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静かに「政治」の話を続けよう 単行本 – 2011/10/24
購入オプションとあわせ買い
最近オレ的には政治系話題ガチでいってるんで!
政権交代、リーダー不在、基地や領土をめぐる外交問題、いっこうに灯りが見えない経済……。さらには東日本大震災、原発事故とますます迷走を続ける日本の政治と行政。
しかし、テレビやネットの前で、「政治家はアホばっかりだし、官僚は天下りしか考えてないし、もう日本もダメっしょ?」なんて毒づいてみても、何も変わりはしない。今こそ、たくさんの言葉で政治を考えるときだ。
政治をめぐる誤解や曖昧な言葉に鉄槌を下し、これからを生きる私たちに岡田センセイが大きなヒントを与えてくれる。
新たな希望を見いだすために、今もっとも必要な〈政治学入門〉。
- 本の長さ227ページ
- 言語日本語
- 出版社亜紀書房
- 発売日2011/10/24
- 寸法12.9 x 1.6 x 18.7 cm
- ISBN-104750511242
- ISBN-13978-4750511245
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 亜紀書房; 第46版 (2011/10/24)
- 発売日 : 2011/10/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 227ページ
- ISBN-10 : 4750511242
- ISBN-13 : 978-4750511245
- 寸法 : 12.9 x 1.6 x 18.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 398,100位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,440位その他の歴史関連書籍
- - 6,363位政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の略歴
戦後17年、賢明にもジャックとニキータが核発射ボタンを押すことを思いとどまった年に、何も知らずに東京郊外のマンモス団地に生まれる。当時は庶民の垂涎の的だった近代的な2DKから一歩外へ出ると牧場に牛がいるというハイブリッドな原風景を擦り込まれる。大阪万博に行けなかった心の傷も癒えた小学3年生の冬、突然授業が中止となり、朝から下校時までひたすら「浅間山荘生中継」を教室の白黒テレビで観させられる。先生曰く「何のことかわからなくてもいいから観なさい」。「春闘の終焉」と言われた頃、リヴァプール出身の育ちの悪い四人組の歌に「やられて」しまい、その後転居先の湘南地方の公立高校入学に失敗する。700年前は日本の首都だった保守的な街のお寺の隣にある高校に入り、偶然『いとしのエリー』の作者の後輩となる。青春はひたすら暗く、かつそれをすべて人のせいにしていた。「優しい」若者が、"Boat House"(舟小屋)と胸にプリントされた一着36000円のスウェット・シャツを原宿で買い漁るという愚行が繰り返された、空しいあの80年代が始まった年に、池袋にある蔦の絡まる大学に入学する。優秀なスタッフに乗せられて政治学を学ぶが、自分はただの「美味しい所盗り」であることに気づき、ゴルバチョフが登場しプラザ合意のあった年に、高田馬場にある、学生数の多いことで有名な大学の大学院に入院し、長期治療を受け症状を悪化させる。実家にくだらない健康器具が増えだした80年代末から90年代初頭、全国有価証券大博打大会に興ずるお金などあるはずもなく、留学生寮の寮長をしながら、ひたすら横文字を縦に直し、洋書屋に借金をし、当時政治犯のいた国で開かれる五輪に異議を唱えながら安酒で憂さを晴らす。旧電電公社の株価が原価を割り込んだ頃、お情けで母校の助手にしてもらい中学7年生のオシメの取り換え助手を週に5コマもやらされ、へとへとになる。任期満了退職後、文部省の外郭団体の特別研究員となる。ただの学徒にもどった世紀末数年は、近所の子供に「どうしてあのひとは昼間家にいるのか」と訝(いぶか)られつつ、あちらこちらの大学で講義をしながら浮草(いき)る。浦和レッズがJ2に降格した年、ある学生に「先生は理屈っぽすぎる」と叱られ、とてつもないことがこの世の中に起こっていることを知る。20世紀最後の年に僥倖に遭遇し、専修大学法学部で仕事をすることを許される。現在、市井の人々・学生・同僚の皆さんとともに、とてつもないことが淡々と毎日起こっている21世紀をなんとか生きのびようと考えている。
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
いや〜、大変勉強になるとともに、非常に親しみやすい語り口の面白い本でした。
「リベラル」「政治と金の問題」「バラマキ政策」「リーダーシップ」「サヨク」などといったもはや常套句化した言葉を、マスメディア(と、それを鵜呑みにする我々一般庶民)がその中身を精査せずにいい加減かつ誤って用いているがために起こっている果てしない悲しいすれ違いの数々・・・。著者はそれらを「切ない問題」「そもそも分かっていない問題」「誤解されている問題」の三段階に分けて、実に分かりやすく解き明かしてくれています。
読了後、私自身の「言葉の切り分け精度」は、少なくとも三段階程度上がったような気がしています。
そして何より、注釈がこれほど面白い本を、アタクシは他に読んだことがありません。もちろん注釈部分には味気ない「参考文献名」が書かれている部分もありますが、それはほんの一部。大半が、本文では省かれている著者の本音が、しばしば江戸っ子らしいべらんめえ調で記されているのです。
皆さん、買いでございますよ。
”丁寧に物事を考えて、ちゃんと議論をしよう”と。ただ、その際に気をつけなくてはならないのは
きちんと共通の言葉を理解・認識して議論しなくては意味がないよね?ということです。
読みやすくしようとする著者の気持ちが随所にフランクな言葉で表れているのですが、
中身はなかなか骨太な内容です。
私も政治には疎く、ニュースを聞き流す程度ですがちゃんと意識しないとダメだよなって
思い改めた作品でした。だって、年金は欲しいし、原発問題もちゃんと対応してほしいもん!!
そして笑ったり、うーんとうならされたりしながら、はっと何かに気づかされる。
言葉には、ただ垂れ流されるだけでその後に何も残らない言葉と、
語ることによってそこから何かが生まれる可能性を切り開く言葉とがある。
後者のよいお手本が、岡田氏の文章だ。
この本には、そんな言葉が静かに溢れ、ほとばしっている。
普天間基地や民主党元代表の政治責任、憲法改正といった、
政治家やマスコミにさんざん聞かされてもう飽き飽きした、と思っていた問題でも、
岡田氏が語れば新しい光が当たり、新鮮な切り口が見えてくる。
「民主主義」、「公(おおやけ)」、「リーダーシップ」といった、
その意味をあまり深く考えもせず使っていた言葉が、
これまでとは違った意味をもって息づき始める。
私たちもこんなふうに言葉を吟味して使えば、
その言葉と言葉が互いに有機的に作用し合って、
そこから何かが生まれ、少しずつ変わっていくかもしれない。
何も生み出さないただの愚痴・悪態や、
メディアや周囲のムードに流されているだけの発言はもうやめにして、
私たちもこんなふうに自分の頭を使って考え、真摯に政治を語ろう。
それが私たちの未来をよい方に変えていくための
静かなエネルギーになっていくかも知れない。
震災後の日本がどうなっていくかは、
「そのうち誰かがどうにかしてくれる」という幻想を捨てて、
私たち自身が「政治」をどうするかにかかっているのだから。
それは「政治って、何か難しくてよくわからないよね」「新聞は読むけど、これってどういうこと?」いう疑問を、それが私たちの生活とどのように関わっているのかという視点から分かりやすい言葉で語ってくれるからです(大変助けて頂いてますね・・・)。
岡田さんのこの本も一見池上さん的な「わかりやすく語ってくれる」本のように見えます。事実この本の帯は「最近オレ的には政治系話題ガチでいってるんで」です(このあたりも岡田さんらしさが出ていますよね)。
しかし、この本をよく読んでみると単に「すげぇわかりやすい」だけの代物ではありませんでした。
では、両者にどんな違いがあるのでしょうか。
池上氏は某国営放送出身のジャーナリストです。ジャーナリストとはその時そのときに起こる現象を伝え、民衆の注意を喚起する役割を任された役割を担う人々のことです。それがきちんと機能しているかは別として、現象のありのままを人口に膾炙させていく役割を担った人々であります。
他方、岡田さんは政治学の先生です。政治学者にニュースを発信していく役割はありません。政治学者の役割とは、それをどのように見るのかという見方を提示することにあると思います。確かにジャーナリストの中にも解説という形でニュースの見方を提示するという方々はおられます(池上さんも解説員のお仕事を確かされていましたね)。しかし、先人の叡智を体系的に参照し、確固とした視点から対象を検証した上で「世の中に絶対はないけれども、この現象を〇〇な考え方と結びつけながら論理的に考えると、こう見ることが出来るよ」と提示出来るのはやはり学者の先生方だけではないでしょうか。ジャーナリストの皆さんが時間的に出来ないことを膨大な知識体系の中で評価してくださるのが学者さんのお仕事なのだと思います。
本書でも政治学者岡田先生がその政治学の知識を駆使しながら、ジャーナリスティックではない視点で政治を解説してくださっています。たとえば「サヨク」に関する事例。ネタバレになってしまいますので多くは語りませんが、政治思想の伝統に踏み入りながらも私たちに現代における「サヨク」の位置付けを示してくださっています。
こうしたこれまでと一味違った政治解説は私たちに(政治学の世界では常識かもしれないけれど)違った見方を提供してくれるでしょう。東日本大震災後を生きる日本人としてどのように政治と向き合うのか。岡田さんはこの本を通じて私たちに一人ひとりに問いかけ、一緒に考える道筋を提供してくださっています。
と思っている人は是非手にとって欲しい本です。
本書は「世の中に溢れる様々な言葉をもっと丁寧に使ってみよう」
という今のマスメディアに最も欠けている要素を出発点としています。
構成は政治に関する 'T切ない問題 'Uそもそもわかってない問題 'V誤解されている問題 と3部から成り
どうにもこうにも乱暴に理解(誤解)がされがちな、政治のビックワードについて丁寧に述べられています。
原発問題、靖国問題、国家、日本人、憲法、リベラル、これを読めば意味と問題点が一発で全部わかる!
という教科書的な内容ではありません。本書はそれらを評価するための視点と、今起こっている問題を丁寧に考える足場を提供してくれます。言葉は物事を考え評価する視点です。ピントがぼやけたままでは何も正しいことは映らないのです。
政治に関する言葉をニュースの司会レベルで使わないためにも一読してほしいです。
言葉が足りないと間違った認識だけが広がってしまいます。口を閉ざせば政治はみんなのモノではなくなってしまいます。
本書を読んでいて強く感じるのは、著者のやるかたなさだ。
日本の政治をめぐる現状への著者の怒りに共感して、しばしばこちらも熱くなる。
(ときには、ちょっとひくこともある)。
このように著者の生の声が聞こえる本は貴重だ。
ぜひ、一読をすすめたいところだが、後に出版された『ええ、政治ですが、それが何か?』のほうがおすすめではある。
日本の政治状況を語るための数々のキーワードは、様々な誤解がなされ、いい加減に使われていることがあります。
「バラマキ」「サヨク」「リベラル」……言葉の意味と範囲をきちんと理解して糾弾していますか?
著者はこの本で上記のような曖昧に使われている言葉の意味や範囲、そしてその言葉が意味するもののどのような点が問題であるのかを説明しています。
「政治系話題をガチで語る」上で「明確な言葉の使用」は最低限の前提であるにも関わらず、昨今の政治の語り口は、その前提の存在すらも危ぶまれています。
この本にはその現状を憂いながらも、大学という言論の場で闘う著者の「前提を明らかにして、これからきちんと議論していきましょうよ」というメッセージが込められています。
しかし日頃自分がどういった言葉を使って政治批判をしているのか冷静になって考えてみるとなんとも陳腐な言葉に終始していることに気づきます。
「説明責任が〜・・・」「政治と金の問題が〜・・・」「天下りが〜・・・」「バラマキが〜・・・」
私たちはその言葉の意味するものをしっかりと理解できているでしょうか。
この本はそんな稚拙な「政治」の話し方から卒業するために、頭が痛くなるような障害を取り除くヒントを与えてくれます。
「最近政治に関心持たざるを得なくなったけど・・・なんかよくわかんない」という方はぜひご一読を。