地元の図書館に寄贈しました。深く探求できているわけではないけど、予算や時間の問題から仕方ない事だと思う。
むしろここまで調べ上げた事だけでも凄い。必ず根拠を明記して考えを述べている所が読みやすく好感が持てる。
ぜひ続きの調査結果を見てみたい。
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江戸八百八町に骨が舞う: 人骨から解く病気と社会 (歴史文化ライブラリー 213) 単行本 – 2006/5/1
谷畑 美帆
(著)
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社吉川弘文館
- 発売日2006/5/1
- ISBN-104642056130
- ISBN-13978-4642056137
登録情報
- 出版社 : 吉川弘文館 (2006/5/1)
- 発売日 : 2006/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4642056130
- ISBN-13 : 978-4642056137
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,152,299位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月7日に日本でレビュー済み
読んでいるうちに欲求不満になる本。面白そうなテーマが出たかと思うとすぐにするっと抜けてしまう。古い遺体からのDNA検出は「果たして可能かどうか」でおしまい。江戸時代後期に伊豆の農民は豊かな生活をしていたと記した英国総領事の話の後はいきなり場所が島根に飛んでしまう。
江戸時代の幼児の骨から鉛が検出された話も、母親のおしろいからだろうか、でおしまい。昭和40年代まで水道管に鉛を塗っていた日本なのだから、もっと日常に使われていたとも考えられるのでは、と素人ながらも思う。
この本は いつも「だろう」「だろうか」「かもしれない」の推測のみで、それを裏付ける内容がない。 歴史の本なのに脚注も引用の詳細もない。もっと医学的な内容も期待したがそれもない。
句読点がやたら多いのも気になる。まあこれは編集者の怠慢だと思う。本にするために字数を増やしたかったのではとも思ってしまう。筆者の日本語力も?である。「葬式に参加できなかった」とあるが、普通は「葬儀に参列」するものではないだろうか。
江戸時代の幼児の骨から鉛が検出された話も、母親のおしろいからだろうか、でおしまい。昭和40年代まで水道管に鉛を塗っていた日本なのだから、もっと日常に使われていたとも考えられるのでは、と素人ながらも思う。
この本は いつも「だろう」「だろうか」「かもしれない」の推測のみで、それを裏付ける内容がない。 歴史の本なのに脚注も引用の詳細もない。もっと医学的な内容も期待したがそれもない。
句読点がやたら多いのも気になる。まあこれは編集者の怠慢だと思う。本にするために字数を増やしたかったのではとも思ってしまう。筆者の日本語力も?である。「葬式に参加できなかった」とあるが、普通は「葬儀に参列」するものではないだろうか。
2006年7月21日に日本でレビュー済み
正直な感想として、題名負けしてしまったという印象を受けた。
一つ一つの項目(例えば、江戸の病気や、食生活)にもう少し深く
書いて欲しかった。浅く広く、という構成の仕方のためか、
話題の切り替えが早さに追いつけなかったりして、どうしてこんな話に
なったのだろうか、と混乱する事も(これは読み手の頭の悪さが一役買っているのもあるが)。
けれども著者がいかに骨を、そこから得られる情報に対して魅力を感じているか、
また誇りに思っているかが伝わるし、こういう歴史文化が大好きな人はとても面白いと思う。
一つ一つの項目(例えば、江戸の病気や、食生活)にもう少し深く
書いて欲しかった。浅く広く、という構成の仕方のためか、
話題の切り替えが早さに追いつけなかったりして、どうしてこんな話に
なったのだろうか、と混乱する事も(これは読み手の頭の悪さが一役買っているのもあるが)。
けれども著者がいかに骨を、そこから得られる情報に対して魅力を感じているか、
また誇りに思っているかが伝わるし、こういう歴史文化が大好きな人はとても面白いと思う。
2012年5月4日に日本でレビュー済み
著者は「江戸時代の墓から出土する古人骨の研究者」。とくに、古人骨にみられる病気の痕跡の古病理学的観察を続けているのだそうだ。発掘した埋葬人骨から発信される形状、傷や病気の痕跡などから、その人のあるいは集団としての人々の暮らしぶりを読み解くのである。
汐留遺跡、小塚原刑場、天徳寺寺域第3遺跡、新宿の発昌寺跡、湯島無縁坂、雲光院、一橋高校遺跡など人骨の出土にはこと欠かない。
100万都市江戸は男子が圧倒的に多く、それは「骨梅毒の出現頻度」が高いなどといった情報として現われてくるのである。副葬品、棺などからも人々の階級、貧富などがわかるらしい。著者はイギリスにも足を運んで、スピタルフィールズ、レッドクロス・ウエイなどの遺跡から出た人骨を鑑定している。
結論として、江戸とロンドンの都市の比較、生活・文化のディテールを検証。結論として江戸のクリーンさ、発達した都市機能、疫病の相対的少なさをあげている。
余談が多く、急に明暦の大火、ハンセン病、旅行記に話題が跳び、どんな関係でこの話が出てくるのか戸惑う箇所がいくつか。「繰り返しになるが」の表現が頻出するのも気になった。それにしてもタイトルの「江戸八百八町に骨が舞う」は凄くて美しい。
汐留遺跡、小塚原刑場、天徳寺寺域第3遺跡、新宿の発昌寺跡、湯島無縁坂、雲光院、一橋高校遺跡など人骨の出土にはこと欠かない。
100万都市江戸は男子が圧倒的に多く、それは「骨梅毒の出現頻度」が高いなどといった情報として現われてくるのである。副葬品、棺などからも人々の階級、貧富などがわかるらしい。著者はイギリスにも足を運んで、スピタルフィールズ、レッドクロス・ウエイなどの遺跡から出た人骨を鑑定している。
結論として、江戸とロンドンの都市の比較、生活・文化のディテールを検証。結論として江戸のクリーンさ、発達した都市機能、疫病の相対的少なさをあげている。
余談が多く、急に明暦の大火、ハンセン病、旅行記に話題が跳び、どんな関係でこの話が出てくるのか戸惑う箇所がいくつか。「繰り返しになるが」の表現が頻出するのも気になった。それにしてもタイトルの「江戸八百八町に骨が舞う」は凄くて美しい。