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失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する 単行本 – 2005/11/2
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本書は、すべての失敗が41の原因から起こることを示します。このたった41の項目を頭にきちんと入れれば、過去の失敗をくりかえさずにすむのです。
そして、ケーススタディとして、どこかで聞いたことのある有名な失敗(タイタニック号の沈没、歌舞伎町雑居ビル火災、ニューヨーク世界貿易センタービル崩壊、チェルノブイリ原発の爆発、信楽高原鉄道の正面衝突、地下鉄サリン事件、など全178事例)をとりあげ、その失敗のシナリオをときあかします。
まずは本書を手にとり、開いたページのどこからでも読んでみてください。
【目次】
第1部 「失敗百選」とは何か
第2部 「失敗百選」を学ぶ
タイタニック号の沈没
美浜原発2号機の蒸気発生器一次冷却水漏れ
カネミ油症事件
スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発
飲料自動販売機の転倒で下敷き
「ポケモン」パニック
タコマ橋の崩壊
スーパーカミオカンデの連鎖破壊
青函連絡船洞爺丸の沈没
コンコルドの墜落
歌舞伎町雑居ビル火災
ニューヨーク世界貿易センタービル崩壊
チェルノブイリ原発の爆発
雪印製品の集団食中毒
狂牛病の発生
スリーマイル島原発の破壊
信楽高原鉄道での列車正面衝突
地下鉄サリン事件
など全178事例
- 本の長さ410ページ
- 言語日本語
- 出版社森北出版株式会社
- 発売日2005/11/2
- 寸法22.7 x 16 x 2.7 cm
- ISBN-104627664710
- ISBN-13978-4627664715
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
東京大学大学院の工学教授である著者は“失敗のしくみ”に着目し、それらのパターン化を試みた。タイタニック号の沈没やチェルノブイリ原子力発電所の爆発、まだ記憶に新しい米国の9.11テロ事件などの歴史的事件・事故から、国内で相次いでいる企業の不祥事に至るまで、200近い事例を徹底的に精査してその教訓を整理していく。
失敗を分類していくと41のパターンに集約できると言う。我々が犯しがちな日常生活の失敗も、そのいずれかに当てはまるはずだと説く。こうした失敗を招くのは、ポツポツと発生する似たような小さなミスの連鎖であり、それを看過した体制にあると指摘。ミスには装置の「疲労破壊」「腐食」など、エンジニアが関わる技術的なものが多いが、「コミュニケーション不足」「倫理問題」などの組織的原因もあるとして、それぞれ実例を挙げる。
例えば2000年に起きたコンコルド墜落事件のケースなら、「別の普通旅客機の金属片落下」「それによるコンコルドのパンク」「タイヤ破片による燃料タンクの損傷」などと、因果関係をシナリオ形式で整理してから解析を行う。企業経営者に対しては、文書化できない暗黙知を持つ人材の安易な入れ替えが失敗の一因になり得ると警鐘を鳴らす。
(日経ビジネス 2006/02/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
そういった状況のなか、「人は誰でも失敗する」とあきらめず、失敗をくりかえさないための新しい学問として失敗学が生まれたわけだが、これまでの失敗学(畑村先生の「失敗学のすすめ」など)は、啓蒙的であり、実践的ではなかった.本書は、より実践的で役に立つ失敗学を目指す.
まず、すべての失敗が41の原因から起こることを示し、このたった41の項目を理解すれば、過去の失敗を無駄にせず、未来のために活用できるということを解説する.
たくさんの図(すべて手作り)が入っており、理解しやすく、すらすら読める.
著者は、毒舌でユーモアがある人で、その性格は文章にも表れており、工学系の学者とは思えないほど読みやすい文章を書く.
抜粋
親はいつも「道を飛び出したら危ない」と子供を注意する.上司は「今はあの時の景気の潮目と似ている」と部下に警告する.なぜならば、注意する自分も同じような失敗をしたからである.それならば、その「同じような」「あの時と似ている」という失敗を列記して分類できないだろうか.分類された失敗群を暗記できれば、失敗予知能力が高まるはずである.
筆者は、機械のエンジニアに関係する事故や事件を200例近く集めて、分類してみた.すると、41個に分類できることがわかった.新しい事故や事件も発生するたびに調べてみると、確かに同じ41個に含まれていた.
(中略)
この41個の分類はエンジニアに関するものだが、日常生活を振り返ると、それに近い失敗を実際に引き起こしていることがわかる.図A.1は筆者の回りの日常生活の失敗と、最近の大事故との類似性を示している.
図(a)は、書類を抱えた学生が、廊下に転がっていたジュース缶を踏んで滑って転ぶ事故であるが、これはコンコルドの墜落(2000、第II部で記載の事象16.1)に似ている.コンコルドは、直前に離陸したDC-10が落としていた金属片を滑走路で踏んづけて、タイヤが破裂し、その破片が翼の燃料タンクを貫通し、その穴から燃料が漏れて引火し、最終的には墜落し113名が死亡した.つまり、コンコルドの責にあらず、"もらい事故"である.転んだ学生も同じで、落ちていたジュース缶が悪い.工場では通路に白線を引き、「その内側には段ボールや仕掛品を置くな」と指導している.この時、現場の主任は置いた部下を頭ごなしに怒るのではなく、「通路にモノを落とすとコンコルドだった落ちるンだぞ」と注意すると部下はナルホドと思う.
著者について
登録情報
- 出版社 : 森北出版株式会社 (2005/11/2)
- 発売日 : 2005/11/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 410ページ
- ISBN-10 : 4627664710
- ISBN-13 : 978-4627664715
- 寸法 : 22.7 x 16 x 2.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 73,640位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 272位科学読み物 (本)
- - 2,412位実践経営・リーダーシップ (本)
- - 2,719位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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経験のないことに向かう時、全ては未知(たとえそれが世間では日常茶飯の普通のことであっても)。
普段からこれを読んでおけば、何かの時に、少なくとも危険を避けるヒントにはなる。
しかし最近改めて読んだところ、疲労破壊(p71~74)に関して、「間違いの拡大生産」につながりかねない記述に気付いてしまった。現在も増刷されている本なので、浅学の身を顧みず指摘させていただく(念のため森北出版のHPの正誤表を確認したが未反映であった)。
・コメット開発時に実施された試験において見かけ上の疲労強度向上が得られたメカニズムを図2.1(p72)で説明しているが、この図は「厚肉円筒」であり、航空機胴体構造の説明図としては不適切である。胴体の外板は非常に薄いため(コメットは胴体直径3m、外板板厚1~2mm)、胴体は「薄肉円筒」として扱う必要がある。「厚肉円筒」では肉厚方向(半径方向)に応力勾配があり、まさに図示の通り、内周で生じたクラックは外側に向かって進展する。しかしながら、「薄肉円筒」の応力分布は、例えると、面内に引っ張られる薄い平板のそれである。コメット機のき裂進展メカニズムについては、東工大の小林英男先生による説明を参照されたい(失敗知識データベース「ジェット旅客機コメットの空中分解」)。
・この「失敗百選」を参照して書かれたのがWikipedia「コメット連続墜落事故」であるが、その記述は間違いを含んでいる(誰が書いたかは存じ上げない)。開発時の試験の盲点として「1000回の内圧試験毎に、倍の1.12気圧を外から加圧する1回の耐圧試験を行なった。そのため内圧試験によって内部から生じたき裂が、外からの圧力によって内周が塑性変形し、外周からたがをはめられるようになり、き裂を押しつぶした」とある。しかし、極薄のモノコック構造(応力外皮、張殻構造)に外から加圧する試験はそもそも不可能である。あっけなく圧壊するだけである。外圧に耐える潜水艦と、内圧に耐える航空機は全くの別物である。Wikipediaの説明は、残留圧縮応力の発生メカニズムが間違っている。正しくは「大きな内圧を負荷したため、応力集中部(開口の隅部)に高い引張応力による塑性変形(塑性ストレッチ)が生じ、その塑性変形部が周りの弾性域から押し戻されることで、残留圧縮応力が生まれた。その残留圧縮応力が疲労き裂の発生と進展を妨げた」のである。残留圧縮応力は、圧縮するのではなく引っ張って降伏させることで生まれる。
・畑村先生のベストセラー「失敗学のすすめ」には、東大機械科の学生が必ず学ぶ3大事故(タコマ橋、コメット機、リバティー船)が紹介されている。コメット機については「デハビランド社では、この圧力差を考慮した疲労実験を実施し(中略)問題なしと判断したが、その途中、耐圧試験をはさんで行ったため、機体を圧縮したことでき裂発生が抑制され、実際の10倍以上に寿命を見積もるミスを犯した(p37)」とある。この「圧縮したことでき裂発生が抑制」はWikipediaと同じ誤りである。
・ちなみに図2.1のメカニズムは「オートフレッタージ auto-frettage」という塑性加工法の原理である。この加工法は厚肉円筒(大砲の砲身など)の強度向上を目的に広く適用されている。内圧を負荷すると円周方向(接線方向)に引張応力が生じる。厚肉の場合、その応力は外周部より内周部の方が高いので、十分な内圧を負荷すると内周部が引張で降伏する。その塑性変形(塑性ストレッチ)のため、内周部に残留圧縮応力が得られる。残留圧縮応力がき裂の発生と進展を抑制するので、疲労強度が向上するのである。砲身に適用すると内側の表面が強化され耐久性が改善される。
・「疲労破壊(p73,74)」についても4点を指摘しておきたい。
・破断面の縞模様に関していえば、ビーチマーク(別名 貝殻模様)とストライエーションは明確に区別したい。ビーチマークは肉眼やルーペなどで観察され、模様の有無・間隔は負荷形態や環境条件に大きく左右される(例えば一定振幅の負荷サイクルでは模様は形成されない)。一方、ストライエーションは電子顕微鏡で観察されるもので、破壊力学のParis則に従い、負荷サイクル毎に形成される。ピッチは典型的には0.1~1μmである。
・S-N線図が水平になる繰り返し数は、一般的な鉄鋼材料の場合、(10万回ではなく)100万から1000万回である。
・疲労限度は、疲労寿命が(一定ではなく)無限大になる応力振幅のこと。つまり、疲労限度以下の繰返し負荷では、いつまでも壊れない。
・疲労限度(応力振幅)は、一般的な鉄鋼材料では「引張強さの4~5割」である。
さて、金属疲労は中尾先生のご指摘通り機械の失敗3兄弟にカウントされるから、機械系技術者は全員十分な知識を持たねばならない。金属疲労のテキストとしては、航空機疲労の権威でもあるSchijve教授が著した「構造物と材料の疲労(Fatigue of Structures and Materials)」(プレアデス出版から邦訳あり)が分かり易いのでお勧めである。分厚くて若干高いが、その値段以上の価値がある。
二度と起こさないように知識化することを目的とし、
41の原因に分類し、これを「失敗百選」として体系化した書です。
私が2005年に読んだビジネス書(ビジネス書と読んで良いのか?)の、
ベスト3に上げられる良書でした。
「ジュースの空き缶で転んだ事故」から、
「地下鉄サリン」「タイタニック号の沈没」のような大きな事故まで、
一つ一つが実に詳細に解説されています。
事故分析として難しい理論もあるのですが、
図解が多用されているので、原因をイメージで捉えやすく、
誤解されないような配慮もみられます。
(ここにも「失敗学」が活かされています)
また、私は良く参考文献を見て書籍を購入することがあるのですが、
誤って別の書を購入したり、書店で探すのに手こずることがあります。
本書でも、巻末に参考文献として書籍を紹介しているのですが、
一冊ずつコメントと書籍の写真が添えられています。
なるほど、これなら誤って購入しないし、書店で探しやすいです。
(ここにも「失敗学」が活かされています)
それにしても・・・・・
よもや、「ジュースの缶で転んだ事故」と「コンコルドの墜落」が、
同じ原因から引き起こされた事故だとは・・・
この詳細は、本書をご覧あれ!
現実に起こった事は恐らく誰もが見当も想像もつかない大災害であった事は日本人であれば皆解ったと思います。好意的に扱われている「田老町の防潮堤」は停電でモーターが動かず何の役にも立たず、仮に例え閉鎖できたとしても上から津波は入り込んだでしょうし「鉄筋コンクリート建て3階以上の建物」に逃げるどころか4階建てのビルの屋上でさえ津波に攫われました。最後まで避難を呼びかけた女性職員が殉職された三階建てビルも記憶に新しい事です。結論の「とにかく逃げろ」は真実でしたが................。
また地震で壊れたのか津波で壊れたのか永久に判らないであろう福島第一原子力発電所の爆発や それによる放射性物質汚染は未来永劫続くでしょうし、情報伝達の致命的なミス、そして半減期が何万年という放射性物質を「除染」という得体の知れない行為で海に流しこみ「地球汚染」を作り出す連中の「人災」等、失敗学として指摘できる失敗は単純化出来るのでしょうか?実際に被害を受けた我々が、一番身に沁みたのは「今一体何が起きているのか」が判らない「情報遮断」によるものでした。岩手 宮城 福島 茨城 千葉の一部は停電していてテレビもネットも使えず携帯電話は通話制限で使えず、福一原発事故は起こってしばらくしてから知った訳です。逃げるにしても何処に逃げれば良いか解らないのです。私の一番の失敗は「自家発電装置」と「予備ガソリンの備蓄」をしていなかった事だと感じています。今の御時世で「電気が無い」事は一番の災害です。「LIFELINEの全滅」と「情報遮断」を意味するからです。福一原発も非常用電源が津波で喪失した事が最大の原因だと言われています。なら物理的に止める初期の英国製原子炉(屋根に電磁石で多数のパチンコ球状の鉄球を吸い付けておき 停電すると鉄球が落下、中性子を吸収する)の方が安全か?と思いますが もっとスマートな方法が有るでしょう。今だから言えますが当時はパニックに近い状態でした。
更に「情報の共有」という事が どれだけ大事か。当該書でも扱われているトンネル火災や列車火災にも通じる何かがスッポリと抜け落ちている様な気がしてなりません。「パニックにならない情報伝達」は永久に無理なのかな?今回の震災で「悪質なデマ」が流れなかったのはデマすら流れようがない「情報遮断」が原因ではなかったのかな、とも思います。
それから、ほぼ全ての飛行機事故の記載ですがNTSBの公式な記録と全く異なる記載が多いのですが?出典を確認されては如何でしょうか?
1跪性破壊
2疲労破壊
3腐食
4応力腐食割れ
5高分子材料
6バランス不良
7基礎不良
8座屈
9共振
10液体振動
11キャビテーション
12衝撃
13強風
14異常摩擦
15特殊使用
16落下物/付着物
17逆流
18粉塵/動物
19誤差蓄積
20油脂引火
21火災避難
22天災避難
23跪弱構造
24フィードバック系暴走
25化学反応暴走
26細菌繁殖
27産業連関
28フェイルセーフ不良
29待機系不良
30入力ミス
31配線作業ミス
32配管作業ミス
33自動制御ミス
34流量設計
35だまし運転
36コミュニケーション不足
37安全装置解除
38違法行為
39企画変更の不作為
40倫理問題
41テロ
創造設計エンジンのデータベースとの共通部分と相違点
消防に届けることをしませんでした。布団の中の火が完全に消えて無くて
また布団から出火し、結局家を全焼してしまった。こんな事故はたくさんあ
ります。
もし、消防を呼んでいれば、消防署の方は、過去の経験から「布団だけは
外に出して置いた方がいいですよ。」と注意してくれたと思います。
先人の失敗から学ぶためには非常にいい本です。
機械関係の事例が多いですが、失敗から学びたい、危機管理を行いたい
方にお薦めの本です。
世紀の大事故から、筆者の大学での小さな事故まで、、、
信じられないような事例から、起こるべくして起こった事故まで、、、
この本がすばらしいのは、イラストを使った非常にわかりやすいスタイルで
その失敗がなぜ、どのようにして発生したのか?
そして失敗はどのような結果をもたらしたのか?
を紹介している点だと思います。