このシリーズ全56冊のうち11冊に目を通してきたけれど、
今のところ最も特徴が出ていると感じられたのがこの近江・若狭編。
すなわち、交通・流通を軸として地域史と文化の展開をまとめた点である。
取り上げた地域がそういった編集を一層引き立てたのだと思う。
京・奈良に近接するこの地域は琵琶湖水運を中心として、
長く日本の回廊的地域であり、物資集散の要地であったからだ。
近江・若狭を一つの地域として切り出し一冊にまとめた観点は、
交通を軸に据えたこのシリーズの方法として極めて適切であると感じる。
他巻では平凡な市販教科書的地域史本に終わってしまうものも見られるが、
この近江・若狭編はシリーズタイトルを裏切らない出来栄えとなっている。
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街道の日本史 (31) (街道の日本史 31) 単行本 – 2003/1/1
藤井 讓治
(編集)
付属資料:史跡探訪マップ(1枚)
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社吉川弘文館
- 発売日2003/1/1
- ISBN-104642062319
- ISBN-13978-4642062312
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登録情報
- 出版社 : 吉川弘文館 (2003/1/1)
- 発売日 : 2003/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 300ページ
- ISBN-10 : 4642062319
- ISBN-13 : 978-4642062312
- Amazon 売れ筋ランキング: - 981,228位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,157位日本史一般の本
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