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ヘルマン・ヘッセ全集 4 単行本 – 2005/4/1
ヘルマン ヘッセ
(著),
日本ヘルマン ヘッセ友の会 研究会
(編集)
車輪の下,物語集 2 1904-1905
- 本の長さ373ページ
- 言語日本語
- 出版社臨川書店
- 発売日2005/4/1
- ISBN-104653039747
- ISBN-13978-4653039747
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商品の説明
著者について
〔訳者および担当作品〕
伊藤貴雄(車輪の下)
田中裕(初めてのアバンチュール)
茅野嘉司郎(昔の〈太陽〉で/ガリバルディ/機械工場から/ソル・アクア/ラテン語学校生/アントン・シーフェルバインの東インドへの心ならざる旅/機械工職人/ある年老いた独り者の思い出から/都市計画家/ある発明家)
山川智子(夜想曲 変ホ長調/ムワムバの思い出)
吉岡美佐緒(乾草月)
伊藤貴雄(車輪の下)
田中裕(初めてのアバンチュール)
茅野嘉司郎(昔の〈太陽〉で/ガリバルディ/機械工場から/ソル・アクア/ラテン語学校生/アントン・シーフェルバインの東インドへの心ならざる旅/機械工職人/ある年老いた独り者の思い出から/都市計画家/ある発明家)
山川智子(夜想曲 変ホ長調/ムワムバの思い出)
吉岡美佐緒(乾草月)
登録情報
- 出版社 : 臨川書店 (2005/4/1)
- 発売日 : 2005/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 373ページ
- ISBN-10 : 4653039747
- ISBN-13 : 978-4653039747
- Amazon 売れ筋ランキング: - 815,368位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 101位ドイツ文学の全集・選書
- - 185位その他の外国文学の全集・選書
- - 924位ドイツ文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつのまにか新しい全集がでているのを発見し、何気なく読んでみて驚いた。今回収められている「車輪の下」の新訳に付された、おそらくいままでの邦訳の中でもっとも充実しているであろう丁寧な注もさることながら、ヘッセ研究の成果が確実に蓄積・更新されていることに、どれほどヘッセが日本においても変わらず愛されてきたか、あらためて実感してしまった。邦訳全集は新潮社からでているが、いやいや、これは独文学者の池内さんが、ようやく本来のヘッセがあらわれるにちがいない、というのもうなずける。日本における”ヘッセ新時代”の黎明を告げる一書といっても、誇張にはあたらないように思う。また、漫画家の”萩尾望都さん”や、自分もひそかに愛読しているドイツ研究の”小塩節氏”が推薦のことばを寄せていることからも、その質の高さが伺える。エッセイ・評論の全集出版も、一ヘッセ愛読者として、心から期待したい。
2009年9月8日に日本でレビュー済み
高3の受験生時代に一度読んだ本だったが、受験制度の犠牲となったハンス少年と、
受験生であった自身の状況とを重ね合わせ、当時は重くどんよりとした後味の悪さを感じた作品
という感想しかなかった。
『車輪の下』は多くの翻訳本が出版されているが、【第44回日本翻訳出版文化賞】受賞の
文字に惹かれ、十数年ぶりに手にとってみたのだが、以前堅苦しい翻訳で読んだものと
同じ作品かと疑ってしまうほど、伊藤貴雄氏の翻訳は読みやすく分かりやすく、
しかし決して幼稚ではなく、ページをめくっていくうちに、あっという間に作品の世界に
タイムスリップさせられてしまう。
伊藤氏の翻訳の絶賛すべきところは、一人一人の性格や風貌までありありと想像させる人物描写、
瑞々しい生命力を持った自然の描写、特に名前だけでは想像しにくい「きのこ」や「魚」など、
ごく短い形容でその姿かたちを的確に捉え表現している部分をとっても、どれほどこの作品を
大切に丁寧に翻訳したかが窺えることである。
必読の書であるからこそ、いい翻訳を選ばなければもったいない!!
受験生であった自身の状況とを重ね合わせ、当時は重くどんよりとした後味の悪さを感じた作品
という感想しかなかった。
『車輪の下』は多くの翻訳本が出版されているが、【第44回日本翻訳出版文化賞】受賞の
文字に惹かれ、十数年ぶりに手にとってみたのだが、以前堅苦しい翻訳で読んだものと
同じ作品かと疑ってしまうほど、伊藤貴雄氏の翻訳は読みやすく分かりやすく、
しかし決して幼稚ではなく、ページをめくっていくうちに、あっという間に作品の世界に
タイムスリップさせられてしまう。
伊藤氏の翻訳の絶賛すべきところは、一人一人の性格や風貌までありありと想像させる人物描写、
瑞々しい生命力を持った自然の描写、特に名前だけでは想像しにくい「きのこ」や「魚」など、
ごく短い形容でその姿かたちを的確に捉え表現している部分をとっても、どれほどこの作品を
大切に丁寧に翻訳したかが窺えることである。
必読の書であるからこそ、いい翻訳を選ばなければもったいない!!
2011年5月3日に日本でレビュー済み
車輪の下を読み終えました。訳者の翻訳はもちろんのこと、解説での深い解釈にも心を揺り動かされました。 権力や教育のうえに、子どもや未来をどうのせていくか…、いまの僕にとっては、そんな思索の土台となりそうです。 エマとのシーンはドキドキしました。
2006年3月29日に日本でレビュー済み
一年近く前に旧訳で『車輪の下』を読んだ。今回の新訳で改めて読んでみると、意外な〈発見〉をすることができた。適切な注釈によって、旧訳では知ることの出来なかった〈背景〉を知ることができるが、その質はもはや〈学術的〉というべきなのかもしれない。本文の訳は、旧訳と較べると、リズムよく、平易になっているけれども、それは品位の欠けた俗っぽさを意味していない。あくまでも大衆に語りかけるようにしながら、高尚な秩序を保っている。
さらに、ヘッセの『車輪の下』は「単に受験制度やつめこみ教育を批判した」ものではなく、「教育が大人のエゴイズムの道具と化し、そればかりか国家の奴隷になり下がっていることを、帝国主義の病理として告発=批判した《警世の書》であり、その警鐘は現代もなお意味を失っていない」(370ページ)との訳者解説は意表をついた見事な指摘であると思う。
さらに、ヘッセの『車輪の下』は「単に受験制度やつめこみ教育を批判した」ものではなく、「教育が大人のエゴイズムの道具と化し、そればかりか国家の奴隷になり下がっていることを、帝国主義の病理として告発=批判した《警世の書》であり、その警鐘は現代もなお意味を失っていない」(370ページ)との訳者解説は意表をついた見事な指摘であると思う。