3年前に出た本なのでちょっと古い。イラクで日本人3人が誘拐された事件直後、緊急出版された本らしい。
著者は1958年生まれで、シエラレオネ、東ティモール、ボスニア、コソボ、グアテマラ、カンボジア、ミャンマーなどで取材を行ってきたジャーナリスト。
その著者が本書で言うのは、紛争地で人道支援するためには入念な準備が必要であり、困っている人を助けたい、という程度の意識しか持っていない馬鹿たれは行ってはいけない、ということである。
そしてその根底にあるのは、人道支援を行うためには、自分が生きていなくてはならない、という思想である。死んでしまったら紛争地で困っている人の支援などできない、ということだ。
自分の安全を守りつつ、困っている人たちのために最大限できることをやる、それがプロのNGOなのだという。
ボランティアという行為に対するもやもやしていたものが、この本を読み、すかっと晴れてきました。
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アマチュアはイラクに入るな: プロのNGOが紛争地でやっていること 単行本 – 2004/7/15
吉田鈴香
(著)
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●緊急出版!イラクでの「邦人人質事件」をめぐる論議で決定的に欠けていたのは“プロの視点”だった。
ボランティア精神を称揚するのも、個人責任を言い立てるのも、あの状況では間違いである。プロのNGOは、万全の準備をした上で、なるべく目立たないように活動し、人質事件の前には危険を察知して脱出していたのだ。
紛争地のNGO活動を専門に追い続けるジャーナリストだからこそ書ける驚愕の真実!
紛争地、およびポストコンフリクト国(紛争終結直後の国)で、予想される危険の第1が人質、第2が空爆・戦闘、第3が誘拐である。しかも、紛争前・紛争中・停戦協議中・停戦直後・復興期のうちで、最も危険な時期なのが復興期だ。前線が無くなり、武器が市中に拡散している時なのだ。
本書はイラクをはじめ東ティモール、カンボジア、ミャンマー、シエラレオネなど、主な紛争国の現状や危険度をわかりやすくレクチャー。また、日本が復興支援・平和構築をリードして行くことの重要性と、なすべき緊急の課題を説く。
ボランティア精神を称揚するのも、個人責任を言い立てるのも、あの状況では間違いである。プロのNGOは、万全の準備をした上で、なるべく目立たないように活動し、人質事件の前には危険を察知して脱出していたのだ。
紛争地のNGO活動を専門に追い続けるジャーナリストだからこそ書ける驚愕の真実!
紛争地、およびポストコンフリクト国(紛争終結直後の国)で、予想される危険の第1が人質、第2が空爆・戦闘、第3が誘拐である。しかも、紛争前・紛争中・停戦協議中・停戦直後・復興期のうちで、最も危険な時期なのが復興期だ。前線が無くなり、武器が市中に拡散している時なのだ。
本書はイラクをはじめ東ティモール、カンボジア、ミャンマー、シエラレオネなど、主な紛争国の現状や危険度をわかりやすくレクチャー。また、日本が復興支援・平和構築をリードして行くことの重要性と、なすべき緊急の課題を説く。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社亜紀書房
- 発売日2004/7/15
- ISBN-104750504114
- ISBN-13978-4750504117
商品の説明
出版社からのコメント
著者は世界の紛争地へ赴き、国際NGO、国連機関、各国政府、各国軍隊が現地で何をしているのかをつぶさに取材してきた。そして、紛争地ではプロこそが主役であることを確認してきた。アマチュアの役割はそれを支えることである、と彼女は断言する。
欧米では、NGOをプロフェッショナルとして捉えるのが常識である。プロとアマの差は、我々が想像する以上に大きい。しかし、日本ではNGOとボランティアの境界線を曖昧にする傾向があり、それが邦人人質事件の遠因となった、と著者は分析する。
本書は、プロNGOの活動、ゲリラの実像、民間警備会社の台頭、「平和構築」における課題などについて、明快に、そして具体的に述べたものである。
内容(「MARC」データベースより)
紛争地でトラブルに巻き込まれないために、プロは情報と人脈と防衛手段を駆使する。その全貌を、紛争地のNGO活動を専門に追い続けるジャーナリストが緊急報告。また、日本が平和構築をリードしていくための課題を説く。
著者について
1958年生まれ。法政大学大学院修士課程修了。広告代理店、出版社勤務を経てフリージャーナリストとして独立。世界の紛争地に赴き取材を続ける傍ら、コンサルタントとして、発展途上国の開発援助・コミュニケーション戦略を作成。現在、スー・インターナショナル代表、立教大学大学院および国士舘大学講師。著書に『NGOが世界を拓く』(亜紀書房)、『紛争から平和構築へ』(論創社・共著)がある。
登録情報
- 出版社 : 亜紀書房 (2004/7/15)
- 発売日 : 2004/7/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4750504114
- ISBN-13 : 978-4750504117
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,193,988位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 447位中東のエリアスタディ
- - 1,278位NGO・NPO (本)
- - 1,622位国際法
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月29日に日本でレビュー済み
読み進むごとに、なんと日本人は政府・民間とも甘っちょろい考えで紛争地域と関わっているのかと思い知らされる。 著者は、帯にある「プロのNGO」をアマチュアたる「ボランティア」とを分けて説明し、日本では元自衛官も「ボランティア」並のリスク回避能力しかもっていないと厳しく指摘する。
ヒューマニズムあふれる現地の人助けで成果を挙げるには、人権・人道の思想、開発支援に関する幅広い知識、ニーズを探し出しそれに応えノウハウ、人道分野における軍事知識等を持ち、プライベートセキュリティーカンパニー(民間警備会社)・現地の宗教や民族のリーダー・国連等と協力し、政府から補助金や活動委託金を、また自国での自主事業や寄付金による資金調達ができなければならない。 とここまで説かれれば、物見遊山や現地の人と接するだけでヒーローになったような高揚感を味わわんがために、リスクを犯して現地に足を踏み入れるのでなく、現地で活動している信頼できる國際NGOの安全なベース国でその活動を学び、自分らの旅費やそれ以上の寄付金集めを日本で行う方が、より成果につながると理解できよう。
旅をするものにとって、紛争地はとても魅力的に思えるし、1度はその雰囲気だけでも味わいたいものだが、傭兵や民間警備会社の武装警備員が勤まる程度のスキルを持たぬ者にその門は固く閉ざされている事を人質や殺される前に知るべきである。
もう1点、現地で最も重要なのは情報であり、その収集に努めるために大使は赴任しているのだが、日頃放蕩三昧で、数年赴任すれば日本で家が建つほどの手当ても税金からくすねているくせに、いざ紛争が始まるといち早く逃げ出すような彼らはお役ごめんにして、欧米の諜報機関に業務委託したほうが、クズ情報しか回ってこないとしてもコストパフォーマンスが良いのでないかと腹立たしく思う次第である。
ヒューマニズムあふれる現地の人助けで成果を挙げるには、人権・人道の思想、開発支援に関する幅広い知識、ニーズを探し出しそれに応えノウハウ、人道分野における軍事知識等を持ち、プライベートセキュリティーカンパニー(民間警備会社)・現地の宗教や民族のリーダー・国連等と協力し、政府から補助金や活動委託金を、また自国での自主事業や寄付金による資金調達ができなければならない。 とここまで説かれれば、物見遊山や現地の人と接するだけでヒーローになったような高揚感を味わわんがために、リスクを犯して現地に足を踏み入れるのでなく、現地で活動している信頼できる國際NGOの安全なベース国でその活動を学び、自分らの旅費やそれ以上の寄付金集めを日本で行う方が、より成果につながると理解できよう。
旅をするものにとって、紛争地はとても魅力的に思えるし、1度はその雰囲気だけでも味わいたいものだが、傭兵や民間警備会社の武装警備員が勤まる程度のスキルを持たぬ者にその門は固く閉ざされている事を人質や殺される前に知るべきである。
もう1点、現地で最も重要なのは情報であり、その収集に努めるために大使は赴任しているのだが、日頃放蕩三昧で、数年赴任すれば日本で家が建つほどの手当ても税金からくすねているくせに、いざ紛争が始まるといち早く逃げ出すような彼らはお役ごめんにして、欧米の諜報機関に業務委託したほうが、クズ情報しか回ってこないとしてもコストパフォーマンスが良いのでないかと腹立たしく思う次第である。
2004年10月12日に日本でレビュー済み
イラクでの人質事件は世間で様々な波紋をもたらした
日本で生まれて育つということが、いかに平和ボケしてしまうのか・・・
この一冊を読むことで、紛争地に措けるNGOの働きを通じて痛感する
テロリストから国土を守り続けている大国はフランスと日本なのに
日々の生活でその平和をかみ締めることなく過ごしてしまう
この本はタイトルにあるアマチュアとプロの提議を明確にし
かつ、紛争地にアマチュアが出向いてしまう魔力をも説明してくれる
その明確な答えは、アマチュアとプロの隔たりを確固たるものにする
一朝一夕に築けないプロとしてNGOの働きに、万感たる思いで一杯になる
日本で生まれて育つということが、いかに平和ボケしてしまうのか・・・
この一冊を読むことで、紛争地に措けるNGOの働きを通じて痛感する
テロリストから国土を守り続けている大国はフランスと日本なのに
日々の生活でその平和をかみ締めることなく過ごしてしまう
この本はタイトルにあるアマチュアとプロの提議を明確にし
かつ、紛争地にアマチュアが出向いてしまう魔力をも説明してくれる
その明確な答えは、アマチュアとプロの隔たりを確固たるものにする
一朝一夕に築けないプロとしてNGOの働きに、万感たる思いで一杯になる
2004年9月3日に日本でレビュー済み
タイトルや「緊急出版」であることから、イラク問題に便乗した本のように思われる人もいるかも知れないが、この本に関しては、その心配はない。
著者は、国際的に活動するNGOや、紛争地域での当事者など、現場で働く人たちに長期にわたって取材を積み重ねて来ており、その成果がまとまるきっかけになったのがイラク人質事件であったにすぎない。
むしろ、このような情報が必要とされる時期に合わせてすぐに書くことができたことを評価すべきだろう(私はこの点を評価して5点とした)。
本書では平和のために活動するNGOという「プロフェッショナル」の働き様の概要を描き出している。そして、プロフェッショナルである彼らにどのような仕事を委託しつつ、我々一般市民という「アマチュア」が何をできるかも示している。
しばしば、細かい部分では取材に基づく推測的表現になっている点はあるが、長期間の取材と体験などに基づいているので謝った推測ではないと考えられる(むしろ、推測的表現を使っているのは正直な態度と言える)。
海外の人々のために活動するNGO、政府、国際機関などの全体像をとらえる入門書としてとらえて良いのではないだろうか。
そして、単なる説明に止まらず、日本がどのように国際貢献を行って行くべきかまでも示している。
その一つとして、今後の紛争解決に重要となってくる方策の一つ「DDR(武装解除・動員解除・社会復帰)」を挙げているが、このプロセスの解説も価値のあるものであろう。
著者は、国際的に活動するNGOや、紛争地域での当事者など、現場で働く人たちに長期にわたって取材を積み重ねて来ており、その成果がまとまるきっかけになったのがイラク人質事件であったにすぎない。
むしろ、このような情報が必要とされる時期に合わせてすぐに書くことができたことを評価すべきだろう(私はこの点を評価して5点とした)。
本書では平和のために活動するNGOという「プロフェッショナル」の働き様の概要を描き出している。そして、プロフェッショナルである彼らにどのような仕事を委託しつつ、我々一般市民という「アマチュア」が何をできるかも示している。
しばしば、細かい部分では取材に基づく推測的表現になっている点はあるが、長期間の取材と体験などに基づいているので謝った推測ではないと考えられる(むしろ、推測的表現を使っているのは正直な態度と言える)。
海外の人々のために活動するNGO、政府、国際機関などの全体像をとらえる入門書としてとらえて良いのではないだろうか。
そして、単なる説明に止まらず、日本がどのように国際貢献を行って行くべきかまでも示している。
その一つとして、今後の紛争解決に重要となってくる方策の一つ「DDR(武装解除・動員解除・社会復帰)」を挙げているが、このプロセスの解説も価値のあるものであろう。