この分野(いわゆるERMや財務リスクマネジメント、モンテカルロ法など)についてほとんど知識のない全くの初心者にとってはいいかもしれない。
また数時間で簡単に読みきれるというのも初心者向きだろう。
ただ、別の書物を読むなどして、少しでも知識のあるものにとっては、それ以上のことはあまり書かれていないと思うので、読む順番(どの本を先に読むのか)を誤ってはいけない。
参考書としてみると、ERM全般とケースについては「収益を作る戦略的リスクマネジメント」の方がよい(翻訳は最悪だが)し、モンテカルロ法による事業リスク分析であれば「リスク分析・シミュレーション入門」の方がよい。ただ、Crystal Ball製品版をもっているのであれば、マニュアルをきちんと読むことをおすすめする。
またさらに高度な分析手法を身につけたければ「入門リスク分析―基礎から実践」が有用である。(こちらも「入門」と名がついているが全く入門書ではない。統計の知識がないとついていけないので要注意)
要するに、この本の位置づけは日経文庫や岩波新書のようなものだが、そう考えると、果たして日経文庫にこのような金額を払う読者がいるのだろうか。
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ビジネスリスク分析入門: モンテカルロ・シミュレーションの応用事例 (早稲田大学理工総研シリーズ 22) 単行本 – 2005/5/1
早稲田大学経営リスク研究会
(編集)
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社早稲田大学出版部
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104657053094
- ISBN-13978-4657053091
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登録情報
- 出版社 : 早稲田大学出版部 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 194ページ
- ISBN-10 : 4657053094
- ISBN-13 : 978-4657053091
- Amazon 売れ筋ランキング: - 905,505位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月23日に日本でレビュー済み
2005年7月29日に日本でレビュー済み
ビジネスを取り巻く一般的なリスクについて、モンテカルロシミュレーションという切り口から書かれています。と言っても、難しい数式などはほとんど無く、入門書としては最適ではないでしょうか。
欧米では、リスクの同定と定量評価がすでに浸透していますが、日本でも今後リスクの評価が重要になってくると思います。この本はその事前準備としてもってこいの本だと思います。
欧米では、リスクの同定と定量評価がすでに浸透していますが、日本でも今後リスクの評価が重要になってくると思います。この本はその事前準備としてもってこいの本だと思います。
2005年7月15日に日本でレビュー済み
リスク分析の入門書でとても丁寧にわかりやすく書かれております。リスク分析シミュレータCrystalBallを利用することで、誰もが手軽にリスク分析を行うことができることがわかりました。
2005年6月10日に日本でレビュー済み
むずかしい数式はほとんどなく、とてもとっつきやすい。逆に説明不足の感があるかもしれない。リスク分析の概略を知るには、感覚的な理解であれば可能だろう。残念なのはモンテカルロのソフトはちと個人では高額すぎる。ソフトがあればおもしろそうだが、ちょうどバージョンアップされ手が出ない。大半を占める「事例編」はとてもおもしろそうだが、ソフトがないことには始まらない。とても残念である。