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ひかりのメリーゴーラウンド (よりみちパン!セ 10) 単行本 – 2005/4/1
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社理論社
- 発売日2005/4/1
- ISBN-104652078102
- ISBN-13978-4652078105
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登録情報
- 出版社 : 理論社 (2005/4/1)
- 発売日 : 2005/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4652078102
- ISBN-13 : 978-4652078105
- Amazon 売れ筋ランキング: - 815,370位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 133,401位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

Randy Taguchi first began writing online in 1996 and soon attracted a large following in Japan, where she is sometimes referred to as the "Queen of the Internet." She is a popular and prolific author, whose work includes a busy blog, seventeen novels, two of which -- Outlet and Fujisan -- have been released in English to date, many short stories, and more than twenty essays. She is currently supporting the Fukushima Kid's Summer Camp program, helping children impacted by the 2011 earthquake, and she released a brief essay entitled "How Japan Made the Nuclear Choice" in reaction to the incident. Her latest work, Zazen Girl, was released in 2014.
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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人を好きだって思うこと(純粋な甘酸っぱい気持ち)
人と自分が違うと思ったり
違っていたいのに違いたくないと思う気持ち、
微妙な少女の心を描写しています。
ほのぼのとしていて、でもきゅんと心が温かくて
ちょっぴり涙が出てくるような、ありそうでない本です。
この本もすばらしかった。読みながら泣きました。
生まれながらに、周りの人間のいろんなものが見えてしまって、
下手な大人よりもいろいろ分かってしまって、
しんどい子ども時代を送る子どもって一定数いると思う。
そういう子の心模様がとてもよく描かれています。
それでもちゃんとした大人に守られて育つと、
とてもすばらしい大人になるんだろうなって思いました。
主人公を取り巻く家族がまた、皆いいキャラクターです。
ランディさんは一生思春期みたいな生き方の人ですね。
だからこういう本が書けるのかな。
思春期真っ最中の女の子にはぜひ読んでもらいたい。
暖かくて、この時期ならではの感情の変化や、死に対しての向き合い方、色んなことを考え、色んな刺激を受けた小説でした。
当時から10年ほど経った今でも、忘れられず、私にとってはきっとこれからも心に残り続けるお話だと思います。
よりみちパン!セのシリーズの中で読んだ初めての小説でした。
物語なのでより深く理解ができるかもしれません。
生きることとか死ぬことって、考えるのを避けがちです。
深みにはまると辛いから避けているのかもしれません。
ただ否応なく、生死を考えざるを得ない状況に追い込まれることはあります。
多感な中学生ぐらいだとこういった状況になった場合、なおさら深刻でしょう。
免疫力をつけるために、この本を読んで考えておいた方がいいかもしれません。
死を意識しながら歩む生は辛いでしょうが、この小説の主人公はその運命を生きています。
誰にでも起こり得ます、来る時期と形は違うでしょうけど。
この本を読みながら、いろいろと考えることができました。
これまでの田口さんの作品に比べるとアクが抜け、
広い視野を持った優しい眼差しが感じられます。
とってもキレイな純愛小説。
この人、どんどんいい作家になっていきますね〜。
ここで語られる死生観は、私のそれととてもよく似ています。
それがとてもわかりやすく、
若い人にも受け入れやすい言葉で書かれてありました。
そりゃあ、愛する人との死別は耐え難い悲しみです。
でも「死って何?」ってことを知れば、
この永遠とも思える別れは、しばしのお別れととらえる事ができる。
生きるということはこの世界での修行なのではないでしょうか。
よしもとばななさんの「王国」シリーズ、「High and dry (はつ恋)」、
瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」の世界観に似ています。
これらの本が好きな人はきっとこの本も好きだと思います。
描かれているストーリー、それ以上に描かれている世界観の優しさに。
この本を思春期に読めたらどんなに幸せだったろう?と思いました。
そして、以前思春期の宿題、と題した日記を書きましたが、
まさにその疑問に答えてくれるような素敵な本でした。
命と世界。心と身体。愛情と性愛。
思春期に感じた混沌の中に、人生の全てが含まれているのかもしれない、
なんて思いました。
ひかりのメリーゴーランドとは、
この世界のことなんだなと思いました。
命も死も鮮やかに回り動き続けるこの世界。
こんなに、美しいんだよ、と。
今を生きる自分にとって、
豊かな光と闇に満ちた羅針盤のような一冊でした。
泣く程に、この世界が改めて好きだな、と思いました。