１９９９年発刊。ベトナム人に似ていると知らされてから２７年目の三週間にわたる、変わりつつあるベトナムを一人旅。（一応ガイド付きの様だ。）食べる事が好きで、万歩計を付けて歩き回り、直ぐにカフェに入る。食いしん坊で庶民の店で色々食べたけれど、それに耐えるお腹の持ち主であった！
人物のイラストからは暑い日差しと時折吹く風が伝わって来る。ベトナムフーズのイラストは写真よりも凄い。料理の甘酸っぱい匂いが伝わって来そうだ。スナップ写真もあり、手書きコメント入りです。ハノイのスナップはレトロっぽい。意外な事にフランス語より英語が通じやすい様だ。
さすがのこぐれさんもお腹を壊す事があった。シクロと言う自転車タクシーの絵も良い。金属が触れ合う音が聞こえて来る。雑貨屋さんのスナップ写真はまるで昔のアメ横だ。しかし、食べ物の事は良い時もそうでない時も丁寧に描写されている。何処へ行った、と何を食べた紀行文だ。味付けはニョクマムだらけで食傷気味、だったらしい。私はお醤油より好きだけどな。
バナナの赤い花？国が違うとバナナの花も色が違うんだ。紅川と書いてホン川、韓国語と同じ読みだ。誰かが東南アジアに韓国語っぽい音があるって言っていたっけ．．．。こぐれさん達は少数民族の住む辺りまで足を伸ばす。
こぐれさんは本当にベトナム人に似ているらしい。ホー小父さんの眠るホー・チミン廟に無料で入れたらしいからベトナム人のお墨付きなのだろう。
頭を空っぽにして休みの午後なんかにサラサラと読めてしまいます。イラストが良かったな。
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