこの国で伸ばすことができたのか」を分析することは、自分にとっても学ぶことが多かったです（ちなみに、個人的に好きなのはフマキラーのインドネシアの話。）
やはり、ここで紹介されるような企業は90年代には進出または輸出を開始していますね。ヤクルト1964、会宝産業1991（外国人バイヤーに販売がキッカケ）、花王1960、ハウス食品1983、ダイキン1995、フマキラー1990(いずれも本書より) しかし、だからと言って、「今さら出たって・・・」と言うのではなく、こういうケーススタディで学べること、先例があること、をラッキーだと思って「もっと世界にチャレンジしよう」という流れが生まれてくるのを願っています。私も本業が海外ですので、私も頑張ります！
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