実務家に対しての「部下をもったら労務〜」などの入門書は多々あれど、やはり原理原則論を知らずしては正式な労務交渉や管理は不行き届きになるもの。そういった方への実践書としても本書は多様な実例を示しており、実に役に立つ。
実際労務管理は「トラブル」に接してから「この法的根拠は」といったいわば「後付けのノウハウ」で人事部長始め、労務管理担当は徐々にスキルアップしていくのが常だ。そういった際にも本書は最適だ。無論、たいていの会社には顧問社労士がいるため、その方と相談しながら事を進めていくわけだが、全部に丸投げにするわけにはいかないし、社員と直接対応する最後の砦は「人事労務部門」になる。そのケースバイケースの素地を固めてゆく際に、「労働法をすべて覚えなくてはできません。」では話にならないし、実際そんな事は実務担当者として物理的に「ムリ」である。
まずは本書をケース毎に学習し、細かな点は「労働契約法」「パート労働法」などを順々にひも解いてゆけばいい。経験則だが結局労務担当はそうやって四苦八苦しながら「プロ」になるものだ。
どんな会社でも労務管理にかかわる部門の方はこの一冊を部門ナレッジとする価値がある。
ぜひお勧めの一冊。
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労働法 第2版 (LEGAL QUEST) 単行本(ソフトカバー) – 2013/3/30
労働法を学ぶ学生向けの教科書。コンパクトながら要点をおさえた丁寧な叙述で人気上昇中。労働市場法や労働紛争解決法まで含めた「労働法の全体像」がつかめる。初版刊行以降の法改正や新しい重要判例に対応した第2版。好評のリーガルクエストシリーズ。
- 本の長さ396ページ
- 言語日本語
- 出版社有斐閣
- 発売日2013/3/30
- ISBN-104641179212
- ISBN-13978-4641179219
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登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (2013/3/30)
- 発売日 : 2013/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 396ページ
- ISBN-10 : 4641179212
- ISBN-13 : 978-4641179219
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,514,994位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 841位労働法
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2009年2月25日に日本でレビュー済み
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2013年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
但し、自分が知りたいところの部分が不足していたが、こんな感じだろう。
2009年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
弁護士のセミナーに参加した際に参考にと勧められました。労働法のみを学ぶのでなく、その背景にあるシステムや考え方について、そして判例傾向についても細かにそしてシンプルに教えてくれます。
各トピックは深めようと思えばいろいろ議論もしたくなるようなもの視点と切り口ばかりです。それくらい実務に即した目線でまとめてくれてます。
各トピックは深めようと思えばいろいろ議論もしたくなるようなもの視点と切り口ばかりです。それくらい実務に即した目線でまとめてくれてます。
2016年6月29日に日本でレビュー済み
簡にして要を得た記述で、水町先生の基本書と比べても、なお使い勝手の良い本です。
ただ、共著ゆえか、改定のスパンが長めなのが難点です。第3版の刊行が待たれます。
ただ、共著ゆえか、改定のスパンが長めなのが難点です。第3版の刊行が待たれます。
2009年10月16日に日本でレビュー済み
基本的な情報は入っており基本書としての機能は十分果たしている。
この本の特長は、事例を提示しそれに即して解説を加えているため、非常に理解しやすいところにある。
スタイルとしては内田民法に近いが、事例がとてもおもしろい。
見やすいレイアウトもおすすめ。
この本の特長は、事例を提示しそれに即して解説を加えているため、非常に理解しやすいところにある。
スタイルとしては内田民法に近いが、事例がとてもおもしろい。
見やすいレイアウトもおすすめ。
2009年11月12日に日本でレビュー済み
司法試験を目指す方に対しては本当にお勧めです。労働法などの選択科目は予備校本が充実してないので、学者の先生の書かれた教科書を使用する受験生が多いと思います。その中でも、本書は教科書として丁度よい分量・レベルで書かれています。
構成も試験向きです。まず、各論点についてある程度具体的な事例が設けられています。この事例は判例をベースにしたものですが、登場人物に毎回おもしろい名前が付けられているので読んでいて楽しいです。そして、事例に含まれる法的問題点を指摘したうえで、判例の考え方・判例の規範を紹介しています。判例を批判して著者の自説を展開する場合もありますが、著者の見解は概ね穏当なので試験の際に自説として採用しても問題ないと思われます。この一冊をしっかり読んで問題演習をすれば相当に力が付きます。
構成も試験向きです。まず、各論点についてある程度具体的な事例が設けられています。この事例は判例をベースにしたものですが、登場人物に毎回おもしろい名前が付けられているので読んでいて楽しいです。そして、事例に含まれる法的問題点を指摘したうえで、判例の考え方・判例の規範を紹介しています。判例を批判して著者の自説を展開する場合もありますが、著者の見解は概ね穏当なので試験の際に自説として採用しても問題ないと思われます。この一冊をしっかり読んで問題演習をすれば相当に力が付きます。