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歴史学のアポリア: ヨーロッパ近代社会史再読 単行本 – 2002/4/1
小田中 直樹
(著)
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- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社山川出版社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104634647508
- ISBN-13978-4634647503
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商品の説明
著者からのコメント
21世紀に歴史学は生き残れるか
依然として歴史ブームが続いています。本屋に行けば、そのことはすぐにわかるはずです。例の歴史教科書論争も、見方によっては歴史ブームの反映ではないでしょうか。
依然として歴史ブームが続いています。本屋に行けば、そのことはすぐにわかるはずです。例の歴史教科書論争も、見方によっては歴史ブームの反映ではないでしょうか。
しかし、学問領域としての歴史学が今ほど厳しい立場に立っている時勢も珍しいと思います。一方からは、歴史なんか勉強しても何か役に立つのか、という疑問が、他方からは、昔のことについて真偽は判定できるのか、という疑問が、各々寄せられているのですから。
こういう状況にあって、役に立たなくてもいいと象牙の塔 に閉じこもることなく、しかし役に立てばいいと割り切ることなく、また、事実を発見することなんて簡単だと楽観視することなく、しかし事実なんかわかるわけがないと居直ることなく、歴史学を学ぶにはどうすればいいのでしょうか。
結局答えは出ませんでしたが、そんなことを考えた軌跡がこの本になりました。
内容(「MARC」データベースより)
「歴史家の仕事を歴史学と呼ぶとすれば、歴史学はアポリア(難問)に満ち溢れている」 歴史学の可能性を求めて、戦後日本のヨーロッパ近代社会史研究を振り返り、21世紀の歴史学の存在理由を問う論考。
登録情報
- 出版社 : 山川出版社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 218ページ
- ISBN-10 : 4634647508
- ISBN-13 : 978-4634647503
- Amazon 売れ筋ランキング: - 665,696位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,769位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年1月25日に日本でレビュー済み
この著者の、『歴史学って何だ』という新書を読んで、ずいぶんと、自分の学問が存在する理由と根拠にこだわる、おもしろい人だなあ、と思い、彼のバックボーンを知りたくて、この本を開いてみた。それほど難解ではないが、ごく専門的なので、読みとおすのには苦労したが、それだけの価値は十分にあった。
「人間形成」をめぐり役に立つ学問として、「歴史学」をとらえる著者の姿勢が、とてもいい感じだ、と思った。戦後の、ヨーロッパ社会経済史の学説史をふりかえりながら、今、そしてこれからの私たちの社会にとって、歴史学の意義とは何か、歴史学はどうあるべきかを、すごくまじめに考えていく。その思考の積み重ねの過程は、ただひたすら自分の「研究」に没頭している学者さんたちから見れば、少し野暮ったいのかもしれない。けれど、私のような部外者からみると、とても誠実な印象をうける。だから、著者の考え方だけでなく、歴史学についても、好感がもてるようになった。
「人間形成」をめぐり役に立つ学問として、「歴史学」をとらえる著者の姿勢が、とてもいい感じだ、と思った。戦後の、ヨーロッパ社会経済史の学説史をふりかえりながら、今、そしてこれからの私たちの社会にとって、歴史学の意義とは何か、歴史学はどうあるべきかを、すごくまじめに考えていく。その思考の積み重ねの過程は、ただひたすら自分の「研究」に没頭している学者さんたちから見れば、少し野暮ったいのかもしれない。けれど、私のような部外者からみると、とても誠実な印象をうける。だから、著者の考え方だけでなく、歴史学についても、好感がもてるようになった。
2007年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「本書の目的は、おもに第二次世界大戦後の日本におけるヨーロッパ近代社会史研究をふりかえりながら、
アポリア[難問]と直面せざるをえない歴史家のしごとについて私なりの考え方を示すことにある。
歴史化のしごとは、これまで何だったのだろうか。今は何なのだろうか。これからは何でなければならないのだろうか。
こういった問題を、私なりに考えてみたい」(p.3)
歴史学に従事している人間ならばおそらく一度はこうした問題を考えたことがあろう
著者はこの問題について、自身の関心であるヨーロッパ近代社会史研究からアプローチしている。
比較経済史学派によって提示された「人間形成のアポリア」は未だ解決されていない。
そして、「人間形成」という問題がアクチュアルな問題であるだけに、
「人間形成のアポリア」に取り組むことに、歴史学の今日的意義を見出そうとしている。
しかし、著者が分析概念としている「人間形成のアポリア」が、
本書の中で一貫した、固定化された概念であるかどうかに、非常に疑問を覚えた。
それは、本書が、歴史学の方法のレクチャーにおいて、分析概念をめぐる混乱が、
議論のすれ違いや論争を生む原因となりうることを指摘しているだけになおのことである。
また、個別の議論についても疑問を禁じえない点がいくつか散見され、
個人的には消化不良の感が否めなかった。(特に122ページ以降のアイデンティティ形成論)
あと、論旨としては整理されていてわかりやすいのだが、個々の論者の主張などが極端に省かれているため、わかりにくい点がかなり多かった。
だがそれは、本書を執筆する著者の意図や、歴史学へ向かう姿勢を減じるものではない。
いろいろと考えさせてくれる本である。
アポリア[難問]と直面せざるをえない歴史家のしごとについて私なりの考え方を示すことにある。
歴史化のしごとは、これまで何だったのだろうか。今は何なのだろうか。これからは何でなければならないのだろうか。
こういった問題を、私なりに考えてみたい」(p.3)
歴史学に従事している人間ならばおそらく一度はこうした問題を考えたことがあろう
著者はこの問題について、自身の関心であるヨーロッパ近代社会史研究からアプローチしている。
比較経済史学派によって提示された「人間形成のアポリア」は未だ解決されていない。
そして、「人間形成」という問題がアクチュアルな問題であるだけに、
「人間形成のアポリア」に取り組むことに、歴史学の今日的意義を見出そうとしている。
しかし、著者が分析概念としている「人間形成のアポリア」が、
本書の中で一貫した、固定化された概念であるかどうかに、非常に疑問を覚えた。
それは、本書が、歴史学の方法のレクチャーにおいて、分析概念をめぐる混乱が、
議論のすれ違いや論争を生む原因となりうることを指摘しているだけになおのことである。
また、個別の議論についても疑問を禁じえない点がいくつか散見され、
個人的には消化不良の感が否めなかった。(特に122ページ以降のアイデンティティ形成論)
あと、論旨としては整理されていてわかりやすいのだが、個々の論者の主張などが極端に省かれているため、わかりにくい点がかなり多かった。
だがそれは、本書を執筆する著者の意図や、歴史学へ向かう姿勢を減じるものではない。
いろいろと考えさせてくれる本である。