1960年代以降の東アジアの経済発展の歴史を東アジア全体と各地域ごとに紹介している専門書です。
経済発展の傾向とモデルを紹介するだけでなく、国際社会全体や欧州・ラテンアメリカ・資源保有国など
の経済発展の傾向と比較しながらその特徴を浮き彫りにし、さまざまな視点から解説がなされているので、
内容の詰まった非常に参考になる本だと思います。
ただし初版の出版から約10年が経過しているため、アジア通貨危機や近年の中国の台頭などに触れられ
ておらず、内容としては時代遅れな部分もあります。また本書は「西欧・アメリカ的な資本主義経済シ
ステムを後続のアジア諸国に導入するにはどうすればよいか」という、筆者の主張の元に書かれているの
で、その点は冷静に読むことが必要です。それも少々時代遅れで、現地視点というより上から見下ろした
日本側の視点からの主張なので…
そうは言っても「アジアの発展モデル」は、今後の東アジアを考える上で避けて通れない事項であり、ま
た本書の主張は現在のアジア地域研究にも十分通ずることが多いと思うので、経済発展に限らずアジア研
究に興味がある人ならば是非読んでおくことをお勧めします。
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東アジアの開発経済学 (有斐閣アルマ) 単行本 – 1997/1/1
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- ISBN-104641120447
- ISBN-13978-4641120440
- 出版社有斐閣
- 発売日1997/1/1
- 言語日本語
- 本の長さ325ページ
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内容(「MARC」データベースより)
東アジアは激しく熱く動いている。このエキサイティングな現実の経済と諸問題を理解するために、東アジアの経済発展のダイナミズムを捉え、歴史的、文化的、政治的視角もとり入れながら解説する。
登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (1997/1/1)
- 発売日 : 1997/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 325ページ
- ISBN-10 : 4641120447
- ISBN-13 : 978-4641120440
- Amazon 売れ筋ランキング: - 669,355位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 68位東アジアの経済事情
- - 414位経済史 (本)
- - 1,179位その他の地域の世界経済関連書籍
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2006年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2003年3月24日に日本でレビュー済み
実によくまとまっており、開発経済学を勉強したい学生は必読文献といえるでしょう。
その完成度の高さから、数多くの学部ゼミで使用されている本です。
前半は開発経済学・アジア経済を理解する上で必要十分な事項(輸入代替工業化・輸出指向工業化・直接投資・雁行形態・WTO・AFTA・権威主義開発体制etc...)が、この本を読むことでマスターできる構成になっています。
後半はアジア各国別の経済情勢がまとめられており、初学者にとって非常に分かりやすい。
たった一つだけ注文をつけるとすれば、出版が1997年12月のため、アジア通貨危機発生のメカニズムや近年の経済動向(たとえば中国のWTO加盟、FTA、情報の非対称性など)について触れられていないということです。
これだけ優れた本なのだから、ぜひ最新の学説を踏まえた改訂をお願いします。
その完成度の高さから、数多くの学部ゼミで使用されている本です。
前半は開発経済学・アジア経済を理解する上で必要十分な事項(輸入代替工業化・輸出指向工業化・直接投資・雁行形態・WTO・AFTA・権威主義開発体制etc...)が、この本を読むことでマスターできる構成になっています。
後半はアジア各国別の経済情勢がまとめられており、初学者にとって非常に分かりやすい。
たった一つだけ注文をつけるとすれば、出版が1997年12月のため、アジア通貨危機発生のメカニズムや近年の経済動向(たとえば中国のWTO加盟、FTA、情報の非対称性など)について触れられていないということです。
これだけ優れた本なのだから、ぜひ最新の学説を踏まえた改訂をお願いします。
2010年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に良いテキストです。分かり易い記述でコンパクトにまとまっている上に、内容的にも他の開発経済学のテキストを凌駕しています。特に「第3章 円ドルレートの変動と東アジア」は、東アジア発展のメカニズムを国際金融面から説明していますが、他のテキストではこの点には余り触れられておらず、この出版物の価値を大いに高めています。
最大の、しかも抜き差しならない難点は、版が余りにも古いことです。出版から既に10年以上経過し、動きの速いアジア経済を理解するのに不十分な記述が目立ちすぎます。90年代後半のアジア通貨危機すら、まともに議論されていません。そのため、大学の講義で使用する際には、これを補うためのサブ・テキストが必要となり、非効率で不便、結果的に割高になります。早急に、全面改訂された第二版の出版を望みます。現行ではこのテキストの価値が十分に発揮されていないという批判を込めて、厳しいですが星2つとさせてもらいました。
最大の、しかも抜き差しならない難点は、版が余りにも古いことです。出版から既に10年以上経過し、動きの速いアジア経済を理解するのに不十分な記述が目立ちすぎます。90年代後半のアジア通貨危機すら、まともに議論されていません。そのため、大学の講義で使用する際には、これを補うためのサブ・テキストが必要となり、非効率で不便、結果的に割高になります。早急に、全面改訂された第二版の出版を望みます。現行ではこのテキストの価値が十分に発揮されていないという批判を込めて、厳しいですが星2つとさせてもらいました。
2001年5月29日に日本でレビュー済み
私は外国語学部の学生で、経済の知識はあまりないのですが、この本はそんな私にでも理解できる本でした。開発経済学の本は、「入門」なんて書いてあるものでも大半が難しいのに、この本はぜんぜん違いました。
まず第一に筆者が小難しい概念をかみ砕いて、平易な言葉で説明していることが挙げられます。例えば「制度能力」という開発経済でよく登場する言葉について本書では「政策を実施する政府の腕の良さを決めるもの。具体的には、優秀な官僚機構、適切な官民関係、所得分配メカニズムなど」と明快に説明してます。
第2に、東アジア各国(東南アジアも込み)の戦後からアジア通貨危機あたりまでの開発・工業化の流れを簡潔に説明。ここで、特筆すべきは各国が開発のために実施した政策を「結局!、この政策は何なのか?」という視点から、複雑な経済政策の枝葉末節を省き、分かり易くかつ本質を逃さずに説明している点である。
もちろん、数式もごくたまに登場するのですが、そういう所は分からなくてもいいと思います。僕も理解できなかったのですが(外国語学部なので)、本書全体を通じて分かり易い部分の方が遙かに多いので、良しとしようと思えます。
まず第一に筆者が小難しい概念をかみ砕いて、平易な言葉で説明していることが挙げられます。例えば「制度能力」という開発経済でよく登場する言葉について本書では「政策を実施する政府の腕の良さを決めるもの。具体的には、優秀な官僚機構、適切な官民関係、所得分配メカニズムなど」と明快に説明してます。
第2に、東アジア各国(東南アジアも込み)の戦後からアジア通貨危機あたりまでの開発・工業化の流れを簡潔に説明。ここで、特筆すべきは各国が開発のために実施した政策を「結局!、この政策は何なのか?」という視点から、複雑な経済政策の枝葉末節を省き、分かり易くかつ本質を逃さずに説明している点である。
もちろん、数式もごくたまに登場するのですが、そういう所は分からなくてもいいと思います。僕も理解できなかったのですが(外国語学部なので)、本書全体を通じて分かり易い部分の方が遙かに多いので、良しとしようと思えます。
2019年11月1日に日本でレビュー済み
韓国人・朝鮮人の名前を漢字読みしている輩は相手を、つまりは現実ときちんと
向き合いっていない証拠である。経済学者・大野健一に見る日本人の現実認識の齟齬
朴正熙(パク・チョンヒ)を「ぼくせいき」と言ったり、金日成(キム・イルソン)を「きんにっせい」と言ったりする輩は、恥をかいているのである。
これは日本では古い世代や右翼に特に顕著な習性である。
なぜなら"そんな呼び方の人物はこの世に存在しない"からである。自分の頭の中だけで世界を断定し、本来の呼び方をしない人物は信用に値しないのである
政策研究大学大学院教授の大野健一もまた、その様な輩の一種である
向き合いっていない証拠である。経済学者・大野健一に見る日本人の現実認識の齟齬
朴正熙(パク・チョンヒ)を「ぼくせいき」と言ったり、金日成(キム・イルソン)を「きんにっせい」と言ったりする輩は、恥をかいているのである。
これは日本では古い世代や右翼に特に顕著な習性である。
なぜなら"そんな呼び方の人物はこの世に存在しない"からである。自分の頭の中だけで世界を断定し、本来の呼び方をしない人物は信用に値しないのである
政策研究大学大学院教授の大野健一もまた、その様な輩の一種である