江國作品のなかで最も好きな小説のひとつです。
比較的デビューして間もないころのお話ですが、江國さんの豊かな表現力があちらこちらに見られます。
主人公の少女の甘い甘い恋心を、ふんわりとそれでいて想像力をぎゅっと掴まれるような描写で描いています。
10代の女の子のお話なのに、大人になった今でもどきどきするほど。
たくさんの恋愛話に飽きているなら、きっと新鮮な気持ちになることができるでしょう。

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綿菓子 単行本 – 1993/10/1
江國 香織
(著)
- 本の長さ107ページ
- 言語日本語
- 出版社理論社
- 発売日1993/10/1
- ISBN-104652042183
- ISBN-13978-4652042182
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
少女の清々しい視線で切りとった様々な愛のかたち、そして少女の初めての恋。哀しみと安らぎが織りなす6つのラブ・ストーリー。
登録情報
- 出版社 : 理論社 (1993/10/1)
- 発売日 : 1993/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 107ページ
- ISBN-10 : 4652042183
- ISBN-13 : 978-4652042182
- Amazon 売れ筋ランキング: - 343,499位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,336位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年東京生まれ。1987年『草之丞の話』で毎日新聞社主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本 周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。「409ラドクリフ」(1989年フェミナ賞)、『こうばしい日々』(1991年産経 児童出版文化賞、1992年坪田譲治文学賞)、『きらきらひかる』(1992年紫式部文学賞)、『ぼくの小鳥ちゃん』(1999年路傍の石文学賞)、『が らくた』(2007年島清恋愛文学賞)など作品多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 真昼なのに昏い部屋 (ISBN-13:978-4062161053)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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5つのうち4.7つ
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トップレビュー
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2006年9月4日に日本でレビュー済み
突然始まり、引き込まれるように読み、最後には「え?ここで終わり?」というような、もっとも見たい願望が膨らむ物語でした。続編があったら読みたいなぁ〜。
突然始まるのに、読んでいくうちに丁寧に背景や人間関係が描かれていくあたりは、繊細な著者でないと書けないものではないかなぁ〜と思いました。
引き込まれます☆
突然始まるのに、読んでいくうちに丁寧に背景や人間関係が描かれていくあたりは、繊細な著者でないと書けないものではないかなぁ〜と思いました。
引き込まれます☆
2005年4月7日に日本でレビュー済み
とても読みやすく、かわいらしい恋愛小説です。主人公の女の子がとても若く(小学生~中学生にかけての時期)新鮮でした。
江国さんの恋愛小説は「ウェハースの椅子」「神様のボート」など何冊か読んでいて、大人の女性の微妙な心の揺れ動きや動揺・・静かな時間の流れが描かれている事が多くて、それも面白いのですがこの本はちょっと違っていて、そういう大人たちの恋愛に「どうしてなの?」「変なの」「私は大人になっても真っ直ぐな恋愛をしよう」と心に誓う少女がかわいらしかったです。
江国さんの恋愛小説は「ウェハースの椅子」「神様のボート」など何冊か読んでいて、大人の女性の微妙な心の揺れ動きや動揺・・静かな時間の流れが描かれている事が多くて、それも面白いのですがこの本はちょっと違っていて、そういう大人たちの恋愛に「どうしてなの?」「変なの」「私は大人になっても真っ直ぐな恋愛をしよう」と心に誓う少女がかわいらしかったです。
2004年1月13日に日本でレビュー済み
恋愛をテーマにした大人のためのメルヘンです。
タイトルや装丁からティーンエイジャー向けかと思い、手にしましたが、実際はいくつか恋愛を経験して、痛い目にもあって、しかもそれでもまだ恋愛を信じている大人の女性向けという感じです。
主人公の小学生の女の子がいう「女って、哀しいね」というせりふが全然そらぞらしくないのは、やっぱり江国さんだからでしょう。
タイトルや装丁からティーンエイジャー向けかと思い、手にしましたが、実際はいくつか恋愛を経験して、痛い目にもあって、しかもそれでもまだ恋愛を信じている大人の女性向けという感じです。
主人公の小学生の女の子がいう「女って、哀しいね」というせりふが全然そらぞらしくないのは、やっぱり江国さんだからでしょう。