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有栖川有栖の鉄道ミステリー旅 大型本 – 2008/8/25
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ミステリー作家が明かす小説の舞台になった鉄道。
ミステリー作家、有栖川有栖による、
鉄道ミステリーの話を交えた、鉄道紀行のエッセイ。
列車に揺られ、旅するほどに好きになった日本を鉄道とミステリーで語ります。
- 本の長さ230ページ
- 出版社山と溪谷社
- 発売日2008/8/25
- ISBN-104635330311
- ISBN-13978-4635330312
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登録情報
- 出版社 : 山と溪谷社 (2008/8/25)
- 発売日 : 2008/8/25
- 大型本 : 230ページ
- ISBN-10 : 4635330311
- ISBN-13 : 978-4635330312
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,318,201位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1959年、大阪生まれ。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾る。以後、精力的に作品を発表し、2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。2008年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。精緻なロジックを積み重ね、構築した世界そのものをひっくり返 してみせる鮮やかな手腕と、物語性豊かなその作品は、世代を問わず常に読み手を魅了しつづけている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 闇の喇叭 (ISBN-13: 978-4652086353 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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第1部では、鉄道好きになった経緯を語ったり、夫人との旅の様子を紹介したり。第2部は、鉄道ミステリの分析や書評。第3部は、各地の鉄道を乗り歩いた旅行記となっている。ちなみに著者は乗り鉄である。
第1部と第2部はおもしろかった。ふとしたきっかけから鉄道にはまっていく姿に共感できる。
第3部の旅行記では、根室本線、吾妻線、江ノ電、大阪環状線、大阪モノレール、島原鉄道など12件が取り上げられている。大阪の2件が、地元ということもあり、思い入れの感じられる文章で印象的。
ただ、旅行エッセイとしてはどうかなあ。
冒頭、鉄道の思い出に絡めながら、有栖川の半生が語られる。いろいろと興味深いところは多いのだが(有栖川はどうやら半回りほど年長のようだ)、際立つのは奥様の人柄。多少美化された部分はあるのだろうが、今時なかなかできることではない。すばらしいなあ、と思ってしまう。
さて、目玉のお勧め鉄道ミステリである。32冊+28冊の2段階で紹介されているのだが、前半の32冊のほうは、かなりの割合で読了済み。これは鮎川哲也作品が多数リストアップされているからに他ならない(基本的に全部読むようにしているし)。辻真先に未読が多いのでカバーしたいところだ。そして後半の28冊だが、こちらはなんと2冊しか読んだことがないことが判明した。種村直樹の「長浜鉄道記念館」、二階堂黎人の「諏訪湖マジック」のみ。なんとかもうちょっとカバーしたいところだが、数が多くてめまいがしそうだ。
これまで有栖川がまとめている密室もの、本格ものといったカテゴリでのお勧め本一覧とはちょっと感じが違うが、例によって、こういう機会に読書範囲をリフレッシュしてもらうと視界が広がって本当に良い。本屋めぐり(ものによっては古本やめぐりか)が始まる予感だ。
日本各地(マレーシアもあり)を列車に乗って旅をしている様子を描くエッセイの合間に、
著者は、時刻表ミステリについて、以下のような熱い想いを吐露しています。
〈時刻表などというものは、家電の使用説明書や料理のレシピと同じく実用性の権化である。
そこからトリックに合う列車=時と場所を探し出して作品に組み込むのだ。実用性の権化が、
時間を操る奇跡=詩に変身することに、私は感動する。時刻表ミステリーについては、
「半端な時間を捻出する吝嗇トリック」という偏見が一部にあり、また通俗的なイメージを
抱く人もいるようだが、実はパンクで前衛的な極北のミステリーではないだろうか。〉
この一節は、著者の〈ミステリ観〉、ひいては
〈創作観〉を非常によく顕しているように感じました。
「有栖川有栖」という、いかにもメルヘンな筆名を持ち、それにふさわしい叙情的な筆致を見せる
著者ですが、その反面、彼の根底に根強くあるのは「現実」に対する強固な反骨精神です。
(ちなみに、「現実」とまったく接点を持たないハイファンタジーの世界は最も自分から遠いもの、
という内容の発言もかつてされていました。)
日常の中で、たとえ瞬間的であっても鮮やかにきらめく「幻想」や「詩」を「現実」と
対置させることにより、その美しさを際立たせることこそ著者の信条なのでしょう。
〆に新幹線をもってくるのも連載当時からの構成だろうが、それも良い。
路線図・地図が挿入されているのも良かったが、路線図は単体でなく地図を重ね合わせた方がより分かりやすいだろう。
また、「この鉄ミスがすごい! ベスト60」と自身の鉄ミスは、ファンにとっては参考になろう。
なかでも、全体の半分以上を占める、第3章「日本列島 殺人のない鉄旅」に惹かれた。若いころの記憶にも触れながら、様々な鉄道に乗り、その鉄道そのものの魅力や鉄道の走る地域への様々な思いが、情感豊かに描かれている。私の年齢や育った地域が著者と近いこともあり、「廃線」も含め、日本の変わりゆく風景に対する感慨には、共感できるものも多かった。
ただ、書名に「ミステリー」が入っているが、純粋にミステリーに関する部分は30ページほどで、少なく感じる。それでも、著者が選んだ「この鉄ミスがすごい! ベスト60」などのリストがあり、参考になる。
少し気になったことがある。
アマゾンでは単行本が(大型本)となっているが、私の読んだものは通常のサイズである。大型本のバージョンがあるのだろうか?