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現代組織学説の偉人たち 単行本 – 2003/7/4

2.8 5つ星のうち2.8 5個の評価

商品の説明

商品説明

英語版のペンギン文庫に『Great Writers on Organizations』という本がある。古今東西の組織論の学説をハンディな冊子にまとめた、定評ある本だ。30年以上前に初版が出、今も版を重ねている。その本の総集編が出た。それが原著だ。著者は、世界的に著名なイギリスの組織論者2人である。

とりあげられているのは、総勢50人以上。その学説を一人ひとり紹介しているので、まさに網羅的な本だ。ウェーバーやバーナードやドラッカーやサイモンなど、日本で有名な人もとりあげられている一方、一般にはほとんど知られていない論者もとりあげられている。記述は1人数ページ。ただし、人により長短がある。

一人ひとりの解説の内容は、手早い入門書というには本格的なもので、注意して読むと信頼性の高い学説紹介だ。著名な論者でも、実は原著を読んだ人は少ないかも知れず、そういう読者には便利な本だ。学説だけではなく、生い立ちや職歴に触れた簡単な記述も含まれているから、どういう人物だったかを知ることもできる。

一般に組織論のなかには、アカデミックなものから実務的なものまで、さまざまな学説がある。学問上の背景を見ても、経営学的な論者もいれば、心理学、社会学、経済学、政治学など、多様なバックグラウンドの論者がいる。本書ではそういうさまざまな論者がとりあげられているが、中ではどちらかというと組織社会学を基盤とした論者が多い。

ただし、本書の印象を率直に言えば、全体に実務家向きというより、かなり研究者向きの本だ。まったくの初学者には難しいのではないか。

本書の不満を1つだけ言えば、日本の組織論者がひとりも載っていない点だ。「Z理論」で有名な日系人のウィリアム・オオウチが例外といえば例外だが、オオウチ以外にも、日本に足場をおき日本の組織を観察した組織論をいくつか取り上げてほしかった。最後に、翻訳は正確で読みやすい。丁寧な仕事である。(榊原清則)

内容(「MARC」データベースより)

20世紀に登場し、今や社会全体を覆うようになった大規模組織。この社会現象を解明することから出発した組織学の偉人たちを紹介する。組織パラダイムの生成と発展の軌跡、さらにパラダイムシフトの展望を提示。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 有斐閣 (2003/7/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/7/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 347ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4641161844
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4641161849
  • カスタマーレビュー:
    2.8 5つ星のうち2.8 5個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
総ページ数が350頁ほどの本書。紹介・収録されている学説は61人分。ざっと各学説を把握したり、導入本としては良いのかも。しかし、各学説の記載内容は、薄いのは否めない・・・。本書については、読み方、使い方かと。副読本として持っておくには良い。
2011年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
組織論を多面的に外観するのに有用だが、それだけではない。著名人たちの主張を体系的に紹介。それぞれ十分に考えさせられるつくりになっている。例えば官僚制の良し悪しを論ずるのではなく、能率と安定を追及した結果であるというように、その成り立ちや運命、性格を多角的な視点で見せてくれる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年10月20日に日本でレビュー済み
こんな便利な辞典があったらよいな、と思っていたので飛びつくように購入。読書開始後、ほどなく失望に変わった。
・監修者が訳文で心意気を披露しているが、残念ながら訳文の出来がひどい。不可解な和訳熟語を説明もナシに使っている箇所が多い。うまい日本語がないとそのまま載せている(ミンツバーグの箇所など)。結果、当人の学説について読む前にそれなりの知識がないと何を言っているのか理解困難。
・イギリスだからか、選択者に偏りが感じられる。特に著者とその一連のグループ。自分は他の本では出会ったことがなかった。
・個人表記があまりに一般的な用例と離れている。独自性を出すところではなく、発音があっていようといまいと長い物に巻かれるべきところ。辞書としての機能が損なわれている。
以上、初心者がこの本を手に取ったら、本来はダイナミックであるべきこの分野に魅力が感じられないまま忌避することになってしまうのではないかと心配になる。そして、この分野をそこそこ勉強したつもりの自分でも、この本を楽しく読むことはできなかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年12月10日に日本でレビュー済み
多くの組織論者の研究について1冊で紹介するというたいへん密度の濃い本だ。ただし、そのためある程度基礎がないと理解できないだろうと思う。しかし、英国にはこのような良心的な本があってうらやましい。多くの日本のテクストが原本を紹介しないで勝手に理論の説明をしているのとは大違いだ。
翻訳者は前立腺ガンとのことだが幸福を祈りたい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年4月19日に日本でレビュー済み
原作も翻訳者もその道では大家が書いている。解説本にありがちな、ある程度原著を読まないと理解できないという内容ではなく、きちんと要点を押さえてある本である。
しかし、一人の研究者に対して3ページそこそこで書いてあるという、かなり無理をしているため、これを読んで勉強したと思ってはいけない。むしろ、この本から自分が研究したい内容を探し出す目次のように使うべきである。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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