宮台真司さんと東浩紀さんの推薦コメントがあったので読みました。
文章も分かりやすく1日で読みました。なかなかおもしろいです。
エッチなもの(猥褻)規制は、欧米では、高貴が誇りの中世貴族が貧民(浮浪者)を「だらしねぇなぁ」と見下したのにはじまり、カトリック教会からの信徒への抑圧などを経て、
プロテスタントの米国では、宗教的保守の言説として利用され、またキリスト教フェミニストによる男性中心主義への批判に戦術的に利用され、キリスト教的言説が失効した戦後は、保守やフェミニズムの主張の最後の砦として『エッチなのは青少年に害悪があると思います!』という名目で、それらのイデオロギーに利用されているということがよく分かりました。
「子供が可哀想!」という発言をする人々の所属する政治的・宗教的イデオロギーや、セットになって出される言説に要注意ということですね。
つまり、この1冊を読み終えると、特定の宗教や文化、政治目的から現れる戦略としての言説に普遍性のないことが理解できます。
あと、もともとはコミケで配布されていた小論の再編集というだけあって、ネタ的な個所も時々あり、読んでいて思わず何度か笑いました。
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性表現規制の文化史 単行本(ソフトカバー) – 2017/7/20
白田 秀彰
(著)
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「えっちなのはいけません! 」という社会規範は、いかにして生まれたのか?
気鋭の法学者が、性表現規制の東西の歴史を読みとき、その背後にある政治的力学を鮮やかに描きだす、必読文献!
東浩紀さん、宮台真司さん、推薦!
性表現規制の歴史は、
「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった!
表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書。
(東浩紀)
法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。
習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。
法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。
本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。
(宮台真司)
装画=山本直樹
第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか
第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論
第三章(近代史編) 市民社会と道徳
第四章(法制史編) 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか
第五章(法制史編その2) 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか
第六章(日本編) 日本における性表現規制の歴史
【書評・メディア情報】
芸術新潮(9月号)/書評(諏訪敦氏・画家)
日本経済新聞夕刊(9月28日)/書評(速水健朗氏・評論家)
南日本新聞(10月15日)/書評(兼城糸絵氏・鹿児島大学法文学部准教授)
WEB論座(11月20日)/書評(奥武則氏・ジャーナリズム史研究者)
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性表現規制の歴史は、
「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった!
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(東浩紀)
法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。
習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。
法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。
本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。
(宮台真司)
装画=山本直樹
第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか
第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論
第三章(近代史編) 市民社会と道徳
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芸術新潮(9月号)/書評(諏訪敦氏・画家)
日本経済新聞夕刊(9月28日)/書評(速水健朗氏・評論家)
南日本新聞(10月15日)/書評(兼城糸絵氏・鹿児島大学法文学部准教授)
WEB論座(11月20日)/書評(奥武則氏・ジャーナリズム史研究者)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社亜紀書房
- 発売日2017/7/20
- 寸法13.3 x 2 x 18.9 cm
- ISBN-104750515183
- ISBN-13978-4750515182
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著者について
1968年宮崎県生まれ。法政大学社会学部助教授。一橋大学法学部卒業。同大学大学院博士後期課程単位修得退学。専門は情報法、知的財産権法。著書に『コピーライトの史的展開』(信山社出版)、『インターネットの法と慣習』(ソフトバンク新書)など。
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2017年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年1月3日に日本でレビュー済み
たとえばだが、男女が公衆の面前で性行為をするなら逮捕されることになるが、江戸時代ならどうだったのだか、まあ駄目だろうし縄文時代でも同じか、アダムが林檎を食べたころから人は「恥」の感覚はあっただろうが。つまり、性の禁止というのがどのあたりから人類にあるのか、気になるのだがそのへんは2章でさらっと触れているところ。共同体秩序の禁忌として性の禁止はあった、ただし、枠内では自由であったとか。キリスト教の登場で禁止だけでなく、「悪」=「いけない」とする視点が出たと。
その後は、英米の流れだが、オスカー・ワイルドが「自然は芸術を模倣する」なんて言ってるが、「表現」は社会道徳秩序への攻撃だとして規制の対象となってきたと。ワイルドの言葉は特に根拠はないものだが、キリスト教関係者にとってはそういう感覚は素朴に信じられていたのか、まあ今でもそうか。
いちおうは「猥雑とポルノに関する大統領諮問委員会報告書」では成人への有害性は実証できない、としたが、未成年については、実証研究自体が倫理的に問題で、保留にしたというところ。1970年での結論がこの本の核心だろうか。
というか、基礎編、歴史編、近代史編、法制史編1、2、日本編と6章立てだが歴史編と近代史編ってどういう章立てなんだか。個人的にはえらく読みづらい本だった。
その後は、英米の流れだが、オスカー・ワイルドが「自然は芸術を模倣する」なんて言ってるが、「表現」は社会道徳秩序への攻撃だとして規制の対象となってきたと。ワイルドの言葉は特に根拠はないものだが、キリスト教関係者にとってはそういう感覚は素朴に信じられていたのか、まあ今でもそうか。
いちおうは「猥雑とポルノに関する大統領諮問委員会報告書」では成人への有害性は実証できない、としたが、未成年については、実証研究自体が倫理的に問題で、保留にしたというところ。1970年での結論がこの本の核心だろうか。
というか、基礎編、歴史編、近代史編、法制史編1、2、日本編と6章立てだが歴史編と近代史編ってどういう章立てなんだか。個人的にはえらく読みづらい本だった。
2017年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本来は自然なものであるはずの「性」を表現することがなぜこれほどまでにタブー視されるのか、一部の性表現が刑罰をもって禁止されているのはなぜなのか、について、西洋史やアメリカ法制史の観点を中心に考察した一冊。
ところどころにネットスラングが出てきたりして、平易で読みやすいが、考察対象が幅広く、これまで意識したことのなかった視点がたくさんある。個人的には、①性規範とは、階級同士の主導権争いの手段であるという視点、②性がタブー視されているのは、女性の地位向上運動の一環として、男性の性的なだらしなさを批判する戦術が採用されたことにも影響されているという視点が、とても勉強になった。
ちなみに、本書のカバーには電車の中で読むのがはばかられる「えっち」な絵が描かれているのだが、カバーを外すと絵はないので、ご安心ください(笑)。
ところどころにネットスラングが出てきたりして、平易で読みやすいが、考察対象が幅広く、これまで意識したことのなかった視点がたくさんある。個人的には、①性規範とは、階級同士の主導権争いの手段であるという視点、②性がタブー視されているのは、女性の地位向上運動の一環として、男性の性的なだらしなさを批判する戦術が採用されたことにも影響されているという視点が、とても勉強になった。
ちなみに、本書のカバーには電車の中で読むのがはばかられる「えっち」な絵が描かれているのだが、カバーを外すと絵はないので、ご安心ください(笑)。
2018年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
性表現に対する規制の歴史と筆者の考察が書かれています。
学術的な本です。
学術的な本です。