初学者を意識した本と書かれていますが、初学者にはいきなり理解するのは非常に困難だろうと思われます。
何の説明もなく、「〜〜については既判力が生じる。」と書かれても、初学者には目が点でしょう。
ただ、この記述量にして、情報量は膨大です。かなり苦労して書かれたのだと思われます。
ただ、情報量を多くしているため、解説や理由づけなどは圧縮、さらには完全に省略している部分も散見されます。
ですが、それについては百選とのリンクが十分にされていますので、百選が手元にあれば困ることはありませんし、
むしろ骨組みがスッキリと見えるので、非常に読みやすいです。
初学者には厳しいと思いますが、2冊目としては格好の本だと思いますし、十分に学習が進んだ方が知識を確認するのにも使えると思います。
一般的な民訴の基本書と異なり、手続の順番に記述されているので、他書で身に付けた知識を実際の手続に落とし込む訓練にもなります。
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民事訴訟法 (有斐閣アルマ) 単行本 – 2009/3/1
山本 弘
(著)
- ISBN-104641123403
- ISBN-13978-4641123403
- 出版社有斐閣
- 発売日2009/3/1
- 言語日本語
- 本の長さ504ページ
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登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (2009/3/1)
- 発売日 : 2009/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 504ページ
- ISBN-10 : 4641123403
- ISBN-13 : 978-4641123403
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月7日に日本でレビュー済み
コンパクトで持ち運びに便利なだけ。
最初から読んでいくと、説明不足が多く、ただ実務はこうというように判例の見解は示されてはいるものの、その理由は皆無。ある程度民訴はやりましたが、それでも意味不明な文章もあったり、完結していなかったりで、読んでいてイライラします。紙面の制約はあるにしても酷すぎる。
初学者用としているが、給付の訴えの部分で、訴訟物理論についてなんの説明も無しに旧訴訟物理論だとこうだが新訴訟物理論をだとこうといったように、初学者用としながら初学者に不親切な本。読んでいても他のページを参照しながらでないと読み進めていくのは難しく、流れが悪い。加えて、他のページも説明不足が多く、参照はしても意味不明な部分が多数。
重要部分の説明が不足している割に、どうでもいい論点は説明が丁寧であったり、構成もよろしくない。
判例の論理を一通り学んでいても要件が抜けていたりで確認用としてもおすすめできない。確認用なら趣旨論点本のが全然使えます。
刑訴のアルマがよかったので民訴も読んでみましたが、刑訴があまりにもよかったせいか期待はずれでした。
最初から読んでいくと、説明不足が多く、ただ実務はこうというように判例の見解は示されてはいるものの、その理由は皆無。ある程度民訴はやりましたが、それでも意味不明な文章もあったり、完結していなかったりで、読んでいてイライラします。紙面の制約はあるにしても酷すぎる。
初学者用としているが、給付の訴えの部分で、訴訟物理論についてなんの説明も無しに旧訴訟物理論だとこうだが新訴訟物理論をだとこうといったように、初学者用としながら初学者に不親切な本。読んでいても他のページを参照しながらでないと読み進めていくのは難しく、流れが悪い。加えて、他のページも説明不足が多く、参照はしても意味不明な部分が多数。
重要部分の説明が不足している割に、どうでもいい論点は説明が丁寧であったり、構成もよろしくない。
判例の論理を一通り学んでいても要件が抜けていたりで確認用としてもおすすめできない。確認用なら趣旨論点本のが全然使えます。
刑訴のアルマがよかったので民訴も読んでみましたが、刑訴があまりにもよかったせいか期待はずれでした。
2015年7月30日に日本でレビュー済み
民事訴訟法は「眠素」と学習者からは呼ばれる、と聞いていますが(退屈で眠くなるらしい)
訴訟を経験してみると(本人訴訟の原告です・審理中)、人間の品性やら頭脳の善し悪しやら、
「司法試験受かった人間がこんな子供のような屁理屈を言うか?」など、
人間の隠れた姿が露わにされて「こんなに面白いものがあるのか」と刮目させられます。
この本を参考のために(私はあくまで本人訴訟を初めて経験する法律の素人です)
さんざん他の書物を読んでから手に取ってみました。初学者向けのようなので
見落としていることが簡単に見つかるかも、と期待して、です。
が、
この本は悪文の典型です。特に第3章がヒドいです。一文が冗長で、長すぎて、しかも
(でくくられた例外の紹介が多用されていて)
一度の読み下しで理解できる文体ではありません。何度も文頭に戻って読み返さなければ
何を言っているのかがわからない。
法律家の書く文章は意味が分かり難いのが一般的ですが(しかもそういう文章を気取って書く人もいる)
ほんとうに読みづらいです。こんな文章を読まされるから「眠素」なんだろうなと、合点が行きます。
声を大にして言います。「読みづらい!」「法律は法律家だけのものじゃない!」「分かりやすい文章を書け!」
これから法律の専門家を目指す人には特に言いたい。「こんな文章を手本にしてはいけない」と。
初心者に民事訴訟の全体の流れを把握させるならもっと薄い本で十分ですが
「知らないところを探求しよう」と思ってこの本を二冊目として手にすると痛い目にあいます。あいました。
筆者(複数)はわたしと同世代ですが、洗練された分かりやすい文章を書く訓練をするには遅すぎるでしょう。
初学者の読む本ではありません。(分かりづらい悪文の典型です)
内容も深みがありません。他の本をあたるよう、専門家を目指す人にも強く助言します。
プロにも高度な話題を、法律の素人にも分かりやすく、しかも知的に優れて他の分野の仕事にも役立つような
文章を書く人もわたしは見つけました。そういう本と出会うことは幸福です。
本物を目指すなら田中豊氏の著書を読むことを薦めます。
田中豊氏の本は法律に関係ない仕事をしている普通のビジネスマンにも
得るところが大きいです。
☆ふたつ、の評価は「民事訴訟を本人訴訟で初めて提起する」人間からの評価であることを
ひとこと付言いたします。
訴訟を経験してみると(本人訴訟の原告です・審理中)、人間の品性やら頭脳の善し悪しやら、
「司法試験受かった人間がこんな子供のような屁理屈を言うか?」など、
人間の隠れた姿が露わにされて「こんなに面白いものがあるのか」と刮目させられます。
この本を参考のために(私はあくまで本人訴訟を初めて経験する法律の素人です)
さんざん他の書物を読んでから手に取ってみました。初学者向けのようなので
見落としていることが簡単に見つかるかも、と期待して、です。
が、
この本は悪文の典型です。特に第3章がヒドいです。一文が冗長で、長すぎて、しかも
(でくくられた例外の紹介が多用されていて)
一度の読み下しで理解できる文体ではありません。何度も文頭に戻って読み返さなければ
何を言っているのかがわからない。
法律家の書く文章は意味が分かり難いのが一般的ですが(しかもそういう文章を気取って書く人もいる)
ほんとうに読みづらいです。こんな文章を読まされるから「眠素」なんだろうなと、合点が行きます。
声を大にして言います。「読みづらい!」「法律は法律家だけのものじゃない!」「分かりやすい文章を書け!」
これから法律の専門家を目指す人には特に言いたい。「こんな文章を手本にしてはいけない」と。
初心者に民事訴訟の全体の流れを把握させるならもっと薄い本で十分ですが
「知らないところを探求しよう」と思ってこの本を二冊目として手にすると痛い目にあいます。あいました。
筆者(複数)はわたしと同世代ですが、洗練された分かりやすい文章を書く訓練をするには遅すぎるでしょう。
初学者の読む本ではありません。(分かりづらい悪文の典型です)
内容も深みがありません。他の本をあたるよう、専門家を目指す人にも強く助言します。
プロにも高度な話題を、法律の素人にも分かりやすく、しかも知的に優れて他の分野の仕事にも役立つような
文章を書く人もわたしは見つけました。そういう本と出会うことは幸福です。
本物を目指すなら田中豊氏の著書を読むことを薦めます。
田中豊氏の本は法律に関係ない仕事をしている普通のビジネスマンにも
得るところが大きいです。
☆ふたつ、の評価は「民事訴訟を本人訴訟で初めて提起する」人間からの評価であることを
ひとこと付言いたします。
2009年9月26日に日本でレビュー済み
分厚い基本書が多い民事訴訟において、司法試験受験生にとっては定番の基本書になるのではないでしょうか?
藤田先生の講義・民事訴訟や裁判所書記官研修所の講義案なども良い本とは思いますが、いずれも分量が意外と多く、通読するなら有斐閣大学双書でいいと思います。また、講義民事訴訟では訴訟物理論が触れられてなかったり、講義案は判例索引がないことなど、学習しにくい点が多々あります。
もっとも、藤田広美は合う合わないが非常に分かれると思いますので、藤田の本も非常に良いものだと思います。学者の書いた本や東大系が肌に合う人はアルマ民訴をお薦めします。
アルマ民事訴訟法の利点
1判例百選との併用がしやすく、判例の分析なども明確かつ正確で大変参考になります。
2薄い割に網羅性がある(現在発行されている百選判例の102個(?)を取り上げている)。
3判例・通説ベースというのも実務と学説の分離が激しい割に、無意味なものが多い民事訴訟法にとっては、落とし所を示してくれる本書は有難いです。
4また、逐一具体例を挙げていることも民事訴訟法の学習にとって重要だと思います(このお陰で読むのが苦痛じゃなかった)。
5さらにリファーが多く、記憶喚起にもなります。
弱点といえば、1通常の基本書と並び順が違って、共同訴訟が最初のほうに出てきたりすること、2サイズが小さいこと、でしょうか?
理論面ではかなり弱いです。しっかりと学ぶなら高橋重点講義や新堂幸司などが必要となってくるとは思います。実務的にも有用な梅本や伊藤などとは比べるべくもありませんが、新司対策用民訴のまとめ本としては1番使いやすいと思います。
講義民事訴訟などが改訂された都合などで、レビュー更新しました。
藤田先生の講義・民事訴訟や裁判所書記官研修所の講義案なども良い本とは思いますが、いずれも分量が意外と多く、通読するなら有斐閣大学双書でいいと思います。また、講義民事訴訟では訴訟物理論が触れられてなかったり、講義案は判例索引がないことなど、学習しにくい点が多々あります。
もっとも、藤田広美は合う合わないが非常に分かれると思いますので、藤田の本も非常に良いものだと思います。学者の書いた本や東大系が肌に合う人はアルマ民訴をお薦めします。
アルマ民事訴訟法の利点
1判例百選との併用がしやすく、判例の分析なども明確かつ正確で大変参考になります。
2薄い割に網羅性がある(現在発行されている百選判例の102個(?)を取り上げている)。
3判例・通説ベースというのも実務と学説の分離が激しい割に、無意味なものが多い民事訴訟法にとっては、落とし所を示してくれる本書は有難いです。
4また、逐一具体例を挙げていることも民事訴訟法の学習にとって重要だと思います(このお陰で読むのが苦痛じゃなかった)。
5さらにリファーが多く、記憶喚起にもなります。
弱点といえば、1通常の基本書と並び順が違って、共同訴訟が最初のほうに出てきたりすること、2サイズが小さいこと、でしょうか?
理論面ではかなり弱いです。しっかりと学ぶなら高橋重点講義や新堂幸司などが必要となってくるとは思います。実務的にも有用な梅本や伊藤などとは比べるべくもありませんが、新司対策用民訴のまとめ本としては1番使いやすいと思います。
講義民事訴訟などが改訂された都合などで、レビュー更新しました。
2015年12月27日に日本でレビュー済み
他の方が書かれているように、中級者以上の知識確認にはよいのかもしれません。
いたるところに()書きが多用されていてとにかく読みづらいです。
1センテンス中、7割がたが()内に収まっている文もあり、読み飛ばすのに慣れるまで苦労しました。
クロスリファレンスがあるのはよいのですが、リファレンス先にとんでもよくわからず…
いきなり既判力とか訴訟物理論が〜とか出てきて混乱しきりでした。
また、初学者向けの配慮ゆえだとは思うのですが、定義の書き方がまわりくどくて理解しづらかったです。
初学者は本書からではなく、中野貞一郎先生の民事裁判入門からのほうがよいのではと思いました。
いたるところに()書きが多用されていてとにかく読みづらいです。
1センテンス中、7割がたが()内に収まっている文もあり、読み飛ばすのに慣れるまで苦労しました。
クロスリファレンスがあるのはよいのですが、リファレンス先にとんでもよくわからず…
いきなり既判力とか訴訟物理論が〜とか出てきて混乱しきりでした。
また、初学者向けの配慮ゆえだとは思うのですが、定義の書き方がまわりくどくて理解しづらかったです。
初学者は本書からではなく、中野貞一郎先生の民事裁判入門からのほうがよいのではと思いました。
2010年1月14日に日本でレビュー済み
内容面についてザックリとした印象を申しますと、
中野貞一郎『新民事訴訟法講義』(有斐閣大学双書)を極限まで圧縮したようなもので、
このサイズからは信じられない程の情報量です。
しかし、圧縮の過程で抜け落ちた情報もチラホラありますし、論拠が書いてない部分も一部あります。
また、圧縮の過程で文章の一部を抜いたのでしょうか、執筆者がお疲れだったのでしょうか、文章的におかしな部分もあります。
したがって、判例百選を併用するのは前提ですが、併用さえすればこれ以上の教科書は無いと思います。
時系列にそって編集された内容については賛否があるでしょう。
時系列に沿って編集された為に複雑訴訟のみならず処分権主義等も一部分離されています。
これによってもたらされる不利益は論理的つながりが希薄になる可能性があることですが、
全体がコンパクトになっており、また、クロスリファーがなされているので問題ないと考えます。
逆にこのように時系列で分解されたことによる利点は、実際の手続きをイメージしやすいということに尽きる。
すなわち事例問題を考えるにあたって非常に利用しやすい本に仕上がっている。
中野貞一郎『新民事訴訟法講義』(有斐閣大学双書)を極限まで圧縮したようなもので、
このサイズからは信じられない程の情報量です。
しかし、圧縮の過程で抜け落ちた情報もチラホラありますし、論拠が書いてない部分も一部あります。
また、圧縮の過程で文章の一部を抜いたのでしょうか、執筆者がお疲れだったのでしょうか、文章的におかしな部分もあります。
したがって、判例百選を併用するのは前提ですが、併用さえすればこれ以上の教科書は無いと思います。
時系列にそって編集された内容については賛否があるでしょう。
時系列に沿って編集された為に複雑訴訟のみならず処分権主義等も一部分離されています。
これによってもたらされる不利益は論理的つながりが希薄になる可能性があることですが、
全体がコンパクトになっており、また、クロスリファーがなされているので問題ないと考えます。
逆にこのように時系列で分解されたことによる利点は、実際の手続きをイメージしやすいということに尽きる。
すなわち事例問題を考えるにあたって非常に利用しやすい本に仕上がっている。