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バーティミアス (3) プトレマイオスの門 単行本 – 2005/12/8
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- 本の長さ638ページ
- 言語日本語
- 出版社理論社
- 発売日2005/12/8
- ISBN-104652077696
- ISBN-13978-4652077696
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登録情報
- 出版社 : 理論社 (2005/12/8)
- 発売日 : 2005/12/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 638ページ
- ISBN-10 : 4652077696
- ISBN-13 : 978-4652077696
- Amazon 売れ筋ランキング: - 427,336位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 731位こどものSF・ファンタジー
- - 2,021位童話・こどもの文学
- - 3,686位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上。訳書に『豚の死なない日』『青空のむこう』『国のない男』『不思議を売る男』『バーティミアス』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』『さよならを待つふたりのために』など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『翻訳のさじかげん』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』。
(写真撮影:根津千尋)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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とにかくおもしろかったです!!
でも,納得はできます。それが,とても哀しい納得でした。ナサニエルは,ああいう形でしか,幸せになれなかったんだと思います。ナサニエルは,実の親にも捨てられ,育ての親と言ってもいい師匠の奥さんまで自分のせいで殺させてしまった。ナサニエルは,その後,敵との戦いや,権力闘争に明け暮れる中で(その中でまた一般人を支配するという罪を背負って),それらのつらい思い出を横に押しやって,でも,バーティミアスとは離れないことで,それらのつらい思い出を完全に消し去ることを拒否しながら生きていたように思います。
そんなナサニエルが,キティと,そして,バーティミアスという,彼の短い人生でのたった二人の同志と深く結びついて,そして,あのラストシーン。
ハッピーエンドではないけれど,ナサニエルは,納得していたように思います。自分は,育ての母親を死なせ,その後も魔術師として一般人を支配してきたような人間であって,自分には「普通の幸せ」は似つかわしくなく,こういう幸せしかない,いや,それで十分なのだと。でも,キティにだけは,「よろしく」と。
そう思うと,涙が出てきます。だって,この人,まだ十代ですよ?まだまだ,もっとあったかい幸せがあっても良いじゃないですか。かっこいいし,すごいし,素晴らしいけれど,哀しすぎませんか?まだ十代の,親に捨てられた青年じゃないですか。もっと,温かい幸せを,いっぱいっぱいあげたかったです。
ほかのかたも書いていますが、ナサニエルにはもう少し幸せをあげたかった。
もちろん彼自身は、最高の相棒と一体化して、好きな女の子にも認められて……というあの状態は満足だったと思いますが、若すぎです。これがせめて27歳くらいの年齢なら、まだわかるのですが。
児童向けファンタジーのつもりで、あの年齢設定にしたんでしょうか。でもこの作品、テーマといいストーリーといい、全然児童向けではありませんよね。社会風刺もあるし、魔術師の捉え方もすごくシニカルだし、異世界の概念なんてファンタジーを飛び越えてSFみたい。
悪魔に乗っ取られる人間たちや惨劇の現場、バーティミアス目線だから読んでいられましたが、もし普通の文体だったらホラー並み。映画化なんぞされてたら、見てられなかったことでしょう。
もしかして作者も、ほんとは30歳程度のつもりで書いていたんじゃないかとすら思います。
朝食とりながら秘書に指示出してるナサニエルの描写、少年時代に出会ったやさしい先生への感傷……。出世して名声を得るのに十数年かかってたって不思議はないですもんね。バーティミアス感覚なら、10年なんてあっというまでしょうし。
なんて勝手な妄想を並べてしまいましたが、まあそんなことを横においても続編がほしいです。
だってバーティミアスは、ナサニエルのおかげでますます人間が好きになったはず。だから今度召喚されたら、絶対ナサニエルとプトレマイオス、両方の姿で現れるんじゃないかと。ぜひ見たいです!
召喚するのは、キティ以外にはいないでしょう。キティもさびしげな描写で終わりましたが、彼女には一般人と魔術師のかけはしになってもらいたい。そして生き生きと活躍してもらいたい。
そういう続編……無理かなあ。
バーティミアスについては、皆さまも絶賛なさっているように本当に魅力的で、プトレマイオスとのエピソードもとてもよかったです。
長々と書いてしまいましたが、それだけ入れこんで読むことができた作品でした。
ハリーポッターシリーズはこれまで全て読んでいますが、それよりも遥かに面白かったと言えるでしょう。
内容的には、スターウォーズに似た部分を感じずにはいられませんでした。人間本来が持つ欲望について良く表現されていると思います。多くの方が社会に出て、常日頃感じていることではないでしょうか。人間の本質はどんなに時間が経っても変わらないものなんだな、と感じました。
ただ、子供向けかと言うと、そうは言い切れません。中学生以上向けではないでしょうか。内容が多少複雑で、理解しにくい部分もあるかと思います。
それでも多くの人にこの本を読んでもらいたいです。
自信を持ってお薦めします!
偽りの「ジョン・マンドレイク」が、「ナサニエル」に戻ってゆく様に、どうしょうもなく胸が熱くなりました。
みなさんも散々言っていますが、ラストにはぎゅーっとなりました。
バーティミアスとナサニエルのテンポの言い合いが、最後の最後まで健在だったのが嬉しかったです。
終わり近くの淡々とした描写が、寂しく物悲しい。キティの捨てゼリフが、とても悲しい。こういう自己犠牲の精神って、ヨーロッパでも英国ならではのものかも。この陰りのある心情は、私達日本人とも共通する。
主従関係が基本の魔術師と妖霊。なのにバーティミアスにとってプトレマイオスだけは別格の存在なのですね。今まで読んできてプトレマイオスに対するバーティミアスの想いに気付かされてきましたが、それがこの3巻で明らかになります。
また1巻から登場していたキティ。彼女の3巻での活躍は心ひきつけれられました。この巻を読んで彼女が好きになった人も多いはず。彼女の大胆な行動には感動させられます。どれほどの勇気が必要だったことでしょうか。
ナサニエル、バーティミアス、キティと重要人物が3人活躍しましたが、最後まで読んでやはり主人公はタイトルのようにバーティミアスなのだと感じました。