普段自分たちが食べている牛・豚・鳥などのお肉がお店に並ぶまでの過程がどうなっているのか
と疑問に思ったところから話は始まる。
私たちはほか「いのち」を犠牲にしながら生きている。
そこから目をそらさず、しっかりと見る。つまりは知ることになる。
肉だけでなく私たちはいろんなモノから気づかぬうちに無意識に目をそらしている。
目をそらさなければいろんなモノが見えてくる。そしていろんなモノを知ることができる。
そうなれば悲惨な戦争・差別がなくなると作者が一番言いたいことである。
~私が感じたこと~
私たちは食べ物だけでなく、トイレットペーパー・洋服・建材など日常に溢れているモノ
というモノが犠牲になって、私たちの生活を支えている。目をそらしているだけでないが、
当たり前になってしまうとそれが犠牲の上に成り立っていることを忘れてしまっている。
ましてや日本人は他の貧しい国の人たちの貢献の上で豊かな生活を送っている。
そのことをしっかりと見て、知ること・思い出すことは大事。
そうなるとそういう人達のためにコンビニで募金したりと行動が変わってくるのではないかな。
この日常にとても有難いことなんだなー感謝する人が増えると思う。
モノを大事にし、何事にも優しくなれる、人的に大きくなる。
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いのちの食べかた (よりみちパン!セ) 単行本 – 2004/11/19
森 達也
(著)
魚は切り身で泳いじゃいないって、テレビで見て知ってるよ。釣り上げられて、冷凍されて、市場に届いて・・・・・・。じゃあ、毎日食べてる大好きな「お肉」は、どんなふうに食卓に届くの? 誰も教えてくれない、食べものといのちの、たいせつな関係。
- ISBN-10465207803X
- ISBN-13978-4652078037
- 出版社理論社
- 発売日2004/11/19
- 言語日本語
- 本の長さ123ページ
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登録情報
- 出版社 : 理論社 (2004/11/19)
- 発売日 : 2004/11/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 123ページ
- ISBN-10 : 465207803X
- ISBN-13 : 978-4652078037
- Amazon 売れ筋ランキング: - 317,713位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 418位こどもの社会学習
- - 5,983位社会学概論
- - 21,889位科学・テクノロジー (本)
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著者について
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広島県生まれ。映画監督、作家。1998年にドキュメンタリー映画『A』を発表。2001年、続編の『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『極私的メディア論』(ISBN-10:4904795075)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
食肉についての子供向けの本で、子供に説明するときに役立つかと思って購入しました。
家畜が精肉されるまでの過程に半分位を割いて丁寧に説明をしていて非常に分かりやすく書かれています。残り半分は穢れ意識と差別についてだったが、子供向けに分かりやすくするためなのか、かなり回りくどい説明なのが気になったのと、穢れ意識についての説明が通り一辺倒なのが気になりはしたが、なかなかいい本でした。
家畜が精肉されるまでの過程に半分位を割いて丁寧に説明をしていて非常に分かりやすく書かれています。残り半分は穢れ意識と差別についてだったが、子供向けに分かりやすくするためなのか、かなり回りくどい説明なのが気になったのと、穢れ意識についての説明が通り一辺倒なのが気になりはしたが、なかなかいい本でした。
2017年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全部は10分間の朝の読み聞かせ時間には読めませんが、かいつまんで心に残ったところを朗読、紹介しました。大変重い、大切な事が話し言葉で書かれています。読まないと気付かなかったことが、森氏のわかりやすい説明で目の前に広げられました。大人になってからも、もちろんこれから大人になる中学生にも、ぜひ読んで、自分たちは他の命や、他の人の力で生かせていただいているのだと感謝する気持ちを呼び起こすべきだと思いました。
2014年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豚肉や牛肉はどこからくるのか?
という素朴な疑問を掘り下げ、
主には屠殺場と穢れ、身分制度などに言及している本。
非常に分かりやすい文章で書かれているので、
小学校高学年でも読める人もいると思います。
途中、大東亜戦争の話になり、
著者の思い込みで、読み手の思考を誘導する点は、
イマイチなので☆3つですが、
なかなか知ることのない屠殺場の実情を知れるということと、
毎日食べているものを改めて意識し直すことができる良書です。
特に中学生以上、遅くとも大学生までには
知っておきたい内容です
という素朴な疑問を掘り下げ、
主には屠殺場と穢れ、身分制度などに言及している本。
非常に分かりやすい文章で書かれているので、
小学校高学年でも読める人もいると思います。
途中、大東亜戦争の話になり、
著者の思い込みで、読み手の思考を誘導する点は、
イマイチなので☆3つですが、
なかなか知ることのない屠殺場の実情を知れるということと、
毎日食べているものを改めて意識し直すことができる良書です。
特に中学生以上、遅くとも大学生までには
知っておきたい内容です
2020年11月18日に日本でレビュー済み
これを読むと、映画だけではやや不透明だった部分も明確になった。
動物が食料になる過程をしらなきゃいけない、けど
可哀想だから、グロテスクだろうから見ることが出来ない。
そんな事を思うこと自体が奢りかどうかは別として。
もし、そんな理由で映画を観れないならば、これを読むと良い。
小学生でも飲み込めるレベルの本当に読みやすい文章で、
学校では教えてくれない、お肉が出来るまでの事実を教えてくれる。
―『でも本当は、人から聞いたり読んだりするよりも、自分の目で見るほうが絶対いい。何だってそうだ。体験できることならしたほうが良い。』
―『なぜなら、誰かが体験した事実は、誰かに伝えられる時点で、すでに事実じゃない。その誰かの目と耳を通した情報だ。』
作中の筆者の一文だけれども。
もしこの一文読んで、でも新聞とかニュースは平気なんだろ、
とか信じて疑わない人は、少しだけ考えて見ると良い。
勿論、考える考えないは、その人の自由。
そうか、この類の本のシリーズが『よりみちパン!セ』か。
これは他のシリーズも読む必要があると感じた。
動物が食料になる過程をしらなきゃいけない、けど
可哀想だから、グロテスクだろうから見ることが出来ない。
そんな事を思うこと自体が奢りかどうかは別として。
もし、そんな理由で映画を観れないならば、これを読むと良い。
小学生でも飲み込めるレベルの本当に読みやすい文章で、
学校では教えてくれない、お肉が出来るまでの事実を教えてくれる。
―『でも本当は、人から聞いたり読んだりするよりも、自分の目で見るほうが絶対いい。何だってそうだ。体験できることならしたほうが良い。』
―『なぜなら、誰かが体験した事実は、誰かに伝えられる時点で、すでに事実じゃない。その誰かの目と耳を通した情報だ。』
作中の筆者の一文だけれども。
もしこの一文読んで、でも新聞とかニュースは平気なんだろ、
とか信じて疑わない人は、少しだけ考えて見ると良い。
勿論、考える考えないは、その人の自由。
そうか、この類の本のシリーズが『よりみちパン!セ』か。
これは他のシリーズも読む必要があると感じた。
2014年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見えなかったものが少しだけ見えるようになりました。知ることの大切さを再認識。ところで著者は被差別部落出身でしょうか?
2012年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間は肉を食べる。だから、命をいただくことに感謝するのだろう。それなのに「穢れ(けがれ)」と言う者がいる。どうしてなのだろうか。
伝説の屠場(とじょう)労働者がいた。彼は食糧難の時、初めて山羊の屠場を命じられた。ハンマーで山羊の眉間を殴ったが、気を失って倒れない。あわてて何度も殴り、血だらけになったが、倒れない。遂に、ナイフで仕留めた。彼は言う。「あの山羊には本当に申し訳ないことをした。」ここに、60年たっても、屠場で心を痛めているものがいる。
日本では、肉食は汚らわしい行為だ、という意識がある。これは、殺生をしてはならないと言う仏教と、すべてのものに神が宿ると言う神教に基づいて生まれた意識だ。ところが、汚らわしい行為と言いつつ、実際はこっそりと肉を食べたり、皮革を武具に使っている。さらに安土桃山以降は、屠場する者を「穢れている」と差別し、彼らを切り捨てていった。自分が肉を食べるために、自分の手を汚さない。自分たちの代わりに殺す者がいるのに、目をそむける。屠場者も殺すことに、心を痛めているではないか。
人間は動物を殺して肉を食べる。「命」を犠牲にして生きるのである。このことに目を向けることを、本書は教えてくれる。
伝説の屠場(とじょう)労働者がいた。彼は食糧難の時、初めて山羊の屠場を命じられた。ハンマーで山羊の眉間を殴ったが、気を失って倒れない。あわてて何度も殴り、血だらけになったが、倒れない。遂に、ナイフで仕留めた。彼は言う。「あの山羊には本当に申し訳ないことをした。」ここに、60年たっても、屠場で心を痛めているものがいる。
日本では、肉食は汚らわしい行為だ、という意識がある。これは、殺生をしてはならないと言う仏教と、すべてのものに神が宿ると言う神教に基づいて生まれた意識だ。ところが、汚らわしい行為と言いつつ、実際はこっそりと肉を食べたり、皮革を武具に使っている。さらに安土桃山以降は、屠場する者を「穢れている」と差別し、彼らを切り捨てていった。自分が肉を食べるために、自分の手を汚さない。自分たちの代わりに殺す者がいるのに、目をそむける。屠場者も殺すことに、心を痛めているではないか。
人間は動物を殺して肉を食べる。「命」を犠牲にして生きるのである。このことに目を向けることを、本書は教えてくれる。
2017年2月5日に日本でレビュー済み
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同封してあるパンフレットの「買取できないもの」の欄に『書き込み』とあるのにもかかわらず、送付されたのは店舗に存在しないはずの蛍光ペン(ピンク)での書き込みが10か所以上あるものでした。返品扱いにしていただきましたが、店舗への不信感が募りました。