歴史を覚えるとき、ただ丸暗記しただけでは覚えれない。
たとえば英単語を覚えるとき。
丸暗記し、文中で覚え、関連づけて覚え、語源から覚え・・・
それと同じように、歴史も
丸暗記し、文中で覚え、関連づけて覚え、語源から覚え・・・
この本はこの要素を満たしている。それにすばらしい入門書である。
ただ、私たちはこのような経験をしたことはないだろうか。
ある英単語をある英文で覚えたあと、ほかの英文でその英単語を覚えるとよく覚えることができる。
二重の経験により、その経験は多ければ多いほどよい。
しかしそれが簡単にできればそれほどたやすいことはない。
だから私は、二冊だけ、世界史受験界参考書の双璧を成すーつまり読みやすく理解しやすいーといえるこの「世界史ナビゲーター」と「青木世界史Ｂ実況中継」の二冊をお勧めする。
二重の経験により、受験で手強い問題を出してこられても柔軟に対処できるだろう。
教科書の精読もできていれば三重の経験となる。
このぐらいが適当な経験になるだろう。それ以上知りたいならば専門書を読むことをお勧めする。
高校レベルの参考書を多くしすぎて、見かけ十重二十重にしてしまったとしても逆に伸び悩み無駄な知識がついてしまうだけだろう（受験参考書もしくは受験レベルでは）
それよりも一冊か二冊を本がばらばらになるまで読み通すといい。
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