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死ぬ瞬間 完全新訳改訂版: 死とその過程について 単行本 – 1998/4/1
- 本の長さ410ページ
- 言語日本語
- 出版社読売新聞社
- 発売日1998/4/1
- ISBN-104643980230
- ISBN-13978-4643980233
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
末期患者を会話へと誘い、病院における患者管理の長所と欠点を彼らから学ぶ。69年に出版されて以来、全世界で広く読みつがれてきた、ターミナルケアのための「聖書」をフレッシュな名訳でよみがえらせた改訂版。
登録情報
- 出版社 : 読売新聞社 (1998/4/1)
- 発売日 : 1998/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 410ページ
- ISBN-10 : 4643980230
- ISBN-13 : 978-4643980233
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,091位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 283位臨床心理学・精神分析
- - 13,754位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月11日に日本でレビュー済み
死に直面した人達のインタビューがたくさん載っていて
死ぬ前の不安や気がかりについて色々聞くことが出来る
無意識下では自分は不死身であるという言葉にハッとさせられた
確かに普段からあと1年で死ぬかもしれないとかそういうことを考えてはいないが、可能性としてはいつでも、なんなら明日にでも死ぬ可能性はある
死というのは命が消える瞬間ではなくその過程であるらしい
そして命が消える瞬間は穏やかな身体機能の停止でしかないとのこと
本書を通して死への恐怖が薄れた
死が迫っている人に対してその話を避けるべきではなく、死にゆく人も残される人も死を受けいれた方がお互いに良い結果になるようだ
もし自分も死が迫ってきたらその意識で無理はしないようにしたい
死ぬ前の不安や気がかりについて色々聞くことが出来る
無意識下では自分は不死身であるという言葉にハッとさせられた
確かに普段からあと1年で死ぬかもしれないとかそういうことを考えてはいないが、可能性としてはいつでも、なんなら明日にでも死ぬ可能性はある
死というのは命が消える瞬間ではなくその過程であるらしい
そして命が消える瞬間は穏やかな身体機能の停止でしかないとのこと
本書を通して死への恐怖が薄れた
死が迫っている人に対してその話を避けるべきではなく、死にゆく人も残される人も死を受けいれた方がお互いに良い結果になるようだ
もし自分も死が迫ってきたらその意識で無理はしないようにしたい
2022年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
患者とのインタビュー記録を収録した本書は、昔は医師を始めとする医療関係者の間でも、苦痛に喘ぐ末期患者に人間としての眼差しを向ける基本的な姿勢が、如何に蔑(ないがし)ろにされていたかを読者に教えてくれる。
欧州スイス生まれの遅咲きの医学生である著者が米国人留学生と結婚して渡米し、「死を理解する」ために精神科医の道を辿る。その波瀾万丈な人生と不屈の精神は、自伝『人生は廻る輪のように』に詳しい。
「死の話題」を避けて末期患者を病棟の片隅に追いやるのが当たり前だった時代に、「死は生の一部だ」と喝破した著者は、末期患者へのインタビューを通じて「質の良い生」あってこそ「質の良い死」が迎えられるという理(ことわり)を臨床的に導く。
本書430頁に図解が載る「死の五段階受容説」(①否認、②怒り、③取引、④抑鬱、⑤受容)は、患者インタビューや医学生・神学生、著者の活動に理解と共感を示した看護師・医師らとのセミナー(意見交換会)を通じて得られた知見と分析の成果だ。
そしてパンドラの箱めくが、「希望」が患者の拠り所となる点が最も重要だ。どんな状況下でも、人は神がもたらす奇蹟や薬効著しい新治療薬の出現を信じていたいのだ。不安と悩みを抱えた患者に「希望」の灯火を点せる医師・看護師こそが真の医療従事者の名に値する。
終末医療や死生学(サナトロジー)の先駆者たる著者も後年は幽体離脱を体験し、死後の世界に傾倒気味でオカルト色を一層深めたらしいが、輪廻転生を謳う仏教的死生観に裏打ちされた東洋的人間観、人生観に親しんだ日本人からすれば、単に先祖帰りしただけという気がしないでもない。
欧州スイス生まれの遅咲きの医学生である著者が米国人留学生と結婚して渡米し、「死を理解する」ために精神科医の道を辿る。その波瀾万丈な人生と不屈の精神は、自伝『人生は廻る輪のように』に詳しい。
「死の話題」を避けて末期患者を病棟の片隅に追いやるのが当たり前だった時代に、「死は生の一部だ」と喝破した著者は、末期患者へのインタビューを通じて「質の良い生」あってこそ「質の良い死」が迎えられるという理(ことわり)を臨床的に導く。
本書430頁に図解が載る「死の五段階受容説」(①否認、②怒り、③取引、④抑鬱、⑤受容)は、患者インタビューや医学生・神学生、著者の活動に理解と共感を示した看護師・医師らとのセミナー(意見交換会)を通じて得られた知見と分析の成果だ。
そしてパンドラの箱めくが、「希望」が患者の拠り所となる点が最も重要だ。どんな状況下でも、人は神がもたらす奇蹟や薬効著しい新治療薬の出現を信じていたいのだ。不安と悩みを抱えた患者に「希望」の灯火を点せる医師・看護師こそが真の医療従事者の名に値する。
終末医療や死生学(サナトロジー)の先駆者たる著者も後年は幽体離脱を体験し、死後の世界に傾倒気味でオカルト色を一層深めたらしいが、輪廻転生を謳う仏教的死生観に裏打ちされた東洋的人間観、人生観に親しんだ日本人からすれば、単に先祖帰りしただけという気がしないでもない。
2021年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凡庸なセンスでアプローチすると、こんなふうに退屈な結論に向かうのだなあ。
2022年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
患者や家族の本音を聞き出すこと、向き合うことの大切さを学びました。
2021年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
精神科医のエリザベス・キューブラー・ロスは、病院で最期を迎えようとしている末期患者のカウンセリングをしながらインタビューを重ね、人が病によって死に至るまでの過程は5段階の心理的ステップがあることを論じました。この“死の5段階”について綴った著書『死ぬ瞬間 死と死の過程について』(エリザベス・キューブラー・ロス著、鈴木晶訳、中央公論新社、原著『On Death and Dying』)を読んでみたら、“死の5段階”をたどることは人として成長するために必要な道のりと共通するものがあることに気づきました。
ターミナルケア(末期医療)に関わる人たちのみならず、キャリア構築や自分の目標を達成してより満足度の高い人生を送りたい人も自分を成長させるのに役立つヒントが得られます。
ターミナルケア(末期医療)に関わる人たちのみならず、キャリア構築や自分の目標を達成してより満足度の高い人生を送りたい人も自分を成長させるのに役立つヒントが得られます。
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キューブラー・ロスのあまりにも有名な一冊です。少し厚い本ですが、医療に携わる立場として読んでおく必要があると思いました。
2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今では、ターミナルケア(終末医療)のバイブルと云うべき本です。新訳も出て超ロングセラーです。出版は45年前ですが、この本で明らかにされた「死への五段階」は定説となっています。
不治の病の末期患者は、五段階の心の変化を体験します。
第一段階 衝撃・否認・孤立
第二段階 怒り・後悔
第三段階 延命渇仰・取り引き
第四段階 落胆・抑うつ
第五段階 諦め・受容
ロスは、これを説として発表しましたが、この結論を得るための方法がすごいです。10代から80代の死を待つ末期患者200名に、インタビューして、まとめた結果です。
日本では、とてもこんな方法で終末医療に役立つとしても、やる医師はいないでしょうしそれを許す病院もないと思います。
アメリカならではのフィールドワークと思いますが、いくらアメリカでも、すさまじい反対・反感・拒絶でした。粘り強く地道な努力を続けて実現したのですが、発表するとすぐ多くの国の反響を呼びました。終末医療・ホスピスの在り方に多大な影響を与えました。
読んでいて末期患者との対話にヒリヒリするような緊張を覚えました。
重い本でした。
圧倒されたのはキリスト教の信仰です。
多くの患者は、死に直面して自らの死を、神にゆだねて安らかな心境です。
宗教が、日常・人生に根付いている勁さを痛感します。
ホスピスには、チャプレン(病院牧師)が常駐して医師・看護師・カウンセラーとともに末期患者のケアーを担っています。
日本では病院僧侶・病院神主などいるのでしょうか。
聞いたことがありません。
日本の末期医療の現状について、関心が湧きました。
不治の病の末期患者は、五段階の心の変化を体験します。
第一段階 衝撃・否認・孤立
第二段階 怒り・後悔
第三段階 延命渇仰・取り引き
第四段階 落胆・抑うつ
第五段階 諦め・受容
ロスは、これを説として発表しましたが、この結論を得るための方法がすごいです。10代から80代の死を待つ末期患者200名に、インタビューして、まとめた結果です。
日本では、とてもこんな方法で終末医療に役立つとしても、やる医師はいないでしょうしそれを許す病院もないと思います。
アメリカならではのフィールドワークと思いますが、いくらアメリカでも、すさまじい反対・反感・拒絶でした。粘り強く地道な努力を続けて実現したのですが、発表するとすぐ多くの国の反響を呼びました。終末医療・ホスピスの在り方に多大な影響を与えました。
読んでいて末期患者との対話にヒリヒリするような緊張を覚えました。
重い本でした。
圧倒されたのはキリスト教の信仰です。
多くの患者は、死に直面して自らの死を、神にゆだねて安らかな心境です。
宗教が、日常・人生に根付いている勁さを痛感します。
ホスピスには、チャプレン(病院牧師)が常駐して医師・看護師・カウンセラーとともに末期患者のケアーを担っています。
日本では病院僧侶・病院神主などいるのでしょうか。
聞いたことがありません。
日本の末期医療の現状について、関心が湧きました。